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遅れて現場にやってきた彼女は、壁を背に静かに俺を見ていた。

いつもと変わらない撮影風景…

涼しい顔をした彼女の纏っている服に今日の日を知った。

( なるほどね…また俺で遊ぶ気だな…社長)

突然の呼び出しは…ソレを着せるため、
進展のない俺たちにまったく…あの手この手とご苦労な事だ。

黒い帽子にはハロウィンを象徴するジャックオランタン…

魅惑的な魔女に扮した彼女…

…だけど、たまには乗っかってみるのも悪くない。

「その格好はどうしたんだ…?」

「だって、今日はハロウィンでしょ?」

「…そういえば、そうだったな」

ローテンションで語る彼女に合わせて、素っ気なく返事を返す。

この後、彼女はどんな行動に出る…?

お菓子…なんてもちろん、持ち合わせてなんかいない。

どんな悪戯をしてくれるのか…愉しみだな…なんて考えていた。

だけど、一向に行動を起こそうとする気配のない彼女に思わず、俺の方が動いてしまった。

「…云わないのか?」

「あぁ、Trick or Treat って?
…云わないわ?アタシはもう、お菓子をもらって喜ぶ子どもじゃないもの」


そういって、帰り支度を始める彼女。
どうやらセツは、イベント毎には冷めているらしい…。

社長が見たらガッカリしそうだな…。

でも、それじゃ、俺もつまらない…だったら、彼女をその気にさせてみようか?

「…じゃあ、何が欲しいんだ?」

お菓子なんていらない…そう、彼女(セツ)だったら       …欲しいものは一つ。

「そんなの…訊かなくてもわかってるくせに…」

そう云って腕を回し…俺の耳元で甘く囁く。

「アタシが欲しいのは兄さんだけ…よ?」

予想通りの答え…の後に続いた予想外の感触…

俺は思わず固まってしまった。

チュッ…というリップ音が耳にいつまでも残って…///

自分で仕掛けたはずの罠に落ちた…。

役が憑いただけで…こんなにも妖しく俺を誘う彼女に、苛立ちさえ覚える近頃…。

その瞳でどれだけ俺を煽ってるのか…わかろうともしないくせに…

子どもじゃないと云った口で…俺を煽った仕返しを
理不尽なソレが、例え社長の思惑通りだとしても…もう止められない。

「…子どもじゃない…か、
俺が欲しいというなら、覚悟はできてるんだろうな?」


「…もっ…もちろんよっっ…」

狼狽える君も可愛い…だけど、悪戯なキスの代償は…そのカラダに      ね?


~FIN~

素敵イラストは トイさん(迷いの森) に頂きました
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