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☆Novel contents☆ 

(SIDE 光)

「京子ちゃん…今ちょっと時間あるかな?」
久しぶりにラブミーつなぎを着てた彼女は、仕事の依頼だと思ったのか…いいですよっと、にこっと微笑んだ。

「京子ちゃんは、この後何か予定あるの?」

「いえ、今日は…もうこれで帰る予定でしたが、お仕事があるなら手伝いますよ?」

そう云う彼女に…

「とりあえず、着替えたら、屋上に来てもらっていいかな?」

「?…着替えて屋上ですね?わかりました。じゃあ、10分後に」

そういうと俺は1人、屋上に向かって歩き出した。

ドキンっドキンっと早くなる胸の鼓動…

( まるで中学生みたいだな…)

過去に付き合ってきた彼女たちとは…
合コンで知り合ったり、なんとなくその場のノリでどちらともなく…ってことが多かったから、改めて考えてみるとこんな風に告白するのは、初めてだった。

そう意識した途端、急に緊張してきた。

手に汗をかきながら、ドアを開けると、春風が少し涼しく感じるようになった夕方の屋上は、西日でオレンジ色に染まっていた。

バタンッ 

ドアが開いて、少し息を切らせた彼女が走ってきた。

「すみませんっ…遅くなっちゃって」

可愛らしい春色のワンピースを着た彼女が俺に近づいてくる…。

「ところで、屋上でどんな仕事をするんですか?」

そう尋ねてきた彼女に俺は、深呼吸をしてから答えた。

「…仕事じゃないんだ」

「?」

首を傾げた彼女に、大きくなっていく心臓の音。

言わなきゃ…云うんだ、頑張れ、俺!

「ごめん、俺が個人的に…」

そういうと彼女は、

「光さんの頼み…ですか?
いつもお世話になってますから、私にできることなら何でも言ってください」

にこっと微笑んでくれた京子ちゃんに、俺は意を決して切り出した。

「…京子ちゃんにしかできないことなんだけど…」

「私にしか?」

京子ちゃんの両腕を掴んで、告げた。

「俺と付き合って欲しいんだ」

「えっ?!」

突然の告白に驚いてる彼女に気持ちを伝える。

「俺…京子ちゃんが好きだ」

「…ええっ??」

「きまぐれで共演してからずっと気になってた。
ドラマの方が忙しくなってきて、坊を卒業しちゃうんじゃないかって…
そうしたら、こうして会うこともなくなるんじゃないかって不安で
京子ちゃんが活躍する姿を応援したいのに…
遠くに行っちゃう気がして…」

「あのっ…ちょっと待って下さい。
…付き合うって…その、どこかに一緒に出かけるとか…
買い物に行くとかじゃなくて…
いわゆる男女のお付き合い…のことですよね?」

「…もちろんそのつもりだけど?」

そういうと、真っ赤な顔をした彼女が戸惑いながら云った。

「あ…あの、実は…ワタシ、コウイウコトにナレテナクテ…ソノ…」

急に片言になってしまった彼女に思わず、笑みが零れた。
彼女の可愛らしい反応に緊張が解けていく。

「俺だって…初めてだよ?
まるで中学生みたいにドキドキして…こうやって好きな子に告白するなんてさ。
堅く考えなくてもいいんだ。
友達からでもいいから…俺のこと考えてくれないかな?
大事にするから…俺、京子ちゃんの彼氏になりたいんだ。
返事は今じゃなくていいから…
今日はそれだけ伝えたかったんだ」

そういうと、彼女を離して笑顔で云った。

「明日はまた気まぐれの収録で一緒だね。
あ、そうだ!…今日のこと、二人には内緒だよ?
何言われるかわかんないから…///それじゃ、また明日っ」

そういって、俺はその場を後にした。

初々しい京子ちゃんの反応に想いを告げられただけで満足してしまった俺は、
ドアを開けると小さくガッツポーズをして、鼻歌交じりに階段を下りていった。

だから、気づかなかったんだ…

ドアの影に彼が潜んでいたことに       

→ 3話へ
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