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SkipBeat -帝王学のススメー (サブブログ掲載作品) 

スキビBoysとキョコちゃんの禁断☆R18シリーズ…
蓮×キョ以外は受け付けないの~っっという方は、リターンして下さい。

※ タイトル脇の( カップリング表示 )を参考に、自己責任でお楽しみ下さい。

Missing you ~あの日の君に伝えたい~ (尚×キョ)
ACT.1  なくしたものは…

(SIDE 尚)

この先も 俺はお前を 俺から解放なんかしてやらねーよ

昨日よりもっと ずっとお前は 俺の事だけ考えろ    

俺のことを考えろ     !!

歪んだ独占欲…だと云われても、俺は今以上に憎まれてもいいと思ったんだ。

昔以上にあいつが、俺に拘る事になるのなら    そう思っていたはずなのに。

     こんな…こんなはずじゃなかった。

今、俺の目の前にいる…キョーコは…俺に囚われてなんかいなかった。

俺がわざわざ会いに来たっていうのに…
いつものように怒りを露わにするわけでもない…。

フッと見上げて一瞬だけ視線を合わせて…
何事もなかったかのように俺の横を通り過ぎて行こうとした。

「キョーコッ!」

振り返って思わず叫んでいた。
その声に驚いたのはキョーコの周りを取り囲むようにしていた共演者たち。

制服を着たその女優たちは俺を見て…小さな声でキョーコに話しかけた。

カオリ: 「ねぇ…呼んでるみたいだけど…」

ツグミ: 「うそ~~っっ!!不破尚と知り合いなの~っ?」

ユミカ: 「…キョーコさん…?」

ここに来る前に見た廊下に貼られた“BOX”Rのポスター…

そこに写っていたのも俺の知ってるキョーコじゃなかった。

「…何か用かしら?」

静かに振り返ってそういった…その口調から感じたのは…
無関心     俺の存在なんて気にする素振りも感じられないその声に
俺の中で何かが…崩れていく気がした。

「っ…」

用があるからここにいるんだろうがっ…
そう云い返すはずだった言葉はキョ-コの纏う空気の変化にかき消された。

俺の反応を見て、妖しげに微笑んだあいつが…まるで男を誘うように視線を絡めてきた。

「…アタシと遊びたいの?」

艶かしい口元…漂う色香…

ここにいるのは本当にキョーコなのか?

そんな言葉を聞かされると思ってなかった俺は、言葉に詰まってしまった。

         そんな表情(かお)どこで覚えた?

昨日見た…あの姿も、今、目の前にいるこの女も、キョーコの持っている一面だなんて…

俺の知らない間に、女の顔をするようになったキョーコの姿を認めたくなかったんだ。

艶めかしく見上げるその瞳に、俺じゃない男を映すなんて     

俺に復讐するんだろう?
恋なんて、もうしないんじゃなかったのか?
俺だけをみて…俺の事だけ考えてるはずだったのに     


昨日、久しぶりに早く帰宅した俺は、何気なく付けたテレビで見たくもない男を目にする。

二人が共演したあのドラマは、その視聴率で金字塔を打ち建てていた。

その様子を伝えていたソレはちょうどあの男、敦賀蓮のインタビューのシーンだった。

そしてその傍らには髪の長い綺麗な女優…

主人公の彼女とは違うその女優が、キョーコだとはすぐには気づけなかった。

気づかなかった俺は…

並んで映るその二人の姿を見て…あの男の隣にはこういう女が似合うんだよって…
インタビュアーがキョーコの名を呼ぶまで気づかなかったんだ。

アイツの隣にいても遜色ないくらい…キョーコが綺麗になってたことに     。

俺は知っていたはずなのに…天使の姿をしたあいつを見たときに…
こうなる未来も想像できたはずなのに…

だけど、どんなに姿が変わっても、あいつは変わらないんだって…
俺があいつの事を一番わかってる…あいつにとっての一番も変わらないんだって思ってた。

あの男が少しずつその距離を縮めてきていたのも気づいてたけど

どんな感情であれ、こいつの中で俺の存在が一番でかい事実は変わらないって…揺らぐことはないんだって多寡を括ってた。

でも、キョーコが綺麗になったのはメイクや衣装のせいだけじゃない…。

バレンタインの日、アイツの話をした時にみた表情の変化…ソレに気づかないふりをした。

テレビの中の二人をみて、その空気が今までの二人のソレとは違う気がして…
どうしようもない焦燥感に襲われた俺は安心したくて来たんだ。

インタビューの後もあの男はキョーコの傍らを離れようとしなかった。
ヒロインのエスコートをするべきなのに、なぜキョーコのそばにいるんだ?

そもそもアイツは主役なのに…

なんで二人でインタビューを受けていたんだ?

考えても答えなんかでないから…

俺の頭を支配する悪い予感を払拭したくて、キョーコに確認しにきたんじゃないか!

なのに、無関心を装うキョーコの演技にその不安は大きくなった。

問いかけに応えようとしない俺に、つまらなそうな顔をしたキョーコが
その場を去ろうと後姿を見せた。

「おまえ…アイツと何かあっただろう?」

「アイツ…?」

そういって振り返ったキョーコの目を…見据えて云った。

「そうだ…お前の尊敬する先輩様のことだっ…」

声を荒げて云ったセリフの途中で、キョーコの顔が一気に真っ赤になった。

「///」

「!!」

その表情に…ズキンっっと俺の胸に激しい痛みが走った。

そこには、恋をしてる素のキョーコがいたから    

アイツを想ってそんな顔をするキョーコなんて、見たくなかった。

あの顔は俺だけに向けられてきたものだったのに…
俺は本当にキョーコを失うかもしれないそんな恐怖が俺の中に生まれた。

…俺はまだ…まだ何もしてないのに…

まだこの気持ちを本当の気持ちを告げてもいないのに…。

あいつは譲れない…諦めることなんてできないんだっ。

想いを告げる決意をした俺が意を決して声をかけようとした時…そいつはやって来た。

「キョ…」

「最上さんっ…仕事は…終わった?迎えに来たんだ。」

その声に思わず振り返った。
俺の声を遮るように、明るい声で紳士面をしたアイツがまた…俺の邪魔をする。

あの日もそうだった        

俺にとって…キョーコが唯一無二の存在だと気づいて…
同時にこの男の想いにも気づいてしまったあの夏の出来事。

「つ…敦賀さんっっ…」

渦中の男の出現に更に顔を赤らめたキョーコが…
俺と近づいてくる男との間でその視線を泳がせて慌ててる。

俺の中には…激しい焦燥と嫉妬が湧き上がる。

その感情のままに、俺は敦賀蓮を睨んだ。
そんな俺を一瞥したアイツは…顔色も変えずにキョーコの肩に手を置くと向きを変え、歩き出すように促す。

その様子に、キョーコも共演者の女優たちも戸惑いを露にしている。

俺は存在を無視されたことにも苛立ちを覚えながら、キョーコに触れてるアイツの手を払って云った。

「勝手に連れて行かれちゃ困るんだよ!まだ話は終っちゃいねーんだから。」

そういうとアイツは冷静な口調で俺に言った。

「悪いね、次の仕事があるんだ。だから、彼女は連れて行くよ。」

「なっ…今日はもうこれで上がりのはずだろ?」

「…『京子』の仕事はね。でも、最上さんにはまだ大事な仕事が残ってるんだ。社長命令の…ね。」

そういうと、キョーコの取り巻きの一人が…驚いた顔をした。

「それって…例のミッション?…なんで敦賀さんが…?」

「あぁ…君が天宮さん?」

「はい。」

「ああああの!!私、急いで着替えてきますっっ。」

二人のやり取りに割ってはいるように叫ぶと、逃げ出すように共演者たちの手を引いて控え室に消えていってしまった。

チッ…と舌打ちをしてキョーコを追いかけようとした俺に、アイツが言った。

「無駄だよ。」

小さく…低い声で呟かれたその声に足を止めた。

「…無駄?」

カチンときた俺は、睨みを利かせたままに聞き返した。すると、不敵な笑みを浮かべたアイツが言った。

「彼女はもう…君のものじゃない。」

もう…俺のものじゃない…?

「…どういう意味だ?」

自分のものだと…あいつを手に入れたってそう誇示したいのか?!

「…そのままの意味だよ?彼女の特別はもう…君じゃないってことだ。」

勝ち誇った顔で口角を上げて云ったその表情は俺への意趣返しだと思った。

そしてソレは同時に…キョーコとアイツの間に…

俺が奪ったキョーコのファーストキスをも凌駕する出来事があったことを髣髴とさせた。

だから、あんなにアイツの存在に動揺してたのか?

胸がギリギリと悲鳴を上げる…っ

もしソレが本当で…アイツの存在が俺よりも大きくなっていたとしたら…

キョーコは俺を追いかけることを…復讐をやめてしまうんじゃないか?

そうなったら、俺はもう…あいつを取り戻せない。

どうしようもない後悔が次から次へと生まれてくる。

どうしたらいい…どうすればよかったんだ?

後悔の波に呑まれて溺れそうだ。

あの時、想いを告げていたらこんなことにはならなかった   

あの日…あの夏の日に戻れたら、俺はこんな後悔なんかに想いを巡らす事もなかった?

あの夏の日に      想いを告げていたのならば。

→ 2話へと続く
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