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総合もくじ ☆ a guardian angel


アメンバー様THANKS企画 1500人達成記念 第5弾


社×キョなお話…本誌ネタバレ含む ダメな方はリターンで宜しくです。 ごあいさつ




ハート LIAR  - ACT.11 -   ~嘘つきたちの恋~  

 

社×キョ ハート な エンディングをみたい貴方に捧げます。

(SIDE 社)

インターフォンが鳴った…けど、俺は聞こえない振りをしてそのまま口づけた。

それは深く舌を絡ませた大人のキス。
奪うような激しいものじゃなく、優しく包み込むような甘いキス。

できることなら俺が、震えるその体を優しく包み込んであげたい。

怖がらないで、…俺が守ってあげるから、
俺が      …だけど、終わりの時は近づいていた。

         もう、そこまで蓮が来てる。

キョーコちゃんの好きな、キョーコちゃんを愛してる男…が。

俺の出る幕なんかない。そう、俺はここにいちゃいけないんだ。

自覚したばかりの気持ちも、今ならまだ傷は浅い。俺は彼女から離れるとベッドから立ち上がった。

「社…さん?」

なんでって顔で俺を見上げるキョーコちゃんの耳にも、聞こえたはずのインターフォン。
2度目の音と同時に鳴り出したのは彼女の携帯。
だから、俺は笑顔で     … 手の掛かる二人を結びつけるピエロになってあげようと思った。

「ほら、幸せになりたいんなら出なきゃ…本当に後悔するよ?」

「でも…」

まさか…と信じられない顔をしたまま静かにドアフォンに近づくキョーコちゃん。
そして、モニター画面に映る蓮に気づいて、キョーコちゃんは息を呑んだ。

「なんで…敦賀さんが…だってさっき…」

戸惑いを隠せないキョーコちゃんの肩に触れて優しく促してあげる。

「人目につかないうちに…入れてあげてくれないかな?」

蓮のマネジャーとしての言葉だと理解した彼女が…小さな声で告げたのは予想外の言葉だった。

「すみませんが…帰って…くれませんか?今は会いたくない…んです。」

なっ…目の前に幸せがあるのに…どうして      

俺はキョーコちゃんの行動が信じられなかった。
驚きを隠せずにいると…俯いて泣きそうな顔で俺に言ったんだ。

「社さん…ごめんなさい、でも…私、気づいたんです…」

「気づいたって…何に?」

それは幸せを諦めてしまったというような寂しげな笑顔で、俺は胸が切なくなった。

「私には…あの人の相手はまだ無理なんだって…
今、あの人に愛されたら…私きっと同じ過ちを犯してしまう…
あの人しか見えなくなって…しまう気がするんです…」

「そんなことないよ!キョーコちゃんなら…」

やっぱり、前のことがトラウマになって…キョーコちゃんの幸せを邪魔してるんだ。
そう思うと堪らなかった。
蓮の想いも…俺の想いもキョーコちゃんには届かないんだって云われたみたいで。

「だって、こんな風に社さんに迷惑をかけてる…今の私じゃ…」

そう云って寂しそうに笑うから、思わず抱きしめてしまった。

「迷惑なんかじゃない…甘えたっていいんだよ?
キョーコちゃんは…なんでも一人で頑張って…
いつか壊れちゃうんじゃないかって心配なんだ
だから、俺でよかったら…いつでも頼ってよ!
本当はアイツだって…キョーコちゃんに頼りにされたがってる…
ずっとそばで見てきた俺が云うんだから、間違いないよ!」

どうか伝わって…!キョーコちゃんを幸せにしてあげたいんだ!

「それじゃ今日だけ…今日だけでいいから…甘えてもいい…ですか?」

俺の胸に顔を埋めるキョーコちゃんに、ドキドキしてしまう。
だけど       …     

「…蓮じゃなくて…後悔しないの?」

そう訊くと、キョーコちゃんは…にこって小さく笑って

「…社さんがいいんです…こんな私のこと、いつも気にかけてくれてて…」

蓮だってそうだよっ…て云っても苦しめるだけなんだな…って…
キョーコちゃんの決意が変わらないんなら…この子の望むようにしてあげよう。
何かが変わるきっかけになるように、俺のできる限りのことを…。

「こんな…なんて、キョーコちゃんはすごく魅力的で可愛い女の子だよ…」

「もぉ…社さんったら、こんな時にまで気を遣わなくていいですよ」

そんな切ない笑顔で笑われたら、我慢できないじゃないかっっ!

「本当の事だよ!俺ずっとドキドキして…俺、キョーコちゃんが好きだ!」

思わず言ってしまった…。

「え?」

一度堰を切ったら止まらなくなって…俺は

「キョーコちゃんは蓮のことを好きで、蓮だってキョーコちゃんの事想ってる…
だけど、キョーコちゃんが蓮を選べないって云うなら…
俺が代わりに…守っちゃダメかな…
アイツの代わりになれるなんて思ってない…でも、昨日みたいに困ってる時や、こうして誰かに寄りかかりたくなったときには…支えになりたいんだよ…」

そう云うと…キョーコちゃんはまた泣き出してしまった。

ふぇえん…って子供みたいに泣いて甘えるキョーコちゃんに…俺はほっとしながらその背中を撫でていた。

ひとしきり泣いた後、キョーコちゃんは泣いた顔を洗ってきたいからってシャワーを浴びにいった。
俺が帰ろうとしたら、帰らないでっって目で俺の腕を掴んだから…そのまま部屋で待つことになった。

ドキンドキンと落ち着かない鼓動…
あの壁の向こうでキョーコちゃんが…って思うと、なんでだかすごく緊張してきた。
さっきだって…危ういとこだったのに、蓮が来たから…

そうだよ、蓮は…蓮のことはどうしよう…
だけど、キョーコちゃんをこのまま放り出すことは出来ない。

けど、キョーコちゃんの事だから…俺と付き合うって選択肢も無さそうだよな…

だったら、俺の取るべき行動はひとつ…。

そんなことを考えていたら、バスタオル姿のキョーコちゃんが…俺の前に現れた。

恥かしそうに俺を見上げて、1歩ずつ近づいてくる。

「抱いて…下さい…」

潤んだ目は少し赤く腫れていて…だけどすごく綺麗だった。
好きな子にこんな格好で迫られて…この状況で断れる奴なんているんだろうか?

     甘えていいんだよ…って云ったのは俺なんだから。

「いいの?…途中で止めてあげられないよ?」

そう訊くと静かに頷いて俺に体を預けてきた。

白い肌は桃色に染まって…仄かに香る石鹸の香りが俺を誘った。
優しく口付けを交わすと静かに彼女を押し倒して…優しく愛撫を始める。

初めてのキョーコちゃんは…体を強張らせてすごく緊張してた。

ドキドキと早鐘を鳴らす胸は、小振りだけど形がよくて手に吸い付くようで…
口に含むと可愛い声で啼いた。
そんな自分の声を恥かしそうに我慢する姿も可愛くて…俺は優しく、彼女にまたキスをする。

「我慢しないで…?俺に全部みせて…キョーコちゃんの嫌がることはしないから…ね?」

俺の背中にぎゅぅっと掴まるキョーコちゃんの甘い声を聞きながら、時間をかけて
溶かしていくのは体だけじゃなく心…

キョーコちゃんが安心して甘えられるように…俺はそんな存在でいられればそれでいい。

隣りですやすやと眠るキョーコちゃんの額に優しくキスを落とすと…
俺は静かに部屋を後にした。

あれから1週間…俺は元気のない蓮を励ましながら、いつもの生活を送っていた。

あの日、俺はキョーコちゃんちには行かなかった…俺たちの間には何もなかったと…蓮に伝えた。

キョーコちゃんがそれを望んだから         

蓮はきっと諦めない…今はまだ凹んでるけど、そのうち本気で口説き始めるだろう。

そうなれば、キョーコちゃんだってきっと…だけど、その日が来るまでは…

俺とキョーコちゃんの秘め事は続くんだ。

秘密の恋…嘘も突き通せば本当になる。

            嘘つきたちの恋は、まだ終らない…。


~ FIN ~
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