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本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。

あくまで妄想です~…予想ではありませぬ。
欲望に忠実に生きるみーの妄想にお付き合い頂ければ幸いですw

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光のさす場所へ ~ 創生 ~ ACT.7

(それまでのお話)1話 2話 3話 4話 5話 6話

アタシが兄さんを連れていってア・ゲ・ル         
(SIDE キョーコ)

「で、今日は何の用よ…?」

そう訊いてはみたものの、ショータローはブツブツと何やら考え事に夢中で、人を拉致っておきながら何も話そうとしてこない。

そうよね、コイツはそういう男だったわ。
アタシの迷惑なんて顧みず常にマイペースで…こんな奴に付き合ってる暇はないわ。

走る車から見える景色…そこに見覚えのある建物を見つけた私は、運転手さんに言った。

「すいません、運転手さん…そこの先にある○×コンビニで降ろしてもらえます?」

アタシは、ナツを憑けてそのセリフを言った。

いつまでもアンタの言いなりのアタシじゃない…

       なっちゃんならきっと、私の期待に応えてくれる。

だけど、まさか、ショータローにあんな指摘をされるなんて思いもしなかった。

「…んだよ、それ…」

急に機嫌が悪くなったショータローは、

「お前、そのキスマーク…誰につけられた?」 

見たこともないような真剣な…それでいてすごく怒った顔で訊いてきた。

「…へっ?キスマーク…?」

何のことを言ってるんだが、さっぱりわからなかった。

「惚けんじゃねー…その首にしっかりとつけられたその痕のことだ!
虫に刺されたなんて言い訳は通用しねーぞ?
今はまだ蚊も飛んでねーんだからな!」


そう云って指差された所を鏡で確認すると、確かに…赤く鬱血した痕が残っていた。

これがキスマーク…って、え?え、えぇ~~~~っっ???

思い当たる事といえば、気持ちよさから意識を手放したあの日のことだけ…

ってことはコレは敦賀さんがっっ?? 

って、違うじゃない!!…そうだわ、兄さんの仕業よ!
いつの間にアタシ…こんなお仕置きをされていたの??

全然気づかなかったなんて… いやぁ~っ/// 
は、恥かしすぎる~~~っっ
でもでも、みんなにはばれてなかったってことよね?
何も言われなかったし…、
そ、そうよね、普通にしてれば見えないものっっ…
きっと制服で隠れてたんだわ、そういうことにしておこう。

なんて心の中で呟きながら、鏡で確認していたら…

「…ざけんな…お前、この間…約束したばっかだろうが…っ」

ショータローがすごく怖い顔をしてアタシに詰め寄ってきた。

その瞬間、アタシの中のスイッチが切り替わった。

「あぁ…約束…?そういえばしたかしら…ね?」

クスッと鼻で笑うように、ナツはショータローに言った。

「なっ…」

その反応に驚きを隠せないショータロー…
ナツはそんなショータローの反応を愉しむ様にうっそりと呟く。

「でも、別に…アタシが誰と何をしようが、あんたには関係のない話よね?
約束どおり一流の役者にさえなれば…」


アタシの言葉一つに顔色を変える…そんなショータローを見るのは小気味よかった。

私はもう、あんたの知ってる頃の私とは違うのよ?
      わかったでしょう?
だから、これ以上…邪魔しないでくれる?

あんたの存在が、あの人を不機嫌にさせるのよ…
なんで…なんて理由は関係ないの。
    それが紛れもない事実だということをアタシは知ってるから。

ナツから、気持ちはセツへと…ホテルが近づくにつれ、心のスイッチが切り替わっていく。

そんなアタシを一気に素に戻す事件が起きた。

♪~♪♪ ♪~♪♪♪~♪♪♪~♪♪ ♪~♪♪

( なっ…こ、この音はっっ!!!!)

最近公開された、私を芝居へと誘うきっかけとなった映画…
これは瑠璃子ちゃんが歌うその主題歌。

携帯が新しくなったことでつい、着うたなんてものを設定して
女子高生スキルをあげようなんて試みた…ばっかりに、
画面を見なくても誰からの電話なのか、すぐにわかってしまうっっ。

この着うたを設定したのは         …っ

思わず、素に戻って動揺してしまった私をアイツが見逃すはずがなかった。

やばい…今、携帯を見られたら…っ 
携帯を変えたことがっっ…
コイツと一緒にいることが…っっ…バレちゃう~~~っっ

社長さんから渡された電話は、新しい番号のものだった。

それを見ただけで、兄さんが…敦賀さんがそう指示したんだってわかった。

なのに、またこの番号がコイツにばれたら~~~っっ

「…出ろよ」

「いいって云ってるでしょ…って、ちょっ、あっっ」

見られてしまった…。

「…社さん…って誰だ?」

よかった…敦賀さんじゃなくて…
そういえば、2人は一緒にいることが多いからって同じ曲にしたのを忘れてた。

私は首を傾げてるショータローから急いで携帯を奪い去ると…

「誰だっていいでしょうっ!事務所の人よ!」

敦賀さんのマネジャーだなんて言ったら、何を言われることか…
これ以上難癖をつけられたくない私は、わざとそう言った。

だけど、これ以上コイツと一緒にいるのは危険ね…
そう思った私は、赤信号で停まった隙に車から降りようと試みた。
だけど、それはドアを開けた瞬間に阻止された。

「こんなところで降りるんじゃねーっっ」

私の腕を掴んだまま、急いでドアを閉め…鍵をかけ直したショータローの小言が続く。

「こんな繁華街のど真ん中で降りようとする奴がいるか!」

そして…ここから、いつものショータローとの軽口の応酬が始まる…

「大丈夫よ!私はあんたと違ってまだ顔が売れてないから…
BOX‘R’もまだ放送前だし、絶対にばれないわっっ」


「…そういう問題じゃねーっっ、お前も、もっと自覚しろよな!
こんな時間に女一人で…危ねーとわかってて降ろせるわけねーだろっっ」


…はずだったのに、なんだか様子がおかしい…。

「…な、何よ…アタシを心配してくれたってわけ?」

ショータローがそんなマトモな事いうなんて、調子が崩れるじゃない…
って…なんで、そこで視線を逸らすのよ?

「いいから黙って乗ってろ!下宿先まで送ってやっから…」

そう言われた私は、時計を見て思わず…叫んでしまった。

「それじゃ困るのよ!」

まずいわ…さっきの電話から考えて、
敦賀さんの今日の仕事は終わったはずよね。
早くホテルに戻らないと…また電話が掛かってきちゃうわっ!

「…何が困るって言うんだ…あとは家に帰るだけだろ?」

だるまやまで連れて行かれたら、戻るのにもっと時間がかかっちゃうじゃない…
仕方ない…こうなったら、

「きょ、今日はホテルに泊まることになってるの!!」

「…あぁ?…なんでだよ?」

なんで?なんでだっていいじゃない…っっ

「あ、明日の撮影が…その、早朝からあって、だからよっっ」

あ~~っ、この目、まったく信じてないわ…
でも、明日の撮影の為にホテルに泊る…ってのは間違いじゃないわ!

「…どこだ」

さっきの話を信じてくれたのか…ショータローはホテルの場所を訊いてきた。

だけど、そんなのっ…言えるわけないじゃないっっ

「そ、そんなのっっあんたには言う必要ないでしょ・・・早く降ろしてよ…あっ!」

言い返してる間に通り過ぎちゃったじゃない~~~っっ!

「悪い、車を停めてくれ…で、今の道を戻ったところにあるホテルの駐車場に入れてくれ」

そう運転手に告げたショータロー…
背を向けてたくせに、なんでホテルがあったなんてわかるのよ??

そして、Uターンをした車は、ホテルへと近づいていく。

「ここで降りるわ!」

そう言ったのに、ショータローはそのまま駐車場に向かってくれと車を止めてくれない。
そして、そのまま車は駐車場へと入っていった。

私は…まだ敦賀さんの車が戻ってきてないことを確認すると、車から急いで降りた。

バタンッ…バタン…ドアの閉まる音が1つ多い…

「ん?」

振り返った私は、後をついてくるショータローに気づいた。

キッと睨むとショータローは私から目を逸らしながら答えた。

「ちゃんと…ホテルに入るのを確認したら帰る…」

なんなのよ??気持ち悪いわね…

「そんな心配なんてしてもらわなくて結構よ!何で確認する必要があるのよ!
さっきも言ったけど、私がどこで何をしようがアンタには関係ない話でしょっ…」


そういうと、ショータローは…

「お前にはなくても…俺にはあるんだよっっ」

バツの悪い顔をしてそう言った。

「?!」

なんで、関係あるのよ??と険しい顔でショータローを睨めば…

「俺だって…こんな心配性の親父みたいな格好悪い真似…
したかねーけど…気になるんだから仕方ねーだろっッ」


なんなの??逆ギレ??わけわかんないわっっ

「気になるって…なんでアンタが気にすんのよ?」

「そ、それはっっ…お前がっ
キスマークつけられたことにすら気づかねーような…迂闊な女だからだろっっ
結局…誰なんだよ!お前にそんな痕…残した奴は!!
…やっぱりアイツか?」


「やっぱり…って…敦賀さんは関係なっ…」

思わず、そう答えてしまっていた。

「やっぱりアイツなんだな」

ヒィ~~ッキョーコのバカバカ…なんで、言っちゃったのよぉ~~っ

「…違うわよっっ!」

「じゃあ誰なんだ…?」

ジリジリと怖い顔で問い詰めてくるショータローに…私は

「誰だって構わないでしょ!仕事よ…仕事でキスをしたの。
そのキスが…気持ちよすぎて…よく覚えてないのよっっ」


って…なんで聞かれてもないことまで言っちゃったの~~っ///

「おまっ…気持ちよすぎてって…仕事でそんな痕がついたっていうのかよっっ」

私の言葉に、口の端を引き攣らせながらショータローが訊いてきた。
だから、言ってやった。

「そうよ?だって私は役者だもの…
これから先、もっとすごいことだってするかもしれないわ?
キス位で驚いてちゃ一流の役者なんて務まらない…でしょ?」


そうだ、キス位…なんでもない。…私はセツとして演じただけなんだから。

「……」

黙ってしまったショータローに

「それじゃ、アタシ…行くわ、送ってくれてアリガト」

礼を言うと私は歩き出した。

「待てよっっ」

大きな声で呼び止められた。
だけど、振り返って見たショータローは俯いたままで、どんな表情をしているのかわからなかった。

「何よ…まだ言い足りないの?心配しなくてもいつか一流の役者に…」

悪態をつきながら言い放ったセリフの途中で…抱きしめられた。

「ダメだ!…俺以外の奴となんて…」

ぎゅうっと抱きしめられた私はびっくりした。

「ちょっ…何する気?」

私を見下ろすのは…余裕のない顔をしたショータローで、
不覚にも私は、そんなショータローに一瞬ドキッとしてしまった。

「離してよっ…」

なんで…?なんで、そんな顔するのよ…

「お前のことが好きだって…言ってんだよっ…わかれよっ」

苦しそうな声で紡がれたのは…予想もしない言葉だった。

私のことが好き       

…なにふざけたことを言ってるの、この男は…

そんな事信じられるわけ……ウソ…だ、

ありえない…ショータローが…私を好きだなんて…

なのになんで、…そんな情けない顔してるのよ?

ありえないでしょう?いつもあんたは自信に満ち溢れてて、
そんな弱気な顔なんてみせたことなかったじゃない…

なのになんで      

今さらそんな事言われても困る…だって私は…私はもう…

その時だった、あの人の声を聞いたのはっっ

「やめろっっ・・・」

その声に…ショータローの動きが止まった。
触れそうだった唇が、弱気な顔をしてたショータローの…顔つきが険しいものへと変わっていく。
だけど、それ以上に…私はその声の主が恐ろしかった。

「早く彼女を離せ…」

慌ててショータローから離れた私は、敦賀さんの後を追いかけてきた社さんと目があった。
思わず、涙目になる…社さんと私。

「…なんで俺がお前の言うことを聞かなきゃいけない?」

わー、バカショーッッたら、敦賀さんになんて事をっっ…
ううん、違うっっ…ここにいるのは敦賀さんじゃない…

なのに喧嘩を売るなんて…っっ

「こんなところまで追いかけてくるなんて…君は本当に暇なようだな?」

「…それはこっちのセリフだ!何でアンタがここにいる…」

「…聞きたいのか?」

「…あぁ、知りたいね?…なんでアンタがキョーコにキスマークをつけたのか」

「…キスマーク?って、えぇ~~っ??」

どういうことなの、キョーコちゃんって…
驚いた顔で私を見る社さんから、視線を逸らした。
敦賀さんは、険しい顔のままショータローを睨んでた。

「惚けるな…何の仕事してんだか知らねーけど、仕事だからって…女優の体に痕残していいのかよっ!」

「…仕事?…彼女がそう言ったのか?」

「…違うのか?」

って~~~~なんでそこで、2人して私を睨むの??
だって…セツとしての芝居の最中の事なんだから、
仕事…ってことにしてもいいでしょう??

          だけど、敦賀さんははっきり言った。

「…仕事だったら、君の言う通り、俺が痕を残すはずがないだろう?」

そういって…不敵な笑みを浮かべた敦賀さんは、首の後ろに手を回して…
ちょうど私のキスマークがあるのと同じ場所を触れてニヤリと笑ったんだ。


→ 8話へ続く
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