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☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。

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光のさす場所へ ~ 創生 ~ ACT.10

(それまでのお話)1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話

アタシが兄さんを連れていってア・ゲ・ル         
(SIDE キョーコ)

私は今…混乱している。

「先に行ってて、俺は社長とちょっと話があるから…」

敦賀さんにそういわれた私は、一人…部屋に向かうエレベーターの中にいた。

ミューズや社長の前では、女優魂の限りを尽くして平静を装ったものの…
はっきりいって、さっきの…ううん、今日の出来事はすべてが私のキャパを越えていた。

突然のショータローの告白…それでさえ、戸惑いが隠せなかったっていうのに
あの人の言葉が…時間の経過と共にものスゴイ威力で私をオカシテイク…

「ありがとう…俺を選んでくれて…」

「好きだよ…?」

「…それと感謝してる…」

「○×△~~~ッッ///」

ダメだわっっ…思い出すだけで、
心臓はバクバクとうるさいし、全身が発火しそうに熱くなる…っっ

敦賀さん…が私のこと、好きだなんて        …っ

だけど、あんな・・・顔で言われたら…

信じられないけどっっ…そう…なんだって思ってしまう。

だって、あの状態から…私をからかうなんて真似ができるはずがない…

…でも、敦賀さんには好きな人がいたはずなのに       

そこまで考えて、前に聞いた好きな子の条件が自分にも当てはまることに気がついた。

「・・・///」

まさか、あのときにはもう      

でも、そう…考えたら、それまで不可解だった…怒りポイントも、
さっきのと同じ理由だったんじゃないかって思えてきた…。

ただ単に、ショータローが気に入らないからってことじゃなくて…
…もしかしたら、やきもち…だったのかな…なんて。

何言ってるのよ~~~~っ
…アタシったらなんて大それた事を…
まさか、敦賀さんがそんな私のことで      …っっ

でも、もし、そうだとしたら…それはそれで、ちょっと嬉しいかも…///

そんなことを考えては、ホテルの廊下で百面相を繰り返していた私だけど…ハッ…と肝心なことを思い出した。

大切な人は作れないって…言ってた…彼の深い闇のこと。

そうよ…
いつもの敦賀さんだったら、きっとこんなことにはならなかった。

何でも一人で解決しようとしてきたあの人が…
自分ではどうしようもない壁にぶつかって、もがき苦しんでる。

だから…私は、今の敦賀さんを一人にはできない…。

こんな私でも、彼に必要とされてるんだって…感じるから。

「…仕事だったら、君の言う通り、俺が痕を残すはずがないだろう?」

そう云って笑った…その笑顔は『敦賀さん』のものじゃなかった。

ソレを見た瞬間、理屈じゃなく体が動いた。

ただ、あの人を守りたかった。
自分に負けたら、壊れてしまいそうな位…
ギリギリのところで闘ってる彼を    

彼が彼であるために、私が必要だというなら…そばにいたいと思ってしまったんだ。

( やっぱり、自分の心に嘘はつけないものね… )

私も、闘ってたはずなのに…
自分に負けたくないって…この想いを隠し通そうと思ってたのに…

やっぱり、恋は人を愚かにする。
あの人を助けられるなら、自分の事なんてどうでもいいと思ってしまった。

ショータローの事なんて考える隙もない程…私は彼の事でいっぱいだった。

どうしよう…っっ///…意識したら急に恥かしくなってきた。

ありがとう…俺を選んでくれて…ってことは、私の気持ちもばれてるって事よね??

私は敦賀さんとどんな顔をして会えばいいんだろう?

セツの衣装に目を落した私は頭を振った。

…そうよ!
私はここではセツなんだから…何も心配することはないじゃない!

でも、キョーコとして会うときは…?

考え始めたら、次から次へと戸惑いが溢れ出して…
私はドアの前に立ちつくしたまま…思考の小部屋に入り込んでしまった。

そんな私の目の前にスゥーっと黒い腕が伸びてきて、
気がついたときにはその腕に、後ろからぎゅっと抱きしめられていた。

「・・・まだ部屋に入ってなかったのか?」

耳元で囁かれたその声に、私は思わず、絶叫してしまった。

「ぎゃあぁぁあっ」

すると耳を押さえながら、苦笑いをする彼が…

「ぎゃあ…は酷いな、公私共に…恋人になったって言うのに」

とんでもないことをサラッと云った。

カインにしては眩しすぎる笑顔…ってことは、ここにいるのは敦賀さんだ。

けど、待って…!

い、今…公私共に恋人って…恋人って言った??

ドアを開けながら、流れるような動作で部屋に引き込まれた私は、

『に、兄さんっっ』

戸惑いながらもセツを演じることにした…んだけど

「あー…うん、ソレなんだけど…その方がいい…?」

少し困ったような…はにかんだ顔で聞かれて、思わず、素に戻ってしまった。

「え?」

「せっかく…二人きりなのに、勿体無いかなって…まぁ、することは大して変わらないとは思うけど…」

勿体無いって…することは大して変わらないって…えええっ??

サラッと落された爆弾発言に私は…

      一体ナニをなさるおつもりなんですか~~~???

と、心の中で盛大に突っ込んでいた。

「いや、まぁ…俺も釘を刺されてるから…頑張ろうとは思うんだけどね?
最上さんも知ってのとおり…今の俺は普通じゃないし、なのに、君は容赦なく俺を煽ってくれるし?
…だから、あんまり自信がないというか…」


「へっ」

煽るって…?何の自信がないって言うんですか~~っ?
私相手に…照れながら何をカミングアウトしてるんですかっっ??
まさか、この貧相な体にあんなことやこんなことを…??

「暴走したら…ごめんね?でも、責任は取るから…」

って謝っておきながら、何で、そんな楽しそうなんですか??
責任って…暴走って…嬉しそうに近づいてくるのはわざとですか~~~///

近づいてくる敦賀さんから距離を保つように後ずさりする私…

「え、あの…その…っっ///」

敦賀さんとのあらぬ姿を…妄想してしまった私は真っ赤になって言葉に詰まってしまった。

そんな私を見て、あろうことか彼は      

「ぷっ…ふーっあははははっっ」

噴出した…っっ!!

なっ、なっなっ~~~~ からかわれた?!

は、恥かしいっっ/// っていうか、この状況でいたいけな乙女をからかうなんてっっ

酷い!意地悪だわっ、やっぱりこの人は…っっ!

「もぉっ、敦賀さんなんか知りませんッッ…」

そう云って背を向けた私は、ドキドキしながらも…少しほっとしていた。
ここにいるのが私の知ってる敦賀さんであることに…

でも、笑い続ける敦賀さんの声に、段々本気で腹が立ってきた。
背中を向けたまま、頬を膨らませてプリプリ怒っていたら…ふわっと鼻を掠める敦賀さんの香りに包まれた。

「ごめん…ごめん、でも…本当の事だから、
そう    なったら、ごめんね?」


優しい顔での謝罪からいきなりに夜の帝王に変貌した敦賀さんに、私はまた固まってしまった。

ドキドキがとまらなくって、壊れそうな心臓…

だけど、鏡に映ったカインに抱きしめられてるセツに、私は…

       自分のあるべき姿を思い出す。

フゥ…と静かに、呼吸を整えた私は、スゥー…っとセツに変わる。

彼に対抗する為には     …演技で勝負するしかない。

『…兄さんったら   …本当にアタシが好きなのね?』

そう言い返すと、応えるように彼もカインになった。

『…当たり前だろう?…誰よりもお前を愛してるのは、俺なんだから…』

蕩けるような笑顔でそう言った彼は、愛しそうに私の手を口元に寄せ、チュッとキスを落とした。

『///』

う…そんな顔でいわれたら、、、で、でも負けないわ。
ヤンデレ度なら、セツだって負けてないもの。
それに       … もう、自分の気持ちに嘘はつけないから…。

役を通じての方が素直になれるなんて、おかしいかもしれないけど…

『…私も、兄さんを愛してるわ。
だから信じてる…兄さんなら…できるって信じてるから…』


きっと、もう一人の自分にも勝てる…負けたりしないって信じてる。

セツの言葉と態度で…私はアタシの( 最上キョーコ )の…想いを伝える。

『…そうだな、お前がいれば大丈夫だ』

兄さんは自信に満ちた笑みを浮かべてそう言った。

***

(SIDE 蓮)

愛する人の言葉はまるで魔法のように、力を与えてくれる。

俺が再び闇の中を彷徨うことになったとしても、
あの娘の声が…温もりが…俺を光のさす場所へ導いてくれる。

俺が本当の俺でいられるように…優しい光で俺を照らしてくれる。

あの娘の中に俺がいる。
そう思うだけで自然と力が沸いてくる…今なら何でも出来そうな気がするよ?

俺だけをずっと見ていて欲しいから…そのための努力は惜しむつもりもない。

『…そうだ、セツ、ボスに…
次の仕事から運転手つけてもらうように頼んできたから…』


『え?』

『…可愛いお前にこれ以上、余計な虫がつかないように…な』

そういって…彼女の体に新しいキスマークを刻む俺(クオン)は、
カイン以上に病んでるのかもしれない…

だけど、君を逃がすつもりはないから…

アイツとは違うってことをその心と体に刻んであげる…一生をかけて、ね。

~FIN~
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