プロフィール

みー

Author:みー
FC2ブログへようこそ!


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


月と星と妖精ダスト

  蓮誕まであと・・・

検索サイト


Ranking


アクセスカウンター


オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2
このお話は、サブブログに掲載していた『ifシリーズ ~ 不埒な僕らは嫌いですか?』
という企画もので、プロローグの場面から、分岐していくストーリー…です。

蓮キョ以外は受け付けないの~~という方には、ここでリターンをお勧めします。

プロローグ は → コチラ 

以下、お話は追記からどうぞ~♪


『 彼は突然やってきた 』  Version 光  ACT.1

ドラマの撮影を終え、共演者のみんなとも別れを告げて…
テレビ局を出ようとしたところで、私は聞き慣れた声に呼び止められた。

「…っ…京子ちゃんっっ!」

振り返ったその先にいたのは…光さん。

光さんは…ブリッジ・ロックのリーダーで、やっぱきまぐれロックでいつもお世話になってる事務所の先輩の一人。
きまぐれのレギュラーである坊は、私にとって予想外に舞い込んだ仕事で…
いろいろあったけど、楽しかった…な。

そう、私はもうすぐ…坊を卒業する。

昨日の気まぐれの収録の後、プロデューサーから話があった。
名前も顔も出していない坊の仕事を続けることは、京子としてはメリットがないから…
事務所からも降板の要請があったって…
椹さんにも言われてたし、プロデューサーも最近の私の活躍に…
代わりの人材を探してたところだって、教えてくれた。

こうなることは私が望んでいたことなのに…
なんだか寂しいな、なんて思ってたから…
急に光さんに声を掛けられて、そんなことを考えながら彼に近寄った。

「…光さんもここでお仕事だったんですか?…あれ?…他の二人は??」

きょろきょろと辺りを見回しても、慎一さんと雄生さんの姿はない…。

「あ~…二人は…先に帰ったんだ…。
俺は京子ちゃんに話があったから…ここで待ってた。」

なんとなく歯切れの悪い光さんに首を傾げながら聞いた。

「え…あ…そうだったんですか?
お待たせしてすみません…ところで、話…って何ですか?」

「あー…うん、それなんだけど…実は京子ちゃんに相談というか…
京子ちゃんにしか…お願いできないことっていうか…
ここじゃなんだから…移動しない?
京子ちゃん…今日はこれで仕事上がりなんでしょ?
夕飯ご馳走するからさ、ちょっと時間作ってくれないかな…?」

「…それは構わないんですけど…相談って…」

「ん…他の人には聞かれたくないから…さ。…どこか…」

(☆。☆) 密談…ってことね??何かしら??ブリッジの二人のこと??

密談に最適なのはカラオケBOXだけど、金曜のこの時間じゃ…混んでるわよね??

それに光さんも売れっ子芸能人だし、バレたら大変だわっ!!

私は自分の手に持っている紙袋を見た。

この中には、さっき仲良くしてるスタッフからもらったイタリア土産…パスタやドライトマトのペーストとかが入っている。

今日はこれを夕飯にしようかな~なんて思ってたところだったから…。

そうよ、確か…家にサラダになる野菜も残ってたし…
それに光さんだったら…。
私は自分の鞄の中身を思い出しながら、光さんを見てそうすることに決めた!

「光さん…あのっ…」

(SIDE 光)

俺は今、とっても複雑な心境だ。

喜ぶべきか…悲しむべきか…
今、俺はキョーコちゃんの家の前にいる。

キョーコちゃんが、管理人のおばさんと会話している脇に佇む俺は…
俺であって俺でない…。

なぜこんな展開に…??(TωT)

それは昨日のことだった…。

プロデューサーと京子ちゃんが話しているのをたまたま立ち聞きしてしまった俺ら…。

楽屋に戻って落ち込む俺に、慎一と雄生が言った。

「リーダー…そない落ち込むなや…いつかはこんな日が来るって…
最近の京子ちゃんの活躍をみて…リーダーも言ってたことやろ?」

「そうや、京子ちゃんが…坊じゃなくなるのは寂しいけど…
彼女の仕事ぶりが認められたってことなんやから…笑って見送ってあげようや!」

「それに、京子ちゃんとは同じ事務所なんだし、これで縁が切れるわけやないっ…
むしろ…これをきっかけに、リーダー今こそ男をみしたってや!!」

「…え?」

「そうや、そうや。このままやったら結局…誰かに持ってかれてまうで??
コレがいい機会や!!」

「リーダー!!告白するんや!!」

「…ええぇっ??」

「…そうとなれば善は急げや!!俺、明日の京子ちゃんのスケジュール調べてくるわ!!」

「それじゃ、俺は店をリサーチするわっ」

…本人である俺の意志を聞くこともなく、テキパキと準備を始める二人に圧倒されて…今日を迎えてしまった。

「それじゃ、リーダー頑張ってな!!」

「そうや!いっちょ男らしいとこ…京子ちゃんにみせたってや!!」

なんて言われて、仕事終わりの二人と別れて待つこと20分…
京子ちゃんがやってきた…。

京子ちゃんに告白…それは俺だって考えてなかったわけじゃない…。

でも、何度となく食事にも誘ったけど、空振りばかりで…
番組という接点がなくなったら、どんどん遠くなっていきそうで…

京子ちゃんは、出逢ってからこの1年の間に本当に綺麗になった。

ヒ・メ・ゴ・ト…

なんて、あの時のキョーコちゃんはすでに今の事態を予感させるのに十分なほど…
大人っぽくて…綺麗だった。

素の京子ちゃんはすごく礼儀正しくて真面目で…
どこにでもいそうな…っていったら失礼か…
芸能人って感じじゃなくて、普通の女の子っていうか擦れてないんだよな。

坊の時に見せる…あのボケと突っ込みも最高だけど…
モニター越しに見た、女優の京子ちゃんはなんていうか…
本当に別人のようで、そんな女優の顔が増えていくのを…
少し寂しく思いながらも、頑張ってる姿を知ってるから応援したいとも思うし…

ダメだな…俺、矛盾してる…。

応援したいのに、このままでいて欲しいと思ってる…。

そんなに急いで綺麗にならないで…
そのままの君で、そばにいて欲しいなんて…。

でも、時は止められないから…

他のスタッフも噂してた…。
綺麗になった京子ちゃんのこと、今がチャンスだって…。

俺以外にも京子ちゃんに目をつけてる男たちがいるってこと…

今は誰のものでもない…よね?

それを確認して、まずは俺の気持ちを知ってもらわなきゃ…って
思ってやってきたはずなのに…

「隣りにいる女の子は…キョーコちゃんのお友達かい?」

…って俺?
あっ…そうだよな…今の俺は…
にこっと…お辞儀をすると

「そ…そうなんです。
今日はこれから一緒にうちでご飯を食べる予定で…それじゃ、私達はこれで…」

「そうかい…あんまり遅くならないようにね…ああでも、お友達なら泊っていくのかしら?
この辺も最近は物騒だからね…帰るようなら早めにおしよ?」

「はい、それじゃ、光さん…行きましょ?」

そういって手を引かれて、俺は彼女の部屋に案内された。

部屋に入るなり…

「すみません~~っ…先輩にそんな格好させて…」

ペコっと頭を下げたキョーコちゃんが俺の顔を覗き込む…。

うっ…

そんな上目遣いで見ないでっ…

……か…かわいいなぁっっ ///

…って…あ…あれ??京子ちゃんが俯いて震えだした。

「ぷっ…あはははっ…」

「……」

「…けっこう似合ってますねっ…光さん…」

「きょっ…京子ちゃんっ!!」

俺は頬をぷうっと膨らませてわざと怒ってみせた。

「ごめんなさいっ…10時までは管理人さんがいるから…と思って…」

そう、ここは女性専用マンション…
最近京子ちゃんが越してきたという…彼女の部屋だ。
なんでここに来ることになったかといえば…

「光さん…あのぅ…よかったらうちに来ませんか?
この近くなんです…。スタッフの方に頂いたお土産のパスタもあるし…
夕飯は私が作りますから…人目を避けたいんでしょう??」

ええっ??
京子ちゃんの家?それに京子ちゃんの手作り料理~~??
その言葉に舞い上がってしまった俺は…

「おっ…お邪魔してもいいの?京子ちゃんの家…家かぁ…嬉しいな…」

なんてつい本音がポロリ…
やべっ…なんて焦ってる俺には気づきもしないで
にっこり笑った京子ちゃんが

「それじゃ、準備しましょうか?」

「…じゅ…準備…って??」

へっ??っと驚いてる俺に、楽しそうな笑みを浮かべた彼女が取り出したものは…

ウィっグと化粧ポーチ…それを見た俺の目は点になる。

マンションまでのタクシーの中で…ウイッグをつけた俺は…
京子ちゃんの手で女性へと変身する…。(ノДT)

京子ちゃんの真剣な表情…

俺の唇に…京子ちゃんの指で塗られた口紅…(*v.v)。

情けない…(ノω・、)

男らしくどころか、彼女の手で女らしく変身させられてる俺…
でも、間近で見るその真剣な表情が、なんだか嬉しかったりもして…
たださ、これってやっぱり、男として見られてない…ってことだよね?

そう思った瞬間、ツキンって胸に棘が刺さった。

純粋に相談に乗ってくれようとしてるんだってわかってる…
京子ちゃんは真面目だから…
だけどさ、俺だって20歳を超えた…成人した男なんだよ?

二人っきりの空間で何もしないなんて、約束できないよ…。

そんな二人の夜はまだ始まったばかり…

→ 2話へ続く

スポンサーサイト
web拍手 by FC2

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。