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このお話は、サブブログに掲載していた『ifシリーズ ~ 不埒な僕らは嫌いですか?』
という企画もので、プロローグの場面から、分岐していくストーリー…です。

このお話は蓮×キョではありますが、尚、レイノ、光バージョンを閲覧の上、
それらの出来事を夢としてみていた蓮さんの葛藤が綴られていますので、
それらを見た上で読むことをお勧めします。


プロローグ は → コチラ 

以下、お話は追記からどうぞ~♪
『 あの人は突然やってきた 』  Version 蓮  ACT.2

ナツを演じ始めてから、周囲の反応が変わってきて…
キョーコが京子へ代わり、京子でいる時間が長くなっていく。

最近の京子はナツの影響でお化粧を覚えて、私は普段からメイクをするようになった。

芸能人として注目される機会が増えて、だるまやも出なきゃいけなくなった。

敦賀さんがロケに行ってから1週間…一人暮らしを始めた私は…
大将や女将さんとも離れて暮らさなきゃいけなくなって…
…そんなことも関係してるのかもしれない。

もうそろそろ、敦賀さんがロケから戻ってくる…。

社長から言い渡されたラブミー部の『危険な仕事』…
それは敦賀さんの極秘プロジェクト、謎の俳優X…カイン・ヒールとして、
凶悪な殺人鬼B・Jを演じることになった敦賀さんをサポートする仕事だった。

食事係として、カインの妹セツカを演じる…
極度のブラコン・シスコンという気持ち悪いほどにラブラブな兄と妹…
二人きりのホテル暮らしは…正直、いろいろと…心臓に悪いことばかりだった。

敦賀さんのシャワーシーンを覗いてしまうという乙女にあるまじき痴態を犯し…
アレは…今思い出しても…恥ずかしいわっっ。///

でも、見られた方の敦賀さんは全く動じてなかったけど…。

って…もちろんわざとじゃないわよ??
それに見たのは上半身だけだから!!
顔も視線も固定してから、その…見えなかったし…。

後でちゃんと見とけばよかったって後悔もしたけどっっ…Σ(・ω・ノ)ノ! 

そんな私も、なんとか仲居魂でその場は乗り切ったけど。

…ずっと気になってたことがある。

あの人のカインの中に見え隠れする…敦賀さんとも違う存在…
敦賀さんらしくない行動…カインという役を踏まえた上でも拭えない違和感…
そんな彼への違和感が…私の中でずっと燻ってる。

けど、カインの敦賀さんはダメっ子で…ドジっ子で、ケンカは最高に強くて
セツカにはめちゃくちゃ甘い…
甘すぎる位甘くて、そんな兄さんとの生活は恥ずかしいけど楽しかった。

だから、ロケで3週間東京を離れることになったって聞いた時は…
ちょっとショックだった。

…ショック…

セツカが受けた痛みじゃなくて…私自身がもっとセツカでいたいって思ってしまったから。

でも、離れて良かったんだと…思ってる。

この感覚は危険…そう、あの生活に慣れてしまうことは危険だって…
アレはセツカに向けられるもので、キョーコに向けられるものじゃないから。

現実とお芝居を混同して…まるで…
恋愛ドラマを演じる相手の俳優に恋に落ちるような感覚…

カインとセツカは兄と妹だけど、傍目には恋人同士のような存在だから。

実際に、撮影現場に見学に行った時に…スタッフに間違われた程…
カインのセツカに対する態度は、周囲の人に対するソレとはかけ離れていて
その溺愛ぶりは…演じてる私でさえ赤面してしまうほどだったから…。

突き放すような演技をすれば…拗ねちゃうし!!

ワンコのような縋る目とか…はっきりいってアレは反則よ!!

敦賀さんに…かわいい~っなんて一番似合わないはずの形容詞なのにっっ

詐欺よ!ペテンよ!本当あの人の演技はなんて奥が深いの??

私の知ってる敦賀さんって…本当のあの人の…どれくらい何だろう?

まだまだ、知らない顔をたくさん持ってる…。

その中の…一つなのかもしれない…私の感じたあの違和感の正体も。

彼がロケから戻ってくれば再開されるヒール兄妹の生活。

私はその日を複雑な心境で待っている…。

気づいちゃいけないんだ…この気持ちの正体に
気づかれたくない…私の心の変化に…
何もかも見透かしてしまうあの人に     ヒカレテハイケナイ。

それなのに、こうしてセツカのウイッグを持ち歩くのがクセになってる。

いつ、彼が戻ってきてもすぐにセツカになれるように…
セツカを意識した服も、少しずつワードローブに増えてる。

セツカを演じ始めた頃…ナツの中にセツカが自然と入り込んでしまって…
困ったことがあった。

でも、今はキョーコの中に…セツカが入り込んでる感じ…。

こんな下着、私なら着ないはずなのに…
でも、ナツなら遊び心で着るかしら?…って結局、着てきちゃったし…///

もうすぐ、あの人が帰ってくる…そう思うだけで嬉しくなってしまう。

だけど、それを認めたくない自分もいる…

こんな気持ちで彼に会うのは危険…それだけははっきりとわかる。

どうしよう…会いたいけど会いたくない…なんて、もうすぐ帰ってきちゃうのに…。

BOX“R”の撮影を終えた私は、隣りの音楽スタジオを覗いてから帰るというツグミ達と別れて
一足先に現場を後にした。

私が越したマンションはこのテレビ局から車で行けば10分もかからないところにあって…
前の私なら自転車で通う距離なんだけど、だるまやでの一件以来…
事務所からタクシーで移動するように言われてる。

オファーも増えてきたから、もうそろそろマネージャーをという話もあったけど
…未だラブミー部を卒業できていない私に…
マネージャーはまだ早いと先日辞退したばかり。

だけど、今日は一人で帰るのがちょっと心細いな。

昼間の撮影で行った女子高の…みんなには見えていなかったあの男の人…

あれって、もしかしなくても…やっぱり幽霊??

でも、あそこって女子高よね??女子高に男の人の幽霊ってのもおかしいわよね?

やっぱり、あれは気のせいよ、うん、気のせい!!

なんとなく、嫌な気配を感じていた私は急ぎ足で、出口へと向かっていた。

テレビ局の出口が見えたところで…私の視界は急に真っ暗になった。

「?!」

突然のことに私は声を上げることもできなかった。

私の視界を遮ったもの…
それはまるで暗闇に閉ざされたようにまっ黒で大きな…?

どこか見覚えのある腕、…こんな異常事態だというのに…
私を背後から抱きしめるこの腕の感触には覚えがあった。

「…セツ」

後ろから聞こえてきた声…この声は!!

振り返った私の目に映ったのは紛れもない黒装束の…愛しい兄カインだった。

って!!

私は今セツカじゃないのに、こんなところ誰かに見られたら…大変!!

私は辺りを見渡して他に誰もいないのも確認すると…小声で敦賀さんに言った。

「私は今、京子なんです。どうして…ここに?ロケは?もう撮影は終わったんですか?」

そんな私の質問には応えずに…カインが言った。

「セツのウイッグ…持ってるだろう?」

「?!」

なっ…なんで知ってるの??

「衣装は持ってきたから、それに着替えて…地下に来て?」

そう言って渡された紙袋…
私は言いたいことを飲み込んで、急いでトイレで着替えを済ませると、セツのメイクをしてカインのところへ向かった。

地下駐車場の入口のところで、カインは待っててくれた。

私の姿を確認すると…煙草の火を消して

「行くぞ」

…と、言葉少なに車へと誘導される。

…なんで?どうして?…らしくない…そんな彼の行動に疑問符ばかりが浮かんでくる。

無言のまま急発進をした車は、まるでそこから逃げるようにテレビ局を後にした。

そして、その車は…私のマンションの前で止まった。

「ここで待ってるから…」

この言葉は、暗に明日からの荷物を準備して降りてこい…ってことよね?

なんで、私の引っ越し先を知ってるのかとか…聞きたいことは山ほどあったけど
敦賀さんを待たせちゃいけないからと、私は急いで部屋へと荷物を取りに行った。

リテイクの少ない敦賀さんのことだから…天候さえ問題なければ…と準備はしてた。

私は用意しておいたバックを持つと足早に車へと向かった。

あんなにこの日が来るのを不安に思ってたはずなのに…
そんな不安さえ、感じる暇もない急展開…
だけど、久しぶりに見たカインに…敦賀さんに…
私は込み上げてくる嬉しい気持ちを感じずにはいられなかった。

→ 3話へ続く


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