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このお話は、サブブログに掲載していた『ifシリーズ ~ 不埒な僕らは嫌いですか?』
という企画もので、プロローグの場面から、分岐していくストーリー…です。

このお話は蓮×キョではありますが、尚、レイノ、光バージョンを閲覧の上、
それらの出来事を夢としてみていた蓮さんの葛藤が綴られていますので、
それらを見た上で読むことをお勧めします。


プロローグ は → コチラ 

以下、お話は追記からどうぞ~♪ 『 あの人は突然やってきた 』  Version 蓮  ACT.4

走り出した車はホテルへとは向かわず、気がつけば見慣れた通りを走っていた。
この道は敦賀さんのマンションへの道…何か忘れ物かしら?

彼の意図が掴めず、聞くこともできず…静かな車内に私の緊張は増していく。

マンションへ着くと荷物を持って部屋へ行くように言われて…
彼の背中を追いかけながら、私の心臓はその鼓動を速めていった。

どうして…ホテルに向かわないの?

荷物を持ってって、今日は彼の家に泊れって…こと??

わからない…彼が何を考えてるのか…
ただ、私の中にあるのは、彼と一緒にいたい…その気持ちだけだった。

気づかれちゃいけない気持ちなのに、彼に抱きしめられて溢れ出してしまった。

あの腕に抱かれていたい…
役が憑いてない状態で、彼に触れられると目が回る位ドキドキするのに
そのドキドキはとても…あたたかいもので心を満たしてくれるから、
もっと…そのままでいたいと願ってしまう。

彼が私に会いに来た理由が、セツカでないとすれば…
私に考えられることは…ラブミー部として何度か依頼された食事のことしか思いつかなかった。

セツカにしたって、メインの仕事は彼の食生活のサポート…食事係なんだから。

ただでさえ、あの人の食に対する意識は…
本当アレだけはプロとしても失格よ!!
あの食生活で、あれだけの身体とあの仕事量をキープしてこなせるのが不思議でしょうがないわ。

とはいえ、カインじゃないなら…私じゃなくても…
彼に食事を作りたい女性は山ほどいる…

でも…そうだった。…彼には想いを寄せる人が…いたじゃない。

坊の姿で聞いた…彼の想い人…

ズキンと胸が痛む…

私が、自分の気持ちに気付いたって…何も変わらない…言えない。

彼自身も想いを告げるつもりはなさそうだったけど…

ここで大切な人は作れない…    どこに居ても…    

誰かが手を差し伸べても、彼まで届かない程…深い闇…

その闇に光を射しこめることができる人がいたとしたら…
きっと、それは彼の想い人だけなんだろう…な…


「最上さんっ…お湯!」

「えっ? あっ…っ!」

「大丈夫??」

ボーっと考え事をしてた私は…彼に声をかけられるまで
お鍋からお湯が吹きこぼれてたのに気づかなかった。

慌てた私は、手にお湯をかけてしまい…
今、彼に後ろから抱きしめられるような格好で手を冷やしている。

/// 恥ずかしい…

流れ落ちる水で冷やされる指先よりも、掴まれた腕の方が熱くて困る。

「も…大丈夫…デス…あの、麺を上げないと…のびちゃうからっ」

「俺がやるから…そのまま冷やしておいて?」

「えっ…あの平気です。少しかかっただけだから…火傷にもなってない…」

そういった私の指先を手にとって、彼の指が私の指に触れる。
その何とも言えない指の動きに背筋がゾクリとした。

「ん…そうだね。大丈夫そうだ…でも、珍しいね?最上さんが…
何か考え事でもしてた?」

「えっ…あ、麺をあげないと…っ」

「……」

私は彼の言葉を遮るように、仕上げの作業に取り掛かった。
だって、目を合わせたら、あの瞳にすべて見透かされてしまいそうで怖かったから。

出来上がった食事を並べて、他愛もない撮影現場での話をしたりして…いつも通りの私を演じた。

後片付けを済ませたら、私は家に帰ろう。

ここにいたら…きっと気づかれてしまう。

今はセツカになることもできない…から…、ありのままの私でここにいることは…危険…危険すぎる。

だって、食事中にも感じた…彼の視線…

あの目は何もかも知っていそうで、思い知らされてしまう。

私が、彼を好きだなんて…絶対に知られたくない。

こんなすごい人を好きになっちゃうなんて…
私はどうして、もう…傷つきたくないのに…
この想いが叶う見込みなんてないのに…どうして、好きになっちゃったんだろう。

そう思ったら、無性に泣きたくなってきた。

ダメ…まだ泣いちゃダメ…。

この部屋を出てからじゃなきゃ…気づかれたら、ただの後輩でもいられなくなっちゃう。

急いで洗い物を済ませると、彼がコーヒーを入れてくれていた。
でも、私はもうこれ以上…その場にいられなかった。

だから…

「あの…今日は私帰りますね?…それから…あの…
私も少しお仕事の方が忙しくなってきたので…
社長さんに相談して、ホテル生活のサポートの方は…」

そこまで言ったところで…私は彼に抱きしめられてしまった。


(SIDE 蓮)

彼女の様子がおかしい…調理中にぼーっとしてるなんて。

俺のことを意識してくれてるなら、嬉しいんだけど…
なんて…思いながら、彼女の指に触れた。 

赤く染まる頬に、期待をしてしまう自分…

食事を済ませたら…君に告げよう。

本当の俺を君に知って欲しい…だからどうか、俺を受け入れて?

俺はもう、君なしじゃいられない…君が欲しいんだ。

溢れそうになる想いを瞳にのせて…ついみつめてしまう。

君はそんな俺の変化に戸惑ってるようで、目を伏せがちに会話をする。

だけどその反応は…俺に期待を持たせるだけだよ?

俺を意識して…彷徨う視線…今までには見られなかった反応に頬が緩んでくる。

もう、逃がしてなんかあげない…君を離しちゃダメだって…
あの夢が教えてくれたんだ。

だけど…シナリオなんてない…
これはいま…現実に起きていることなんだから…。

「君に…大事な話があるんだ。逃げないで…?」

「…大事な…話?」

「そう、俺の秘密…君だけに…知っていて欲しいんだ」

腕の拘束を緩めると、彼女の瞳が俺を覗き込む。

「…秘密…ですか?」

「そう、これは俺と君だけの秘め事にして欲しい…」

「…敦賀さんの秘密を、私なんかが聞いてしまっていいんですか?」

「私なんか…じゃない、君だからだよ…キョーコちゃん」

「えっ?」

驚いた顔で俺を見上げる…君に真実を告げる。

「…幻想を壊してごめんね…?俺は…敦賀蓮じゃない…
君と初めて出逢ったのは…」

「え…嘘…ちょっと待って…」

「あの夏に出逢った女の子が…俺の初恋だったのかもしれない。
そして、それは今も…俺は…君が好きだ」

→ 5話へ続く



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