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☆Novel contents☆ 


本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。にへ


ACT.196 続き妄想  シルシ “俺のお前”  3

(SIDE 蓮)

“ 誰にも 負けたくない 芝居では ”

そう、それはあの娘に対しても           

予測できない彼女の演技に、本気で動揺させられながらも感じていた、心地いい感覚…。

本気で人を好きになることが、どういうことなのか…俺は今、身を持って経験してる。

余裕なんてまったくない…こんなにも簡単に揺さぶられてしまう。

昨日だって、当たり前みたいにカインを演じながらも…動揺の連続だった。

本当、あの娘には驚かされてばかりだ…

歩く純情さんだと思ってたあの娘に、まさかキスされるなんて思いもしなかった。
(額で残念だったけど)
しかも、あんな官能的な仕草で脱がされて…///
動揺の連続だったから、歯型をつけられたときは、逆にほっとした。

セツの表情(カオ)を貼り付けながらも、きっとテンパってるに違いない彼女を感じて…。

本当はそこで切り上げることも出来た。
だけど、そうしなかったのは…どうしても欲しかったからだ。

消えない痕が…あの娘のつけた“お前の俺”っていうシルシが、
…俺の中にある澱んだ感情を押さえ込む為に必要だったから      

俺の中で燻ったままの感情は…簡単に焔をあげる。

今はまだカインとしてしか伝えられない…だから、セツのつけた痕でもいいから欲しかったんだ。

*******

翌朝、携帯を拾い上げた彼女の元に電源を入れたのと同時にかけてきたのは…アイツ。

アイツの顔がチラつくだけで…不快感が募る。
いっそ、壊れてしまえばよかったのに…と思いながら声をかけた。
すると、彼女からの返事は…

『・・・こんな男…練習台にもならないから、安心して?』

その言葉にアイツとのキスシーンがチラつき、昨日の事がオーバーラップする。

『…どこの馬の骨とも知れない女で培ったテクニックをアタシに仕込もうっての…
ムカツク……っ』


そんなつもりはなかったが、過去は消せない…それに、理由はどうあれ拒まれたことがショックだった。
そんな俺を見て近づいてきた彼女が言った。

『クスッ…本当、兄さんって・・・過保護』

カインとしてむくれていると、セツが覗き込んで、鋭い視線で言い放つ。

『それとも、まだ、アタシの気持ち…疑ってるの?』

『…そういうわけじゃないが…』

俺みたいに、この娘も囚われてしまえばいいのに…。
残された赤い傷痕から侵食していって…俺を好きになるように、彼女の身体に痕を残したかった。

なんて、欲張りすぎかな、、、と彼女がつけたシルシにそっと触れる。

B・Jを演じながらも…頭の中は彼女のことでいっぱいだった。

『…忘れないで…いつも どんな時でも アタシの心が 兄さんと共に在るという事…』

あの時、彼女のセリフに『俺』は本音で返した。

『この先も お前がずっと俺を見ていてくれるなら』

俺だけを見ていて欲しいって、刻まれたキスマークに祈るように…
カインの言葉でしか、まだ伝えることが許されてない…俺の本音を。

それで十分だったはずなのに…その瞬間、素に戻ったあの娘に刻みたくなった。

…ふつふつと湧き上がるこの気持ちを…
好きだという気持ちが溢れ出して、独占したくて堪らないんだって…あの娘の心に        。 

どんどん欲張りになる…もっともっと、彼女が欲しくなる…。
だけど、あの娘は思い通りになんかいかない。

いつも俺の予想を越えた演技で返してくる。

『今のアタシじゃ 兄さんの相手には ならないみたいだから 修行を積んでくる』

他所の男なんて…冗談じゃないっ!芝居だってわかってたはずなのに・・・本気で焦った。

                 今だってそうだ。

彼女を追いかけてスタジオを出て行く村雨をみて、それだけで落ち着かなくなって…
休憩に入った瞬間にさりげなくスタジオを後にした。

( 格好悪すぎるだろう…っっ こんなに余裕がないなんて、、、)

それに、朝からずっと、携帯を気にしてる彼女…
それが、彼女がスタジオを出た理由なんじゃないかって…
俺に隠れて、アイツと連絡を取るつもりなんじゃないか…って疑ってる。

B・Jを演じることよりそっちの方が不安だなんて、社長には言えないな。

何の為に彼女がそばにいるのか…公私混同、本末転倒もいいところだ。

だけど、こんな厄介な感情なのに…この状況を楽しんでる自分もいる。

あの娘が好きだ…その気持ちに素直になって行動できる自分がそこにいた。

今…あの娘の一番近くにいるのは俺だ。
でも、無防備なあの娘を狙う男は増えていく一方で、、、
俺は公私にわたってこれからも、振り回されることになる…だろう。

          ポケットの中で振動し続ける携帯に苛立ちが募る…。

セツから取り上げた携帯…そして、さっきの彼女の演技。

村雨の後を追って…視線の先に彼女を捕らえたとき、あの娘は小悪魔のように微笑んだ。
そして、俺をみながら…村雨の耳元で囁いたんだ。

「…俺にしとけって?クスッ…やっぱり、練習する相手も選ばなきゃダメね?」

「!!」

…俺を煽って愉しんでるセツのあの表情(カオ)…

ヒクヒクと顔が引き攣るのを耐え、カインを演じながら、控え室に向かう。

( 芝居では 俺も負けるつもりはないんだよ…? キョーコちゃん )

クオンが俺の中でそう呟く。
ドアノブに手をかけた『俺』はそれに呼応するように小さく笑みを零した。

       タッグを組んだ俺たちの…本気の演技をみせてあげるよ?

こうして、ドアを閉めた俺は彼女に仕返しを試みる。

鳴り続ける不破からの電話を無視して             。


→ 4話へ続く



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