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☆Novel contents☆ 


本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。にへ


ACT.196 続き妄想  シルシ “俺のお前”  6

(SIDE 蓮)

過去の彼女達には感じたことのない…独占欲。
彼女の視線の先にある者への嫉妬…この澱んだ感情もすべて
彼女が引き出した           

俺にとって彼女がそうであるように、
セツにとってカインは             

『…どこの馬の骨とも知れない女で培ったテクニックをアタシに仕込もうっての…
ムカツク……っ』


演技だとわかっているのに、そんな彼女の言葉を嬉しいと感じている自分が居る…
セツの行動は、好きだって気持ちの裏返しだ…だから、カインは慌てたりなんかしない。

ムラサメを誘惑したのだってそうだ…
本当に可愛いな…セツは俺(カイン)しか見えてないんだから。
俺以外には無関心なお前が気づいていないのは仕方ないが…
お前に気がある男を誘惑するなんて…

          この『俺』が許すと思ってるのか?

セツでいる時はまだいい…
だけど、俺の目の届かない所で何かあったら…そう考えると落ち着かないんだ。

だから、つけておきたかった         『俺』のものだって言うシルシを。

              だけど、彼女はシルシを拒んだ。

ずるい俺の…本音を見透かされたような気がした。

『俺』が本当にシルシを刻みたいのは、セツじゃなくあの娘なのだから          

ズキンと痛む胸…だけど、あの娘は真っ赤な顔で俺を見上げていた。
拒まれた本当の理由なんて知らない俺は、ソレを都合よく解釈しようとしてしまう。

彼女は、こういうことに不慣れだから、俺を拒んだわけじゃないんだ…って。

恥かしがる彼女を見ていたら、俺の中に理不尽な感情が生まれた。

思い通りにならない彼女だからこそ、惹かれるのかもしれない…
           でも、だからこそ、服従させたくなる…。

それは雄の本能なのか、本当の俺が持つ…感情なのか。

嗜虐心にも似たその感情のままに、俺はカインを演じた。

『セツ、お前に選ばせてやろう…』

俺を好きにさせてみせる…アイツには絶対渡さない。

『選ばせる…って?』

『シルシをつけられるのと、鎖で繋がれるのと…どっちがいいかと聞いてるんだ』

好きだと言わせたい。

カインが     …それとも、俺が        ?   

『…本気、なの?』

『…冗談に聞こえるのか?
ムラサメを挑発したのは、俺に妬いて欲しかったからだろう?』


だが、彼女は一筋縄じゃいかない。
頬を染め、俺から目を逸らしたくせに、次の瞬間には役を立て直してくる。

『別にそんなんじゃないっ…タダ…』

…ワクワクする…
彼女が俺の演技にどう返してくるのか、いつも俺の予想を上回る演技で返してくるから…
それがまた、楽しくて堪らない。

『タダ…なんだ?』

続きを催促してみれば…涙目で見上げてくる可愛い彼女のセリフに一気に形勢逆転される。

『…悔しかったのよ、アタシには兄さんだけなのに…』

…反則だろう、その表情は/// 思わず、無表情に…素に戻ってしまう俺。

『……』

『…アタシの他に兄さんを知ってる人間がいるってことが、、、
だから、アタシも兄さん以外の男を知れば…対等になれると思ったの!』


…思わず、理性が飛びそうになったじゃないかっっ!

あの娘は俺を困らせて愉しんでるだけだ…しかも、まだ懲りていないらしい。
無鉄砲なところがあるセツに、これ以上好き勝手されたら…
役が憑いた彼女の行動は俺にも予測不能だから、本気で焦った。

諦めるつもりのない彼女に、俺は攻め方を変える事にした。

『そうか、それなら仕方ない…』

カインとして彼女に触れる           …それは俺にとっても首を絞める行為だ。

『ちょ、///兄さんっ…なに?』

だけど、彼女には…その方が効果がある。

彼女がしてくれたように、まずはおでこに…そして、頬にもキスを落そうとしたら、
彼女は慌てて身を引いた。
必死にセツの顔を貼り付けながらも、動揺してる彼女の耳元に囁いた。

『…シルシを残さなければいいんだろ?』

そう、これはお仕置きだから…兄の言うことを聞かない妹を戒める躾。

『なっ…///』

逃げ出そうとした彼女の腕を掴んで腕の中に引き寄せた。

『キスを…しちゃダメだとは言われてないからな?』

そういうと、真っ赤になって…素の彼女が顔を出した。

困ったような、はにかんだその表情を見ているうちに俺は…
いつの間にか役も忘れて…吸い寄せられるように唇を重ねていた。

柔らかい感触…その唇に触れた瞬間、箍が外れてしまった          …

啄むように何度も角度を変えて、彼女の唇を味わう…至福の時間。
甘くて、心地いいその時間を遮ったのは、無粋なスタッフからの声だった。

******

『・・・・・・』

むすぅっと無言のままにスタジオへと向かって歩き出した俺の後を、セツが追いかけてくる。
控え室の前の廊下には、腰を抜かして動けなくなったスタッフが真っ青な顔のまま転がっていた。

ソイツを眺めていたセツが、俺に追いついて…顔を覗きこんできて言った。

『・・・兄さんったら、可愛い』

そう云ってクスクスと笑うセツに、可愛いのはお前だろう…と、『俺』はさっきの彼女を思い出しながら、心の中で盛大な溜息をついていた。

→ 7話へ続く



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