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☆Novel contents☆ 


本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。にへ


ACT.196 続き妄想  シルシ “俺のお前”  9

(SIDE 社)

事務所との連絡を済ませた俺は、にんまり顔で蓮に言った。

「キョーコちゃん、今日の撮影終わったって、さっき連絡があったってさ、掛けてみれば?」

「そうですね、行き違いになるとマズイですから…」

そういうと運転席の蓮は、携帯を取り出した。
今、俺達がいるのはキョーコちゃんのドラマが撮影されてるスタジオの出入り口付近に停めた車の中。
蓮の仕事が終わったから、一緒にキョーコちゃんを迎えに来たんだ。

車内の時計で時間を確認した俺はそのまま視線を窓の外に向けた。
今の時刻は10時半…本当ならまだ、仕事をしているはずの時間だった。

映画の撮影と敦賀蓮としての仕事…2足の草鞋を履いての過密スケジュールなのに、この時間を捻出できたのは、やっぱりキョーコちゃんへの愛がなせる業、、、なんだろうな?


*******

「すみません…社さん、今日の予定なんですけど…」

仕事へと向かう車の中で、蓮は俺に、スケジュールを詰められないかって聞いてきた。

「…それはお前次第だよ?」

と答えると、蓮はそうですねって言って、すべての仕事を一発OKで仕上げて、この時間を作った。

どうせこの後、合流するんだから…っていう俺の言葉に蓮は隠さずに答えた。

「カインとしてじゃなく…渡したいんですよ」

な~~~んて聞かされて、、、思わず俺がどきどきしちゃったよ!
いよいよ本腰入れて口説くのか~~って///
あの蓮が、百戦錬磨な顔をしてるくせに、キョーコちゃんに関してだけはヘタレ街道まっしぐら…恋愛初心者振りを披露してきた蓮が、ついに本気になった~~~って!!
それはもおっ、もれなくはしゃぎましたとも!! 
そんな可愛いことを言う蓮を、お兄さんとしては協力するしかないだろぉ??

それに、俺もキョーコちゃんに直接お返しを渡したかったしね。

朝はバタバタしててそれどころじゃなかったし…と、
隣りでキョーコちゃんが出るのを待ってる蓮の横顔に視線を移し、、、そのまま首へと視線を降ろした。

うっすらと残る…キスマークの痕。

キャーーーっっx/// アレをつけたのがキョーコちゃんだったなんて~~っっ
(正しくはセツが、だけど…)
一体どんな流れでそんなことになったのか…

マジで隠しカメラでも仕掛けて覗き見たい衝動にかられたじゃ~ないかっっ!

って社長じゃあるまいし、そんなドッキリは仕掛けないけどさぁ~。
キョーコちゃんが清らガールを廃業するとしても蓮相手になら、何の問題もないし~~~っ♪

       それに、俺は見た!!

社長のあのしたり顔…絶対、確信犯だよな!!

「まぁ、ヒール兄妹ならそれもアリ、だよな?気にすることはないゾ、最上君」

って…社長に言われたキョーコちゃんは、、、可哀想な位真っ赤な顔で、小さくなってたけど。

「仕事にも問題ないし、気にしないでいいよ、最上さん。元はといえば俺が…」

そういった蓮に、それ以上語らないでくれとばかりにものすごい勢いで

「あぁーっ、あの、本当にスミマセンでした~~それじゃ私、仕事に行ってきます!!」

っって飛び出して行っちゃった…残された蓮は、その後無言になってたけど。
まぁ…いい傾向なのは間違いないよな?
前と違って蓮の奴、顔色もずいぶん良くなったし、なんだか…楽しそうなんだよな。

だから、これはもしかすると、もしかする・・・んじゃないかって!!

キョーコちゃんがラブミー部を卒業する日も遠くないんじゃないか~ってお兄さんは期待しちゃうゾ!

だから、そんな俺の期待を裏切るような出来事が今、まさに起きようとしてたなんて思いもしなかった。

「…出ないな」

そう言った蓮が突然、顔色を変えた。
慌てて車のドアを開けた様子にただ事じゃないなって、追いかけるように車の外に出た。

「なっ、どうしたんだ、蓮!!キョーコちゃんに何かあったのか?」

「わからないんです…でも、急に…」

そう云って耳元に当てられた携帯からは聞き覚えのあるアナウンスが流れていて…

そう、特に蓮にとって聞きなれたソレは、、、

「壊れた…ってことか?キョーコちゃんの携帯が…」

「…ちょっと俺、様子を見に行ってきますっっ」

そういうや否やものすごいスピードで駆けていく蓮を、俺も必死で追いかけた。

そして、やっと蓮に追いついたと思ったら…
そこには       不破に抱きしめられているキョーコちゃんがいたんだ。

(SIDE 蓮)

「ざけんな…!お前は俺のもんだろっ!!」

           この声は不破っ!

声がした方に向かって走りながら、俺は焦りとどうしようもない怒りに襲われていた。

クソッ!なんで気がつかなかった?
アイツがわざわざ俺を待ち伏せてまであんなことを言いにきた本当の意味に…
取り上げた携帯に掛かってきたおびただしい数の着信履歴が、
アイツの余裕のなさを証明していたことに!!

彼女にキスをしたあの日、帰る頃にはパッタリと鳴り止んだ電話に安堵して、携帯を彼女に返した。
その後も、彼女の様子を見る限り、掛かってきているような素振りは見えなかったから油断した。

いや、油断というより…俺は浮かれていたんだろう。

あの娘の垣間見せるぎこちなさや、照れた表情が…役によるものじゃないって、期待してしまっていたから。


スタッフに邪魔されるまでの間、俺は夢中で彼女の唇を味わっていた。

キスを交わしてる間のあの娘は…
とろんとした目で俺を見上げ、たどたどしいながらもキスに応えようとしてくれた。

それはセツが…というよりも素の彼女を感じさせた          

回された腕が、…絡み合う舌が、、、キスだけであんなに満たされたのは初めてだった。

愛しさが溢れ出して、…病み付きになるような甘い痺れにもっと欲しくなった。

あの日から俺の箍は外れたままになってる…

吹っ切れた…というべきか、俺はカインであることを純粋に楽しみ始めていた。

公然と可愛がることができる兄という役を満喫するように…あの娘の反応が嬉しくて楽しくて。
それに、その甲斐あってか、彼女の挑発的な態度も大人しくなっていった。

頬にキスは当たり前、、モーニングキス、おやすみのキス…
仕事に行く前にもキス…
唇にしたのはあの日だけだが、頬や手の甲…おでこにまぶた…
そして、セツにもお返しのキスを強請る至福の日々。

あえて唇だけ外すのは…止められなくなるとわかったから。

そう、これ以上先に進むのはあの娘とじゃないと…後悔をする。
まぁ、社長に一線を越えるな…って言われているのもあるが、
さすがにこれ以上、あの娘相手に想いも告げずにそんなことは出来ないからね?

だけど、正直な所…日に日に可愛さを増していく彼女に、俺の方が耐えられなくなりそうだ。

余裕なんてないのが…本物の恋、か。

俺は以前、社長に言われた言葉を思い出していた。

確かに、笑って身を引けるような、そんな穏かな感情なんかじゃない。
身を焦がすような激しい感情…あの娘を誰にも渡したくない    

今日、わざわざ時間を作ってまで彼女に会おうとしたのは、確かめておきたかったからだ。

俺の事をどう思ってるのか…少しは男として意識してもらえるようになったんじゃないかって、期待する心を抑えきれなかった。

彼女にシルシはつけさせてもらえなかったけど…
その代わりに、ホワイトデーには鎖の代わりになるものを贈ろうと思った。

だけど、ソレをカインとして渡したんじゃ…意味がないんだ。

誰にも渡したくない…俺のこの想いが少しでも彼女に届けばいいと願って選んだものだから…

*******

スタジオから出てすぐのところにアイツと彼女の後姿を見つけた。

そして、彼女に近づいた不破はそのまま彼女を抱きしめた。

            されるがままの彼女に…俺は足を止めた。

何で抵抗しない?俺は…二人を前にその場から動けなくなった。

初めて逢った時から、アイツはあの娘の特別だった。
あんなに傷ついて、捨てられた後でさえ、あの娘はアイツを忘れようとはしなかった。

その激しい憎しみの感情を目にする度、俺はずっと心の中で思ってきたんだ。

早く忘れてしまえばいいのにって…
アイツじゃなく、俺のことでいっぱいになればいいのに         って。

二人の姿に、幸せだったこの数日間から一気に現実に戻された気がした。
息を切らせながらやってきた社さんはソレをみて絶句している。


        そして、アイツが、俺達の存在に気づいた。

だけど、アイツが口を開こうとした瞬間、彼女が動いたんだ。

→ 10話へ続く



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