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☆Novel contents☆ 


本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。にへ


ACT.196 続き妄想  シルシ “俺のお前” 11

(SIDE 尚)

焦燥に駆られ、キョーコを抱きしめた俺の前にアイツは現れた       

敦賀蓮の姿を捉えた瞬間、俺はキョーコを抱きしめる腕に自然と力を篭るのを感じた。

渡さねー!…キョーコは俺のもんだ!敦賀蓮の登場に俺は心を決めた。

俺が好きだって告げれば、…お前の事を考える隙なんてなくなる。

キョーコの気が済むまで待ってやろうと思ったが…
予想以上に綺麗になっていくキョーコに、ヤキモキさせられて…

           これ以上振り回されるのはごめんだ。

仕方ねーから、俺が負けてやる…だから、お前は俺だけを見てろよって…

そう言えばキョーコを取り戻せると思っていた俺が…
告げようとした時、         …キョーコは笑ったんだ。

「クスッ…」

耳元で俺を嘲笑うかのように、小悪魔な笑みを浮かべて          

「ねぇ、もしかして…アタシの事、好きなの?」

「?!」

吃驚して言葉を失った。
その上、上目遣いで男を誘うように艶かしく指を首に絡めてきたキョーコに、俺は戸惑いを隠せなかった。

ここにいるのは、誰なんだ…初めて見る表情

こんな、男を手玉に取って…面白がるような小悪魔、俺は知らない。

        なのに、何でこんなにドキドキしてやがる?

この女はキョーコなんだ!…キョーコのくせに、キョーコ相手に俺がこんな、、、

「…な~んて冗談よ?アタシのタイプは刺激的な男だから」

そう云って、俺を突き放すように腕からすり抜けていったキョーコ。
タイプって…何だ?お前は恋なんかしないんじゃなかったのか??
いくら変わったっていったって…お前のメルヘン思考は健在じゃねーか!
最後には王子様が迎えにきてくれるってどこかで信じて待ってるはずなんだ!
それが…刺激的な男がタイプだと~~??

「刺激的…?」

そう聞き返した俺にキョーコは淡々と答えた。

「そうよ?…それに付き合うならキスの上手な男を選ぶわ?」

思わず、顔が引き攣る…キョーコらしくない口調に俺は焦っていた。

「…はんっ、お前、俺以外にキスなんかしたこともねーくせに…っ

あの日のキスを忘れたなんて言わせねーゾとばかりに言い返せば、

「…クスクス、あんなの…キスだなんて思ってないわ、だって…キスはもっと気持ちのいいものでしょう?」

あんなの…?!って、それじゃまるで俺様が下手だっていいてーみてーじゃねーか!

アレはそういうつもりでしたんじゃねーんだから、当たり前だろうがっっ!

・・・妙に実感こもった言い方しやがって、まさか…お前アイツと?!

そう云って後ろの男に視線を向けるとキョーコも振り返った。

「…えっ?つ、敦賀さん?!///」

途端に素に戻ったキョーコは、アイツを見てめちゃくちゃ動揺し始めた。

…んだよっ、その反応はっっ…赤くなったり青くなったり…
耳まで真っ赤にしやがって…意識しまくりじゃねーかよっっ

それが面白くなくて、俺は        

「お前、俺に言ったよな…敦賀蓮なんかなんとも思ってねーって…
役者としてのレベルを上げたいから、あの男の優しさを利用するんだって…」


わざと目の前で言ってやった。
アイツにどう思われようと…なんとも思ってねーんだから構わないだろって…

「ちょ、アンタ…敦賀さんの前でなに言って…」

案の定、キョーコは焦っていたが、俺のセリフに僅かに顔を歪ませるアイツを見て少しだけ胸がスッとした。

「慌てる必要なんかねーだろう?お前は、負けない…んだからよ?」

嫌味ったらしく笑いながらそう云ってやった。
      負けたりするはずがないんだ、お前は…俺のもんなんだから。

すると、それまで沈黙を保っていたあの男が嘘くさい笑顔で近づいてきた。

「…どういうことなのか、詳しく教えてもらえるかな…最上さん?」

笑顔のくせに薄ら寒い空気を漂わせて…キョーコとその後ろのメガネが固まってんぞ?
まるで軽井沢の時みてーだな…なんて思いながら見ていると

「ヒィッ…あの、その・・・」

キョーコは怯えて小さくなっていくだけで…しゃべろうとはしなかった。
そんなキョーコに小さく溜息をついたアイツは、俺に話しかけてきた。

「…彼女の携帯を壊したのは…君だろう?」

「・・・・・・」

無言のままに俺はアイツを睨んだ。すると、アイツも険しい顔をしてさらに言葉を続けた。

「…暇つぶしなんだが知らないが、彼女にストーカーの如く電話するのはやめてくれないか?」

す、ストーカーだと??なんで俺がお前にそんなこと言われなきゃいけないんだ!

「…そんなの、アンタに指図されるいわれはない…掛けたい時に掛けて何が悪い?
キョーコが出れば…俺の電話を無視したりしなきゃ、俺だって…」


お前が通知して掛けるなんて小細工しなきゃ、キョーコと話せてたんだよっっ

「今更…彼女をあれだけ傷つけておいて、そんなの…許せるわけがないだろう?」

今さら…?許せない…だと?
なんでお前に許してもらわなきゃいけないんだっ!

「アンタの許しなんか関係ねーだろうっっ、これは俺とキョーコの問題なんだ!
それとも…アンタにとって何か都合が悪いことでもあんのかよ?
アンタとキョーコは…事務所が同じだけの、ただの先輩と後輩なんだろ?!」


俺の言葉にグッと奥歯を噛むアイツの代わりに、キョーコが選手交代とばかりに食って掛かってくる。

「ちょっと…アンタ、さっきから聞いてれば、敦賀さんに失礼な口ばっかりきいて…アンタから見たって芸能界の先輩になるでしょう?!敦賀さんに謝りなさいよっっ
大体ねー、アンタがくだらない嫌がらせばっかりするからいけないんでしょっっ!」


「嫌がらせ…?」

本気でいってんのか?
こんだけ俺がしてやってんのに、なんにも感じてないっていうのか     

「そうよ!それ以外にアンタがこんなことする理由なんてな…」
「…っ」

理由?そんなもん…好きだからに決まってんだろっっ      …そん位わかれよっ!

そう云ってやろうと…格好悪くてもお前を失うよりマシだ…って思ったはずなのに言えなかった。

格好悪すぎて、敦賀蓮の前でそんな姿を晒すなんて、…プライドが邪魔して声にならなかったんだ。

「       最上さん、行こう」

そんな俺を一瞥してキョーコの前に手を差し出した敦賀蓮…
だけど、キョーコはその手を握ることを躊躇っていた。
そんなキョーコを急かすようにメガネが言った。

「そ、そうだよ…キョーコちゃん、こんなところ誰かに見られたら…
不破君も、今マネジャーさんに迎えに来てもらってるから…」


それまで傍観してたとばかり思っていたメガネの男は、事務所を通じて祥子さんに連絡を入れていたらしい。
先に帰ったはずの祥子さんからの着信に、俺は、まだ肝心なことを聞いていなかったことを思い出した。

「待てよ、まだ話は終わってない…キョーコ、お前…下宿先にも帰らずにどこいってやがんだよっ!」

そういってキョーコを捕まえようとした腕は、空を切った。
アイツがキョーコを自分の胸に抱き寄せたからだ。

「お前には関係ない…」

そう云って俺を見下ろすアイツの目は恐ろしいほど殺気が篭っていた。

っ!…ここでビビったら負けだ!

「キョーコ…見たか!!お前は騙されてるんだ、こいつの本性はなぁっ
温厚で紳士なんて言葉からは程遠いやばくて危険な男なんだよっっ
それなのにお前…」


すると、アイツの腕の中から…キョーコが艶めいた声で

「…知ってるわよ、だから刺激的なんじゃない…クスッ」

そう云ってキョーコは艶かしい手つきでアイツのネクタイを緩め始めた。

「?!」

キョーコの行動に呆然としてしまった俺は、思わず目を疑った。

キョーコが撫でるように伸ばしたアイツの首筋には、うっすらと残るキスマークの痕があったからだ。
それを見せ付けるようにわざと…首筋に唇を近づけるキョーコ。

そして、キョーコの行動をされるがまま、満足そうな顔でみつめる敦賀蓮の…
二人の…まるで濡れ場を見せられてるような居た堪れなさに俺は目を逸らした。

そして、俺はやっと気がついたんだ…

すでにキョーコを失っていたんだということに        

→ 12話へ続く



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