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☆Novel contents☆ 


本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。にへ


ACT.196 続き妄想  シルシ “俺のお前” 14

(SIDE 蓮)

今の俺にはヒール兄妹として一緒に過ごす時間はあっても、最上さんと話す時間はほとんどない。

だから、どうしても      彼女と話したかった。
それに、彼女には何度も助けられたから…俺も何かお礼がしたかったんだ。

      そんな俺が、シルシの代わりとして選んだのは…鎖。

その鎖をホワイトデーのお返しとして贈ることにした。

プラチナのプレートにクロスのダイヤが刻まれたブレスレット。
鎖で繋がれた二人を髣髴とさせるそのペアのブレスレットは、彼女には無色透明のDカラー、俺のは、黒の魔物らしく…悪魔も欲しがる石といわれるブラックダイヤが刻まれている。

…手錠を注文したのは、ほんの冗談のつもりだった。

だけど、彼女とゆっくり話したいと思う俺とは対照的に、彼女はすごく居心地が悪そうで…

『俺』とは、いたくないんだって感じた      

どうやら、俺はまた…期待をし過ぎてしまったらしい。
ラブミー部の彼女を征服するのは簡単なことじゃないって、わかっていたはずなのに。

期待してしまった分、その反動は大きくて、笑顔の下で俺は凹んでいた。
だから、用意したプレゼントをすぐ渡す気にはなれなかった。

       今、俺にできることは何だろう。

まさか、あの手錠が役に立つとは思わなかったが、…本当に繋がれてみるのも悪くない。
無防備な彼女にはいい薬になるだろうから        

*******

「な、人をからかうのもいい加減にしてくださいっっ!」

そう云って彼女は俺の前に手をかざした。
だから、俺は手錠で繋がれた彼女の手に自分の手を重ねて、指先を滑らせるようにして握り締めながら言った。

「からかってなんかないよ?…俺は君に忠告したはずだ」

…彼女が、俺以外の男に奪われないようにする…

「忠告?」

彼女は、何のことかわからないと首を傾げて訊いた。
俺が目を逸らしてフゥっと溜息をつくと、彼女は小さな声でダメ息をつかれたって…呟いて一生懸命、思い出そうとした。
だけど、うーんうーんとどんなに考えても答えが出てこなくて、困っている彼女。
そんな彼女を見ているうちに、少しずつ浮上していく…。
可愛いな…って簡単にほだされてしまう自分に、俺はコホンと小さく咳払いをした。

「…君がしっかりしないから、心配で一人でほっとけやしない…って言ったのを覚えてるだろう?」

「あ!…はい、お、覚えてますっ」

これから、君が他の男に無防備な姿を晒すことがないように…その意識を変えさせてみせる。

「君はスキがありすぎる…顔見知りが100%安心できるなんて思わない事だ…って」

自分を過小評価しすぎる君は、とても無防備で危なっかしいから…

「で、でも…」

君がどれだけ魅力的で、非力な女性なのかってことを認識してもらわなきゃいけない      

「でもじゃない…貴島君にメルアドを教えただろう?」

この業界の男がどれだけ危険なのか、君は何もわかってないから。
今はもう無害となった彼だが、引き合いに出して説明してあげる。

「え?」

事務所の先輩として、これは、これからの君に必要となる知識だから…と。

「口説いてきた相手に連絡先を教えるなんて…無防備にも程があるだろう?
しかも、送られてきたメールに…あんな返信をするなんて…誤解を招くようなことはするべきじゃない」


その言葉に嫉妬がないわけじゃないけど     

「な、なんで敦賀さんがソレを?!」

「貴島君が見せてくれたんだ…あの日はCM撮影で一緒だったからね…」

そういってクドクドとお説教を始めた俺に、彼女はソファの上で正座をして聞いていた。

「…だから簡単に連絡先を教えたりしないこと…わかった?」

「…は、はい…」

これで少しは安心かな…
彼女は先輩の教えを破るようなコじゃないから…純潔を守るという約束も覚えていたしね?

「それじゃ、手を出して…外してあげるから」

手錠を外して…元の席に戻ろうとした時、彼女が不意に言ったんだ。

「…これからは、ここにお邪魔することも控えた方がいいですよね」

        それは想定外の言葉だった。

「も、もちろん…敦賀さんはそんなことないってわかってますが…」

「そ、それは…」

予想外の切り替えしに俺は、どう答えるべきか困惑していた。

確かに、顔見知りだからって安心するなって教えた。
男とは絶対に二人きりになるなって…
後から来るなんて調子のいいことを言う奴もいるから気をつけてって、
コンコンと口うるさいくらい…言った。

「そんな…私を誘うような物好きは…」

「いるから言ってるんだろう?それに自分を卑下するのは君の悪い癖だ!」

魔法でも何でもない…君はとても魅力的な綺麗で可愛い
…(俺の大事な)女の子なんだから      って。


そんな彼女に、どう言えばいいんだろう?
彼女の言ってることは正しい…
彼女の顔見知りで今一番危険なのは…どう考えても俺だという自覚すらある。
今の俺の理性は、薄皮1枚で繋がってるようなものだったから。

だけど…だからといって、それを受け入れることは出来ない。

当たり前のようにそばにいる今が…
虚構でいずれ現実へと戻っていくことに不安を感じていたのに
以前のように会うことも出来なくなるなんて考えたくもなかった。

だけど、彼女は水を得た魚の如く…俺に畳み掛けてくる。

「…敦賀さんの食事事情を考えると、ヒール兄妹解消後も引き続き管理を継続したい所ではありますが、…ラブミー部として依頼されたとしても、やっぱり…マンションに伺うのはまずいと思うんです。
今日みたいにナツの格好で来るのは特に…万が一、私のせいで敦賀さんの輝かしい歴史に汚点を残すことにでもなったら…」


思わず、ソファに拳を入れて言葉を遮った。

輝かしい歴史?スキャンダルなんて気にした事もない。
…彼女を困らせることにならないのであれば、むしろそうなりたいと望んでる位だ。

わかってる…
彼女は俺の気持ちを知らないから…だから、先輩の俺に迷惑をかけたくないって…

だけど、これ以上…彼女の口から否定の言葉なんて聞きたくなかった。

「す、すみませんっ…こんなありえない話なんかして、心配する必要なんてないのに…でも、やっぱり、こうしてお邪魔するのは今日で最後に…」

ありえない話?…今日で最後      

立て続けに言われた言葉に…ショックが隠せない。
胸が締め付けられるように苦しくて…息が出来ない。 

「本当に、ありえない…?」

…張り付いた喉から搾り出すように訊いた言葉に、返ってきたのは…

「ありえないじゃないですかっ!私と敦賀さんがなんて…」

俺の想いを完全に否定する言葉だった。
それを聞いた瞬間、…アイツの言葉が頭を駆け巡った。

「間違っても…俺に惚れる様なバカな真似はしない    から?」

認めたくなかったその言葉を口にした時、胸を抉られるような痛みが走った。
一気に溢れ出した澱んだ感情…闇に侵されていくのを感じた。

「…え?」

目を見開いた彼女の顔色が一気に青ざめる。

「…何で知ってるんですかって顔…してるね?」

ダメだ…これ以上、クオン(本当の自分)を晒しちゃいけない…
      わかってるのに、止められない…。

「……」

彼女は無言のまま、固まってしまった。

「言われたのは…君がアイツと仲良くTBMに来た日だからね…」

そういいながらも、自分を止めたくて足掻いていた俺は、薄くなってしまったシルシ…に触れた。

だけど、俺だけはありえない…って、言葉が理解できなくて

アイツならありえるのかって…考えないようにしてた思考の扉が開かれていく。

燃え上がる焔は激しさを増していく        

生まれ変わってもアイツへの憎しみは忘れないって言ってた…
激しい憎しみは、それだけ君がアイツを好きだった証。

アイツが言わせてもらえなかった言葉を君が知る日がきたら…
アイツに好きだっていわれたら、君はアイツを選ぶんじゃないかって…

俺の中で燻り続けてきたアイツへの嫉妬が激しく燃え上がる。

幼馴染という二人の、特別な関係が運命を手繰り寄せていくのを…
俺は見ていることしか出来ないんだって…言われたみたいに心の中に絶望が広がっていく。

諦めることなんてできない、だけど苦しい…痛くて苦しくて堪らない。

イヤだ!イヤだ…その声もぬくもりも…誰にも渡したくなんかない。
俺だけのものに…俺だけを…俺を見ていて欲しくて    
好きだ…好きなんだ…もう俺を一人にしないで      

闇になんか…堕ちたくない       …っ

「…イヤだ…」

     敦賀さん…」

ごめんね…キョーコちゃん、俺には…
今さら、この気持ちをなかったことになんてできないんだ…

「…え、あの…」

俺は、彼女の瞳をみつめて…その唇に視線を落した。
さっき彼女は…俺のキスを思い出し…
付き合うなら、キスのうまい男にするって…言ってた。

「目を瞑って…」

可能性は…ゼロってわけじゃない…
俺を救ってくれた君が…ありえないと言うのならその口を塞いでしまえばいいんだ。

「あの…つ、るが…」

彼女の顎をクイッと持ち上げて…そのままソファに押し倒した俺は     

「…君の言うとおり  …今日を最後にしてもいいよ…?」

そう云って俺は    彼女に…最上さんにキスをした。

→ 15話へ続く



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コメント

来るのは最後・・・・

意味深・・・・ドキドキ!!!
蓮さん、攻めてるけど、まだ大事なこと言えてないし、言う気なしなのでしょうかw

Re: 来るのは最後・・・・

> 意味深・・・・ドキドキ!!!

えへw 意味深ww と受け止めてもらえて嬉しいです。
言わせてみましょう~ ほととぎす。

ということで、久々の限定です♪

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