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※ このシリーズには蓮×キョ以外のXXXなシーンがあります。蓮×キョ以外は受け付けないの~~という方はここでリターンすることをお勧めします。(みー)

Twin soul  ~君と出逢った奇跡~

【文章】みー


星が瞬きだした公園で外灯がベンチをパァッと照らし出した。
その瞬間…顔を上げた彼女に、俺はそっとハンカチを差し出した。

「あ…ごめんなさい…私」

「あー、いいのいいの、俺が放って置けなかっただけだから…」

彼が去った後、涙が止まらなくなってしまった彼女の隣に座って
泣き止むのを待っていた。

以前にもこうやって、泣いている女の子のそばにいたことがあったなぁ…なんて思い出しながら。



その子は近隣でも可愛いって評判の隣の女子高生だった。
湊のことが好きな彼女は、通学路で待ち伏せをして…
真っ赤な顔をして告白してきたから、俺もよく覚えてる。

だけど、その頃の湊は…来るもの拒まず去るもの追わず…といった感じで
危うい恋愛ばかりしてたから…彼女が傷つかなきゃいいけど…って思いながら傍観してた。

案の定、しばらく経って…湊の事で相談を持ちかけられた俺は、
急に泣き出してしまった彼女を慰めるはめになって…
泣き止むまでの間、その子を抱きしめてあげてた。
そこへ、タイミング悪く湊がやってきて、慌て出した彼女に…
俺も湊に変に誤解されたら困ると思って、弁解しようとしたんだ。
だけど、湊の目にはそんな彼女の姿さえ映ってなかった。

「貴弘、話が済んだなら帰ろうぜ」

顔色一つ変えることなく、俺にそう話しかけてきた湊を見て思ったんだ。

本当に怖いのは…嫌われたり憎まれたりすることじゃない…
           『無関心』なんだって。


「ありがとうございます…」

そう云って立ち上がった彼女の目は、少し赤くなってた。
俺と目が合って、バツが悪そうに目を逸らした彼女をみて、急に胸がドキッて鳴った。

( うわっ、やべぇ…この子マジで可愛いじゃんか…///)

さっきの彼だって結構なイケメンだった。
女の子に不自由するタイプには見なかった…だけど、そんな彼があんな風に彼女に執着していたのも頷ける位…目の前にいる彼女は、ふんわりとした長い髪が良く似合うすごく可愛らしい女の子だった。

「あー…俺、悪いことしちゃったかも…」

「え?」

彼の気持ちがわかった気がして…なんだか罪悪感が芽生えてきた俺を、彼女はきょとんとした表情で見上げた。
首を傾げて覗き込む…そんな仕草が可愛いくて、なんだかドキドキした。
女の子には慣れてるはずなのに、こんな風にドキドキしたのは初めてだった。

「いや、なんでもないよ。…家、この辺?暗くなったから…ついでに送るよ?」

「えぇ?い、いいです、すぐソコですから、大丈夫です」

顔の前で手を振りながら遠慮する彼女に、ちょっとだけ残念だなって思いながら…
俺は道を聞こうと思ってここに来た事を思い出した。

「そ?…あ、家近所だって言ったよね?俺、貴弘…井口貴弘って言うんだけど、この辺に早坂っていう家ないかな?」

「…え?」

「さっきからずっと探してたんだけどわからなくてさ…それで訊こうと思って来たんだよ」

湊がまた…荒れだしたその理由が、家に行けばわかるんじゃないかと思って…。

「湊って…お兄ちゃんのお友達ですか?」

「そうそうお兄ちゃんの…って…え?それじゃ、君、ひょっとして、茉鈴ちゃん?!」

云われてみれば…整った顔、醸し出す雰囲気がどことなく似てるような気もする…。

「そっか、なるほどね。あの噂は本当だったんだ…」

湊は、絶対に家に男友達を連れて行こうとはしなかった。
可愛い妹がいるって…話は聞いていたけど、俺でさえ会わせてもらえなかったからね。
まぁ、湊ほどではないけど、女の子にもてる俺は…
その辺は不自由してないし、心配要らないって云っても…
ダメだの1点張りで…だから、逆に湊の妹に興味が湧いた。
それに…もしかしたら…って思ってたからね。
その予想は、彼女に会って確信に変わっていった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昨日、クランクアップを迎えた不破について…俺は何も訊かなかった。

アイツとはもう、決着がついたのだからと       …

そして、今、俺は新たな馬の骨候補の村雨と、彼女の撮影を見ながら隣り合わせに座っている。

「彼女…敦賀サンと同じ事務所なんですよね?」

彼女の演技を見ながら、村雨がそう訊いてきた。

「あぁ、最上さん…?」

「最上?」

「あぁ、ごめんね、つい、彼女とは長い付き合いでね、デビュー前から知ってるものだから…」

さりげなく牽制しながら、村雨の様子を探る。
村雨の彼女を追いかける視線に…俺は予感が的中したことを知る。

「そうなんスか、じゃあ、昨日の彼の事も知ってます?」

「昨日…って、不破君の事かな?」

「…京子ちゃんと幼馴染らしいですね…」

京子ちゃん…?思わず眉間に皺が寄る…
昨日の今日で…と馴れ馴れしい村雨に少しムカついてしまう俺。
すると、彼女を見たまま村雨は意外な事を云い出した。

「俺、よくわかんないけど…彼にケンカ売られたみたいで…」

「…ケンカ?」

「いや、気のせいだったのかもしれないんですけど…ただ、」

「ただ…?」

「幼馴染でキスってアリなんですかね?」

そういえば、昨日のシーンにもラブシーンがあった…。

「まぁ、でもそれは仕事なんだから…」

「仕事だったら、俺だってわかるけど…
でも、アレは明らかに俺に対してあてつけっていうか、
急に目の前でキスするからっ…俺もスタッフもみんなビックリして…」

「?!」

なっ…仕事だったら…って撮影シーンじゃなくキスされたのか?
アイツ…諦めたんじゃなかったのか?!
キョーコもキョーコだ…またアイツに唇を奪われるなんてっっ
本当にあの子はっっ しかもそんな話…聞かされてないぞ?

「彼女も怒ってはいましたけど…
やっぱり、あの二人って付き合ってるんですかね?」

「……」

キョーコと付き合ってるのは俺だっっ!って
云ってやりたい衝動に駆られたが、なんとか我慢した。
…しかし、これはお仕置きが必要だよな?なんて…
思いながら、キョーコの方をジーッとみつめていた。

「…あれ?なんか急に冷えてきた気が…」

村雨がそう云って辺りを見渡して振り向くと、後ろから社さんが近づいてきた。

「おいっ蓮…ちょっと…」

「…何ですか?社さん…」

社さんの声に振り返った俺と目が合うなり、ヒィっと小さな声を上げた社さんが俺の腕を引っ張って…スタジオの隅へと連れて行った。

「…久しぶりにみたよ…闇の国の蓮さん…ったく、心臓に悪い…他の人には見られてなかったよな…?」

キョロキョロと周囲を見渡す社さんを見て、冷静になった俺は思わず苦笑した。

B・Jの時のことも聞いている社さんは、村雨と必要以上に接触するのは危険だと俺に声をかけに来たらしい。

『敦賀蓮』でいる以上、あの時みたいな心配はないだろうが…
奴とは戦うことになりそうだ。役の上でも…プライベートでも。

でも、まずは彼女に…お仕置きをしないとな。

→ 13話へ続く

2012.2.15 アイミル掲載作品
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