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※ このシリーズには蓮×キョ以外のXXXなシーンがあります。蓮×キョ以外は受け付けないの~~という方はここでリターンすることをお勧めします。(みー)

Twin soul  ~君と出逢った奇跡~

【文章】みー


大学近くのファーストフードで、時間を潰しているらしい茉鈴ちゃんをみつけた。

そんな彼女に近づき、さりげなく声をかける。

「あれ?もしかして湊と待ち合わせ?」


「あ…貴弘さん!」

にっこりと可愛らしい笑顔で迎えられ、思わず高鳴ってしまう胸…

( 本当に可愛いよなぁ…湊の妹じゃなきゃよかったのに… )

「今日はご機嫌だね…何かいいことでもあった?」

「え///…あの、湊から聞いてませんか?」

「え?」

「貴弘さんのおかげなんです…」

そう云われて初めて気がついたんだ…二人が同じ想いを抱えていことに。

俺とは違うんだ…ってわかった瞬間、羨ましい気持ちと、余計なことをしてしまったんじゃないかっていう後悔が俺を襲った。

俺の父親は生まれて間もない頃に他界していて…母は俺が小学校に上がる前に再婚をした。
伴侶に先立たれた者同士…保育園で出逢ったのがきっかけだった。
そして、俺の初恋の彼女は、二つ年上の義姉になった。

俺は長いこと…義姉のことを姉さんと呼べなかった。
弟としてしか映ってないこともわかっていたし、胸の中で燻ってる感情が恋だとは思っていなかった。
その感情をはっきりと認識したのは姉貴が結婚して家を出ていくと聞かされたときだった。
だけど…その時すでに身篭っていた姉貴に俺が云える言葉は、一つしか残されていなかった。

「結婚おめでとう…幸せになれよ?姉さん…」

だから、湊が同じように苦しんでるんじゃないかって思ったとき、自分の姿と重なって見えたんだ。
云うことが出来なかった想い…ずっと燻ったままのそれを抱えていくより、叶わずともその想いを告げて…それで先に進めた方がいいって簡単に考えてしまった。

こんな展開は予想していなかったから…。

まさか互いに想いあって傷ついてたなんて          …

二人は血の繋がった実の兄妹…そのハードルは俺以上に高い。
だからこそ、苦しんでたはずなんだ…常識で考えれば、認められる関係じゃない。

だけど、俺は…

「そっか、よかったね…」

目の前で本当に幸せそうに微笑む彼女に、それ以上のことは云えなかった。
だけど、その笑顔がどこか儚げで…
俺は迫りくる嵐の前の静けさのような不安を感じずにはいられなかった。

『カット』の声がかかり、モニターのチェックを済ませた俺たちはロケバスへと乗り込んだ。

彼女に初めて会ったのは監督に挨拶に行ったスタジオでだった。
舞台をしていた俺は、ドラマも中盤から参加ということで、
顔合わせには参加していなかった。

初めて会った彼女は、凜としていて…お辞儀の綺麗な礼儀正しい子という印象だった。
やんちゃだった俺とは正反対の優等生タイプ…だけど、なぜか不思議と目を惹かれる子だった。

確かにメイクをした彼女は綺麗だったし、演技もそこそこ…と思ったけど
俺の意識はアイツに…敦賀蓮に向いていたから、意識してみてはいなかったんだ。

だけど、実際に…共演してみてわかった。

肌で感じる『本物の違い』…彼女は演じてるんじゃなくて、その瞬間を茉鈴として生きてた。

彼女の演技に惹き込まれていく…その高い演技力に引き摺られる。

     彼女に恋をするのに時間はかからなかった。

目の前で繰り広げられる他の男とのラブシーン…それでさえ、彼女の魅力を俺に見せつける1シーンに過ぎなかったのだから。

俺も触れてみたい…あの艶やかな唇に触れたら、どんな気分だろう…
まるで中坊みたいに、妄想してしまう俺。

( やべぇ…マジで嵌ったかも… )

だけど、彼女には男がいた。
そう、俺に喧嘩を売ってきたアイツ、だけど、あからさまな牽制は逆に俺に火をつけた。

売られた喧嘩は買う主義なんだ…それに、いい女に男はつきもの。
男がいたからって諦めるような腑抜けじゃない。
そう、相手がいても関係ない…俺が、彼女を振り向かせればいいだけのことだ。

恋は常にアグレッシブ…前向きなのが俺のいいところだ。

ドラマは、真木さん演じる美春によって…波乱のシーンに突入していく。
傷ついた彼女を支えるのは…二人の理解者でもある俺…
ボロボロに傷ついても一途に湊を想う茉鈴に、貴弘はどうしようもなく惹かれていく。

気をつけてね…って云われた真木さんの言葉を思い出しながらも、
自然と彼女を目で追いかけてしまう自分を止められなかった。

だけど、俺はこの時、まだ気づいていなかったんだ。

本当の敵が誰なのかってことに         

→ 15話へ続く

2012.2.17 アイミル掲載作品
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