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※ このシリーズには蓮×キョ以外のXXXなシーンがあります。蓮×キョ以外は受け付けないの~~という方はここでリターンすることをお勧めします。(みー)

Twin soul  ~君と出逢った奇跡~

【文章】みー



どうして     こんなことになってしまったんだろう?

なんで私たちは、兄妹なんだろう…

突然、家にやってきた美春さんは今、両親に挨拶をしてる。

「初めまして、湊さんとお付き合いをさせて頂いてる橘美春と申します…
湊さんとは大学が一緒で     …」

湊は、黙ったまま…そんな美春さんの隣で私から視線を外す。

私はそんな二人の姿に軋む胸の痛みを我慢しながら、妹として作り笑いを浮かべた。

そして、挨拶を済ませたところで…タイミングよく掛かってきた電話を理由にその場から逃げ出した。

***

美春さんと会ったあの日…湊は帰ってこなかった。
あの日を境に湊の態度は変わってしまった…。

私に触れてこなくなった湊…それどころか、まるで避けられてるみたいに同じ家に住んでるのにすれ違ってばかりの日が続いた。
明日は湊の誕生日なのに…連絡の取れない現状に沈みながら家のドアを開けると、出かけようとしてる湊と目があった。

やっと会えたことにほっとしたのも束の間、そのまま出て行こうとする湊の腕を慌てて掴んだ。

美春さんとどうなっているのか…家に戻ってこないのは何でなのか…教えて欲しくて掴んだ私の腕を振り解いた湊はごめんと一言だけ言って出て行ってしまった。

      ごめん…ってどういうこと?

聞きたいことは山ほどあったのに、その言葉に動けなくなった。

湊は…私とのこと…後悔してるかもしれない。

少し前まではあんなに幸せだったのに…嘘みたいに幸せが足元から崩れ落ちていく。

        だけど…
このまま、湊になかったことにしたい…って云われたとしても、きっと私は後悔なんてしない。

叶う筈がないと思ってた想いが通じて…湊に愛されたことが奇跡みたいに幸せで…
幸せすぎて…忘れ…られるわけがない。

だって、こんなに好きになれる人なんて他に絶対見つけられない…ってわかってるんだもの。

***

今日は湊の誕生日…結局、湊はあのまま帰ってこなかった。
だから、私から湊にメールをした。

最初で最後…でいいから、恋人としてお祝いしたいって…待ち合わせの場所を指定した。

返信はなかった…から、湊は来ないかもしれない。

だけど、それでも私はずっと…待ち合わせの場所で待ってた。

約束の時間を過ぎても…雨が降ってきてもその場所から離れられなかった。
遅れてごめんって…やっぱり俺には茉鈴しかいないって…
湊がそう云ってくれるのを信じてたから。

だけど、雨に濡れた体を抱きしめてくれたのは貴弘さんだった。

「…湊は来ないよ…だから、帰ろう?」

腕を引いて歩き出そうとする貴弘さんを振り払って立ち止まる。

「いや…帰らない、湊が来るまでここにいるっっ」

認めたくなかった…諦めたくなかった、この恋を。
湊は来ないんだって…頭のどこかではわかってても、信じていたかった。

我慢してた涙が雨に交じる…そんな私を一緒に濡れながら強く抱きしめてくれた。
転がった傘…ザーっと強くなる雨音が掻き消してしまうような小さな声だったけど…貴弘さんは教えてくれた。

「…湊は来たくても…来れないんだよっ…」

確かにそう聞こえた。顔を上げた私は、その言葉に一縷の望みを見出したくて必死だった。

「?!…た、貴弘さんは知ってるの?だったら教えて!何が…何があったの?今、湊はどこにいるの?」

矢継ぎ早に質問する私に、フゥーッと溜息を吐きながら、貴弘さんは苦笑しながら云った。

「…このままじゃ風邪を引くから、とりあえず…うちに行こう?話はそれから…ね?」

そして、貴弘さんの家でシャワーを借りた私は、用意してくれた服に着替えた。

「ごめん、男物しかなくて…サイズ大丈夫だった?その…濡れた服は今、乾燥機に入れてるから…」

目を逸らしがちに貴弘さんが私を気遣ってくれるのを感じた。
Tシャツに短パンを履いたけど、何も履いてないみたいに見える大きなTシャツからは、湊とは違う香りがした。
湊も大きいけど、負けず劣らず…貴弘さんも背が高いんだよね。

「…ありがとうございます…あの、すみません…///」

一人暮らしの男の人の家でこんな格好してるなんて…意識したら急に恥かしくなった。

「いいよ、気にしないで…はい、どうぞ?」

湯気の立ち上るコーヒーカップを受け取って、口に含んだ。

「…貴弘さんには格好悪いとこばっかり…見られちゃってますね」

考えてみれば、出会いからしてそうだった。
佑斗と別れ話で揉めてたところを助けてもらって…なんだか、貴弘さんにはいつも慰めてもらってる気がする。
コーヒーを飲んで少し落ち着いた私は、湊の事を訊こうと顔を上げた。

「あ、あのっ…さっきの話なんですけど…」

すると手に持っていたカップを差し出すようにと、目の前に手を広げてきた貴弘さん。
飲みかけのカップを渡すと、そのまま近くのテーブルに置いた貴弘さんに私は抱きしめられてしまった。

「た…貴弘さん?」

突然の事に体が硬直する…。戸惑ってた私に優しい声で貴弘さんが言った。

「茉鈴ちゃん…俺じゃダメかな…」

「…え?」

…なんで急にそんなことを言い出したのか理解出来なかった。
だけど、続く次の言葉に…私の思考は完全に停止した。

「湊は今、美春と一緒にいる」

「美…春さんと?」

鸚鵡返しのように、云われた言葉を聞き返す。

「あぁ、あの日…茉鈴ちゃんが泣いてたあの日も、湊は美春と一緒だったんだ」

次々と聞きたくない言葉が並べられていって…
…考えたくなかった『ごめん』の意味が明白になっていく。
だけど、信じたくなかった…確かに湊は云ってくれた。
想いが通じたあの日…あの言葉に嘘はなかった。

「でも、美春さんとは別れるって…」

美春さんのことは何とも想ってない…って、
私が佑斗と付き合ってたことがショックで自棄になってOKしただけだって云ってたのに…

「あぁ、そのはずだったんだ…今だって、湊は茉鈴ちゃんだけを愛してるよ…?」

私を愛してるならなんで美春さんと?   どうして、私から離れようとするの?

「だったらなんで?!」

苛立ちを吐き出すようについ、大きな声を上げてしまった。
…そんな私をみて、貴弘さんは目を少しだけ逸らして…そして、教えてくれた。

「美春に茉鈴ちゃんとの関係がバレた…らしい。
なんでそんなことになったのかは教えてくれなかったけど、そのせいで湊は今…」

私たちの関係が…美春さんに?それってつまり…湊は美春さんに…

「脅されてる…ってこと?」

そう訊くと貴弘さんはコクンと頷いた。

「美春が、自分と別れれば二人の事を両親に告げるって…だから、湊は…」

そう云われてドクンっと心臓が嫌な音を立てた。
同時にサーッと血の気が引いていくのを感じた…いつかはそんな日が来るかもしれないと漠然と思ってはいたけど、こんなに早く、そのことを考えなきゃいけなくなるなんて思ってなかった。
それでも、私の気持ちは変わらない。
湊も覚悟の上で私を抱いたんだと思ってた…のに、続く貴弘さんの言葉にショックを隠せなかった。

「…湊が云ってたんだ、茉鈴から…両親やその先の未来に待ってる…幸せを俺が奪うわけにはいかないよな…って」

だから?だから…美春さんの云うことを聞いてるの?

その先の未来…私の幸せって、湊さえいてくれたら…それ以上私は何も望まないのに。
最初からわかってた…兄妹だから、結婚も子どもも諦めなきゃいけないってことは。
それでも、湊さえいてくれたら私は構わないと思ってたのに、湊は…違うんだ。

湊はこの恋から逃げ出した。
私の幸せを奪えないなんて…大義名分を掲げて、私から逃げたんだって思った。

…私の覚悟を甘く見てる湊に腹が立って、悔しくて…涙が溢れてきた。

「茉鈴ちゃん…」

私を優しく抱きしめてくれる貴弘さんの腕…。

「茉鈴ちゃん…あのさ、俺…」

私を気遣ってくれる貴弘さんは…きっと湊に頼まれたのね。
湊と並ぶ位…私から見ても貴弘さんは素敵な男性で、湊が俺よりも優しいから、すごくモテるんだぜって云ってたのもわかる気がした。
そんな貴弘さんと仲良くなった私に…浮気するなよって…ヤキモチを妬いてくれたことが遠い日の出来事みたいだ…。

これ以上、貴弘さんに心配をかけちゃいけない…。

「…ありがとうございました…わかりました…湊の気持ち。
血の繋がった兄妹で…恋をするなんてやっぱり、無理だった…んですね…
それでも、私は湊が好きなんです…妹でもいいから、湊のそばにいたい…」

「……」

貴弘さんはそれ以上何も云わなかった。こうして、私は湊の妹に戻ることにしたんだ。

だけど、私たちの…私の幸せを壊した美春さんを目の前で見ているのがつらくて…
貴弘さんからの呼び出しに応じた。

きっと兄妹として生を受けた時に…私たちの運命は狂ってしまっていたんだろう    。    

***

ドラマの役と同じように彼女に嵌っていく自分を感じる。
…少しでもこの距離を縮めたくて、彼女を食事に誘おうと待ち伏せすることにした。

先にクランクアップした彼氏には悪いが、手段は選んでいられない。

まずは俺を知ってもらわなきゃ、話にもならない。
少しは…仲良くなってきたと思うが、誰にも分け隔てなく愛想のいい彼女は掴みどころがなくて…俺は正直少し焦ってた。

撮影を終えた彼女が楽屋へと戻ってきたのを確認して…出てきたところで声をかけようと思って隠れた。
だけど、その前に楽屋に入ろうとした彼女を呼び止めた男がいたんだ。

「キョーコ」

「あっ…敦賀さん」

キョーコ?…いつも最上さんって呼んでるのに…と首を傾げてると、あろうことかその男は、彼女の唇を奪いながらそのまま楽屋に消えていった。

「?!」

俺は目の前で起きた出来事に面を食らった。
彼女の男は不破だと思ってたのに…そっと聞き耳を立てた楽屋からは、不埒な先輩俳優を叱る彼女の声が聞こえてきた。

「もぉっ…誰かに見られたらどうするんですかっっ」

「いいじゃないか…どうせ、すぐにわかるんだから、見せ付けたって構わないだろう?」

すぐにわかる…ってどういうことだ???キスしても構わない関係って…?? 

「なっ…/// もぉ、そんな拗ねた顔して…またヤキモチですか?本当、困った人なんだから…」

敦賀蓮が拗ねる???また?!ヤキモチ~~~???
っていうか、この会話…どう考えても二人は…出来てるじゃねーか!!!

「そんなこと…当たり前だろう?キョーコは自覚が足りないから…心配なんだ」

って~~~~!何なんだ、この甘台詞は!!
敦賀蓮が気障だとは知っていたが、こんな言葉よく言えるな…
ドアの向こうは見えないのに、抱き合ってる二人が目に浮かんでしまうのは何故なんだ~~~っっ!

「クスッ…でもこうしてまた兄妹役をするなんて…変な感じですね?」

…え?またって…この前、共演するのはダークムーン以来だって云ってたのに?

「そうかな…?だけど、今回は俺が君のお守りになるから…」

「兄さん…」

「まぁ、今回はセツの時と違って我慢しなきゃいけないことが多いから…その反動が出ちゃうのは仕方ないと思って諦めて?」

セツ??今確かに…セツって聞き覚えのある声で云ったよな??
彼女がセツ…雪花・ヒール?? ということは、アイツが…カイン・ヒールの正体は敦賀蓮?!

あの身長…身のこなし…敦賀蓮ならアイツを演じることも可能…

「やぁんっ…もぉっ///ここは楽屋ですよっっ 続きは家に帰ってから…ね?」

って、お前ら~~っっ楽屋でナニやってやがるっっ!!

「ハイハイ…って云っても、君だってこの後仕事だろ?」

「敦賀さんも…でしょ?ほらっ…社さんから電話ですよっっ」

楽屋から出てくる気配にそっと廊下に身を隠した俺…部屋から出てきたアイツは、足を止めて、俺が隠れてる自販機の陰に向かってぼそりと呟いた。

「エメンタール…」

「?!」

間違いない!!アイツだ!…っていうか俺の存在に気づいてやってやがったのか?

クッソーッッ、ム、ムカツク~~~~~~~~~っっ

ってことは、やっぱり、京子ちゃんがあの娘を演じてたってことで…
そんな彼女は敦賀蓮と出来てて…敦賀蓮の帰国の理由も…もしかして彼女?
そんな彼女と…キスを公にしてても構わない…ってことは、結婚するとか??

マジかよ~~~~~~~~~~~~~~~っっ

→ 18話へ続く

2012.8.22 アイミル掲載作品
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