プロフィール

みー

Author:みー
FC2ブログへようこそ!


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


月と星と妖精ダスト

  蓮誕まであと・・・

検索サイト


Ranking


アクセスカウンター


オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2
☆Novel contents☆ 

2010.2月に書き始めた作品です。
26巻 ACT.152バイオレンスミッションフェーズ1以降の展開は含まれておりません。

Switch ~君を守りたい~☆contents☆ 



Switch ~君を守りたい~ ACT.2

(SIDE 尚)

5月…18歳の誕生日を待って俺はようやく車の免許を手に入れた。これで俺も対等だ。
芸能界に身を置く俺たちにとって、限られた時間…人の手を借りて動くようじゃ分が悪い。
俺は、納車されたばかりのキーを握りしめながら、キョーコを思い浮かべ、携帯に視線を落とした。
すると、その時、ちょうど携帯が鳴った。

        画面に表示されたのは、ミルキちゃんの名前。

*******

それから数時間後、俺はキョーコの下宿先がある「だるまや」近くの路上で車を停めた。
さっき、呼び出したから、もうすぐここにキョーコがやって来るはずだ。

しばらくすると、不機嫌な顔を露わにしたキョーコが、携帯を手に周囲を見渡しながらやって来た。
俺は助手席に置いておいた帽子を目深に被ると車から降りた。

「おせぇーぞ!この俺様を待たすなんていい度胸だな」

開口一番、キョーコに軽口を叩く…

「なっ!あんたこそ何なのよ!!急にやってきて、出てこいなんて!私だって暇じゃないのよ。あんたなんかに構ってる時間なんかないの!なのに、行かないならだるまやに来るなんて言うから・・・仕方なく来てやったのよ」

倍になって返ってくるキョーコの怒声…ふと視線を後ろに移したキョーコが、急にわなわなと震えだした。

「…もしかして、あんた…それを見せるために呼び出したんじゃないわよね?」

俺の後ろにある新車を指差して、キョーコは付き合ってられないわと踵を返そうとした。
そんなキョーコの腕を慌てて掴んで…

「…ちげーよ。とにかくここじゃなんだから、乗れよ」

そう云って腕を掴んだまま車に向かって歩き出した俺に、キョーコが抵抗する。

「いやよっ!なんで私がアンタの車に乗らなきゃいけないのよっ!私、まだ死にたくないわ!!」

( …アイツの車には喜んで乗るくせに…っ )

ツキンと胸に感じる痛み…文句を言うキョーコの手を引いたまま、もう片方の手で助手席のドアを開けた。

「…とにかく、こんなところで騒いでたら人様の迷惑になるだろうがっ!それとも、このままここで俺とスキャンダルになりたいのか?それなら…」

そう言うと、まるで瞬間移動したように助手席に乗り込んだキョーコ。

その変わり身の速さに思わず、イラッとしたが、長居は無用とばかりに運転席に乗り込むと車を走らせた。

動き出した車にキョーコは慌てて文句を言ったが、後部座席に置いたままになってた初心者マークをみつけると大人しくなった。

( 本当に信用してないな、コイツ… )

そんな態度にピキッと青筋を立てながらも、怒りを堪えた。
今日、会いに来たのは…喧嘩をするのが目的じゃないからな。

しばらくの間、大人しく流れる景色を眺めていたキョーコだったが、車が高速に入ると口を開いた。

「…どこに向かってるのよ?」

俺は、その問いかけに前を向いたまま答えた。

「俺んち…おまえに話があるって言ったろ。携帯じゃ、こないだみたいに切られちまうしな」

そう云って横目でキョーコを見ると

「なっ!…話なら、別に車の中でだってできるじゃない!」

キョーコは、少しバツが悪そうに目を背けて言い返してきた。

「あいにく、運転しながら話せる程、余裕がないんでね」

( あんな話…運転しながらなんて、できるわけないだろっ…)

そう、…俺は、心の中でごちた。

こうして俺は、隣りでブツブツと文句を言い続けるキョーコを乗せて、マンションへと向かった。

→ 3話へ続く

[ 加筆修正 2013/11/8 ]
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。