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☆Novel contents☆ 
Prisoner Of Love ~ 最高の魔法 ~ 

act.6 最高の呪文

(SIDE 蓮)

衣装を着替えると、まるで俺から逃げるようにセツになりきる彼女。

( さっき、からかったのが効いてるみたいだな…)

彼女を泣かせるような事をするつもりもないし、あの娘が俺と同じ気持ちになってくれるまで待つつもりでいる。

本当は今すぐ、自分のものにしてしまいたいんだけどね。

彼女がセツになりきることで、戸惑いを隠そうとするように、俺も欲望を演じることで堪えようと思う。

ああやって脅しておけば、セツとしても必要以上の接触は避けてくれるかな…なんて期待していたんだが、どうやら効果はなかったようだ。
むしろ裏目に出てしまったと言うべきか…
俺の理性を揺さぶるように、愛しい君が演じるセツは、まるで甘い毒のように俺を惑わせる。

「ねぇ…兄さん」

首を傾げて、覗き込むように見つめてくるセツ。

「なんだ…?」

「兄さんにとって…アタシはどんな存在?」

さっき、告げたばかりの言葉を、問いかけてきた彼女。

( 聞きたいのは、セツ?それとも…彼女の方か? )

表情を隠して尋ねてきた彼女に、俺はただ…愛の言葉を重ねた。

「世界で一番、愛しい…俺にとって唯一無二の存在だ」

傷ついて…愛されることを諦めてきた彼女に、この想いが届くように
カインからセツへの言葉は、俺から君への愛の言葉。

いつかその心が愛で満たされるように、君を俺でいっぱいにしたい。

…どんなに甘く囁いても、俺の心のすべてを伝えきることは出来ないだろうけど

俺に堕ちて、俺だけをみてくれるのなら…何度でも囁いてあげよう。

「愛してるのはお前だけだ」

両手を広げて、首を傾げてセツを呼ぶ…
それに応えるように近づいてきたセツは俺の背中に腕を回しながら耳元で囁く。

「アタシも…兄さんが世界で一番好きよ」

ゾクリとした。彼女の声が鼓膜を伝う…その言葉を聞いたとき、心の底から抗えない欲求が込み上げてきた。
気がついたら…口を吐いて出ていた。

「…最上さんは?」

俺のセリフにフリーズしてしまった彼女。しまった…と思った時はもう遅かった。

二人を包む静寂…

だけど、セツじゃなく君の言葉で聞きたいと思ってしまった。

罪深い俺が…幸せになるなんて許されないと、まだ頭のどこかでそう思ってるのに、
心も身体も、君を求めてる。

それでもなんとか踏みとどまろうと頑張っていたのに…
君が煽るから、抑えきれなくなってしまった。

君の言葉で…俺は何度も救われてきた。

過去の自分と向き合って…自分の人生を自分の為に…
君を諦めたくない…幸せになりたいと心から思ったんだ。

そして、今度は俺が君を守りたいと       …        

「…きです…」

「…え?」

聞き返した俺に、腕の中で真っ赤になったままの君が、恥かしそうに云った。

「す…好きです!!…こっ…これでいいですかっっ…///」

君の言葉に赤くなる顔を隠す為に、顔を手で覆う…。
君は、小さな声で敦賀さんの意地悪っいじめっ子って赤い顔をしながら文句をいってた。

目があった君と、引き寄せられるように唇を重ねた      

「…愛してる」

最高の呪文を唱えた後の二人がどうなったかは…魔法使いも知らない。


~FIN~

→ やっぱり彼らのほにゃららが気になるあなた…☆6話も読んでみる?
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