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☆Novel contents☆ 

ACT.200&デビュー20周年 お祝いフリーSS ♪

焦る蓮さんを書きたくて、書いてみました。
お気に召したらば、どうぞ♪…なんて、、、みーでした。
   

Fake Love  ~本気の恋~


「付き合ってくれないか、俺と    …」

真剣な顔でそういった貴方にクスって笑って答えた。

「いいですよ    ?…遊びなら」

     私はもうあの頃のような自分には戻りたくない。
本気の恋なんかしたくない… 
あの人しか見えない…そんな自分にはなりたくなかった。

怖くて逃げ出したくて、でも…あの人は逃がしてなんかくれなかった。

だから、自分に言霊をかけた。
何度も何度も…これは演技指導、いつかのごっこ遊びだと。
私は、今、あの人のスキルを盗む為にここにいる      

立ち止まって考えたりしちゃダメ…
なんで私なんだろうなんて、考えても答えなんてみつからなかったじゃない。
わかってるわよ?
言われなくたって、身の程はわきまえてるつもり…
数多の女性のうちの一人に選ばれてしまっただけ。
私だけが…特別なわけじゃない。

それはショータローに言われた言葉に反論するように、何度も繰り返された答え     

あの人の気まぐれに本気になったら馬鹿をみる。

だから、これは遊び…そう、自分に言い聞かせた。

本気のごっこ遊び…演技だと悟らせない演技であの人を欺いてみせる。

危険な遊びだと承知の上で、私は彼からの3度目の告白に頷いてみせた。


*******

「いいですよ    ?…遊びなら」

そういった彼女は妖しく微笑んだ。

彼女の口から出るとは思えないフレーズに聞き間違えたんだと思った。

遊びに行く位なら付き合ってもいい…ってことか?

冗談にされ続けた告白…俺は、それを肯定の言葉だと受け止めた。

「…どこか行きたいところはある?」

「敦賀さんの行きたい場所でいいですよ?」

俺の反応を試すように覗かれた瞳…
感じた違和感よりも、先に進むためのきっかけにしたいという気持ちの方が勝った。

彼女とデート…不自然なくらい順調にスタートした彼女との付き合いは、俺を浮かれさせた。

気づかれないよう緩みそうになる顔を必死で引き締めて、…嬉しくて堪らなかったんだ。
余裕のある振りをして格好つけたりして、すれ違ってる気持ちに気づかなかった。

戸惑うことさえ楽しくて、彼女がいるだけでこんな満たされるなんて思いもしなかった。

そして    …日毎、夜ごとに想いは増していく。

そばにいられるだけで幸せだったのに、欲張りになっていく自分に気づいた。

溢れ出す想いに募る欲望…触れたいと伸ばした腕で、柔らかい感触を抱きしめて…
みつめあうだけで我慢なんて、できるはずもなかった。

        可愛すぎる君が俺の箍を外した。

高鳴る心臓の音、潤んだ瞳…そっと口付けた唇は甘くて、零れる吐息さえ貪るように何度もキスをした。

止まらなくなる衝動…彼女の甘さを知ってしまうと、歯止めは利かなくなって、より一層深く、自分のものにしたいという欲望に侵された。

だけど          

キスをした日から、彼女に避けられるようになった。

距離を置かれてる…その現実にいろんな後悔が一気に押し寄せた。

浮かれすぎてた自分を反省して、あの娘の表情を思い出しながら、自分の落ち度を探る。

あの日、頬を染めながら俺を見上げたあの娘はすごく可愛かった。

       行き過ぎた行為が彼女を不安にさせた?…早過ぎた?

だけど、セツとはそれ以上に際どいこともした。
目の前で見せつけられたアイツとのキスを上書きする行為…それ以上のことはしていない。

もしかしたら、気のせいかもしれない…そうだ、忙しくて会えないだけかも知れない。

彼女の仕事量が増えるたびに感じた焦り…綺麗になっていく彼女に群がる馬の骨たちに感じた憤り。
アイツだって、そう   …例外じゃなかった。

縮まらない距離がもどかしくて、それまでの関係を壊しても…
誰にも渡したくなかったんだ      

やっと手に入れた彼女…
あの娘の抱える傷を思えば、これ以上望むことなんて何もなかったはずなのに…

…欲しくなった言葉…

無理に聞き出そうとすれば、あの娘を壊してしまいそうな気がして聞けなかった。

好きって言って欲しい…唇をみつめる度に、俺ばかりが君に落ちていった。

        足らない気持ちを埋めるように求めてしまった唇。

その唇が、俺に告げる         

「ごめんなさい…やっぱりなかったことにして下さい」

久しぶりに会えたと思った君からの第一声…

俯いて視線を合わせない彼女…
心臓がギュッと締め付けられるように苦しくなって、嫌な音を立てて軋み出す。

足元から凍り付いていくような感覚に侵されながら、反芻する。

ごめんなさい    って…
なかったことにしたいのはキス?それとも…

「…どういう事?」

上擦りそうになる声…

「…浅はかでした、無理だって最初からわかってたのに…」

「……」

続く否定の言葉に、君との温度差を突きつけられて愕然とする。

「どんな言い訳をしたって…苦しくなるだけだったのに…だから、」

…苦しかった?そんな表情なんて一度も見せなかった…のに、俺が気づかなかっただけ?
でも、だからって       

「だから、なかったことに…別れてくれって言うのか?」

胸が痛い、苦しい…だけど、今さらなかったことになんてできないっっ
…嫌だ、イヤだ、イヤだ      っっ!このまま彼女を失うなんて冗談じゃないっっ 

「…す、すみま」

「嫌だ!まだ何も始まってない…っ」

彼女をきつく抱きしめた…震える腕で。

「…っ…」

「アイツより幸せにするっ…君を絶対好きにさせてみせる…
後悔なんてさせない…だからっ」


繋ぎとめられるなら何だってする!…触れるなって言うなら、触れられなくてもいい…っ
お願いだから、俺を避けないで…俺から逃げないで!

必死に縋りつく…俺の肩に彼女の涙がぽたっと落ちた。

「…嫌なんです…これ以上…」

「?!」

胸を射抜かれたみたいに苦しくて、息ができなかった…
だけど         。
肩を震わせて泣きながら、俺を見上げて云った。

「…どんな言い訳したって、自分に嘘をつけない
遊びだなんて…最初からこうなるってわかってたくせに、それでも…そばにいたかったなんて
卑しい自分を思い知らされるばかりで、、苦しくて堪らないんですっ」


泣きながら本音をぶちまける彼女に…嘘みたいに痛みが和らいでいった。
ぽろぽろと泣きながら、俺から離れようと腕の中でもがく彼女をぎゅっと抱きしめて、耳元で囁いた。

「…俺が好き?」

「…っ///」

真っ赤な顔で押し黙ってしまった彼女に優しく微笑んで…

「…別れてなんてあげないよ…一生」

俺が好きだって顔に書いてあるのに、離すはずがないだろう?

「いっ…一生って…」

涙でいっぱいの真っ赤な顔で戸惑う彼女の頬を拭って、両手で包み込む。

「離してあげない…俺を騙した罪は重いよ?」

「だ、騙してなんか…」

「だったら、もう黙って     …」

二度と別れ話なんかしないと約束して     …そんな言葉を飲み込んで、塞いだ唇。

きっかけなんてどうでもいい。
…嘘でも何でも、こうして捕まえた君を逃すような愚者(バカ)じゃない。

俺はアイツとは違うってこと、一生をかけてわからせてあげるよ?

だから、俺を君の特別にして      
そして、いつか…その唇で伝えて欲しい。

俺と同じだけ愛してるって        。


~FIN~      




 

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コメント

きゃーー!

素敵、素敵、素敵ぃ!
焦る蓮さん大好物です!

そして、お持ち帰り許可あり!
勿論頂いて帰りますぅ!

みー様から初ゲットぉおw
(うふふ、罠以外&単独作では初ですw)

有り難うございました。ほくほくw

Re: きゃーー!

お持ち帰り頂きありがとうございます~♪

罠以外の単独作では初…でしたか、やっぱり、やったことなかったか、、、。
でも、絵師様のイラストと違って、
SSはそんなに一度読んじゃえばそんなに需要もないところが悲しい所かな。

いつもコメありがとうございます。あっちも頑張らなきゃw

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