プロフィール

みー

Author:みー
FC2ブログへようこそ!


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


月と星と妖精ダスト

  蓮誕まであと・・・

検索サイト


Ranking


アクセスカウンター


オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2
☆Novel contents☆ 

こちらの作品は2011.7.7発行の『Love so sweet』にて書き下ろした作品です。

item_1_1.jpg

(それまでの話) ACT.1



Make love with you ACT.2

(SIDE 蓮)

 一つ屋根の下、彼女が溺愛する兄カインという役は、俺に幸と不幸…まさに紙一重ともいえるべき役得を与えてくれた。そして、そんな関係が本格始動してからというもの…俺は容赦なく繰り広げられる彼女の小悪魔ぶりに翻弄され続けてきたんだ。

そう、あの天真爛漫な小悪魔に     

 だから、こうなることも時間の問題だったのかもしれない…。

 それでも、そんな擦り切れそうな理性を、奮い立たせて耐えてきたのは君に嫌われたくないという…切ない恋心からだった。

 そんな俺を更に駆り立てたのも…君だった   

 君の良さなんて、俺だけが知っていればよかったのに…もの凄いスピードで磨かれて、他の男をも魅了していく姿に、俺の余裕はどんどん奪われていった。

( 君は本当に…綺麗になったから     。)

 そしてそれは、セツとして俺の庇護下にある時にでさえ、実際に起きていた。彼女に言い寄る馬の骨…そんな場面に遭遇する度に、俺の中の君への想いが激しい焔となって燃え上がる…。

 君を俺だけのものにしたい…そんな自分勝手な独占欲は日毎に増して大きくなっていく。

***

 彼女と過ごすホテル生活、それもやっと…お折り返し地点を迎えた。ただでさえ、拷問の様な設定の二人なのに、セツときたら…!!

( 本当に…どうしてくれようか… )

 はっきりいって、俺を誘ってるとしか思えない…。

 彼女が自分で用意したというそのナイトウェア(べビードール)…そんな大胆な格好で、俺の前に無防備に素肌を晒すなんて、何をされても文句は言えないよ?って…本気で脅してやろうかと思った。

 本当に、彼女は俺をなんだと思ってるんだ!俺が男だってこと…忘れてるんじゃないのか?


 だから、そんな彼女にもう少しだけ、危機感を持って欲しくて…俺は仕返しを試みた。

 それは外国人ならではのスキンシップ…日系イギリス人というヒール兄妹ならば、許される程度のハグやキスを彼女に仕掛けることだった。

 周りに誰もいない…二人だけの時に、そう、慌てた彼女が素に戻っても大丈夫な時にだけ…俺は彼女を抱きしめてその頬にキスをした。

 歩く純情さんの彼女だったら…慌てて素に戻るだろうと、多寡を括っていたんだ。

 ヒール兄妹は、いわばプライベートアクトレス…カメラが回ってるわけじゃない。なのに、役が憑いただけでこうも平然とやってのけてしまう…そんな彼女の高いプロ意識をこの時ばかりは恨めしく思った。

 しかも、最近じゃそんなセツから、甘い返り討ちに遭う始末…。

( どうしてくれる…?このままじゃ、本当に彼女を離せなくなるじゃないか… )

 二人で過ごす時間が心地よすぎて…この時間が終わらなければいいのにと願ってしまう…。

 俺だけを見て…俺のものになって    心の底から…彼女が欲しくて堪らない…。

 セツにとってのカインが唯一の存在であるように、君にとってのただ一人の男になりたいと…二人で過ごす時間が、まるで甘い毒のように俺をこの恋に狂わせていく。


***

 あの日の彼女は久しぶりのオフだった。だけど、雑用を済ませたいからと彼女はホテルに残った。

 そんな彼女と少しでも長く一緒にいたくて、リテイクなしで撮影を切り上げた俺は、逸る胸を押さえ、彼女に電話を入れた。だけど、コール音は虚しく鳴り響くだけ…。だから、俺はメールを入れると彼女が待つホテルへと急いで向かったんだ。

 早く彼女に会いたい…まるで恋人に会いに行くような感覚の自分に気付き、自嘲する。


( 彼女はセツを演じてるだけ…それに、撮影の間はカインの心を守るって決めたんだろう? )

 そう自分に云い聞かせて深呼吸した俺は…カインの顔を貼りつけて、ドアを開けた。

 開けた瞬間、目に飛び込んできたのは部屋中に干された彼女の…いや、セツのセクシーなランジェリーだった。

( なっ///…こんな…のを彼女がつけて… )

 思わず、下着姿を想像してしまった俺を、更に驚かせたのは     

「?!」

 その瞬間、カインの顔なんてあっけなく剥がれ落ちてしまった。そう、俺の視線の先には     

( エプロン姿の…え…ぷろん…だけの?!…ええ??…は…裸にエプロン?! )

 思わず二度見して…自分の目を疑った。

 横向きで、下着を手にフリーズした彼女の…白く愛らしいお尻が…見えるのは気のせいじゃないよな? どうみても…素肌にエプロン…。

( いくらなんでもソレはありえないだろう?? )

 俺の視線に気づいた彼女は驚いて、真っ青になった。そして次の瞬間、慌てて体の向きを変え、真正面を向いて今度は真っ赤になった。

 真っ赤な顔で慌てている彼女をみて…何かがブチンッッ…って切れる音がした。

 無言のまま彼女に近づいていくと、その顔をまた青くして、手にしていた下着を落とし、その場に固まってしまった彼女…。俺はソレを拾い上げると彼女の肩の上に顎を乗せて、艶めいた声でそっと囁いた。

「ただいま…」

 声に反応するように…ビクンと身体を強張らせた彼女が、しばらくして震える声で言った。

「…に…兄さん、ずいぶん早かったのね…帰ってくるの…夜中になるって云ってなかった?」

 その会話で、彼女にとってこれが予期せぬ事態だったことは十分に理解できた…でも、もう止められなかった。

 体を起して、直立不動になっている彼女を上から下へと見下ろして、小さくため息をついた。

「携帯、見てないんだな…まぁいい、ところで、どうしてそんな格好をしてるんだ?」

 冷ややかな声でそう云えば、彼女は恥ずかしさのあまり…泣きそうな顔をして云った。

「え?…あの…そ…それは…シャワーで着替えが濡れちゃって…その、だから着替えようと…」

 彼女が落とした下着を…目の前で広げて見せて、俺は『カイン』を脱ぎ捨てることにした。

「コレに着替えるつもりだったのか?…本当に君は…俺を煽るのがうまいよね…?」

「え…あの…煽るって…敦賀さん?」

 声のトーンが変わったのに気づいて、彼女が素に戻る。そんな彼女に…俺は本音で告げる…。

「…君を泣かせたくないから…ずっと我慢してきたのに…」

「え?」

 目を見開いた彼女の頬に…そっと右手で触れる。

「君が悪いんだよ?この下着も…その姿も…君が欲しくて堪らない俺の前で無防備に晒すんだから…」

 頬を撫でた手で、彼女の髪を梳きながら…距離を詰めていく。

「欲しくて堪らない…って…ええっ?!…だって、敦賀さんは私みたいな子どもは相手にしないって…」

「そんなこといってない…それに…俺を誘ったのは君だよ…?」

 妖しい微笑を浮かべて、彼女の頭を引き寄せて唇を奪った。…息もできないほど強く激しく…その身体を抱きしめて     

 彼女は…そんな俺の腕の中で、小さく抵抗した。
その抵抗に俺が、腕の拘束を緩めると涙を浮かべて、彼女が言った。


「私…そんなつもりじゃっ…」

 口元を押さえて…混乱した様子でそう云った彼女を見下ろしながら俺は上着を脱ぎ捨てた。一歩ずつ、その距離を詰める俺にあわせて後退する彼女。そんな彼女が、自分の背後にあるベッドの存在に気づくと、その表情を堅くした。その一瞬をついて俺は、彼女をそのままベッドに押し倒した。

 そして想いのままに…熱のこもった瞳で彼女に告げた。

「逃がさないよ?…俺を好きになってくれるまで…」

→ ACT.3へ続く
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: パスワード申請

感想ありがとうございます。

確認したんですが、申請フォームの方にはお名前がなかったので、
http://form1.fc2.com/form/?id=796611
こちらに再度申請頂ければと思います。
確認でき次第、パスワードの方を送らせて頂きますね。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。