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☆Novel contents☆ 

アメンバー様THANKS企画 1500人達成記念 第1弾

(それまでの話)ACT.1 ACT.2


『 君の言い分と俺の本音 』 ACT.2

(Side-K)

「はぁ~~~~・・・っ」

…これでよかったのよね?
昨日、私はここ最近ずっと思っていたことを彼に告げて、脱兎のごとく逃げ出した。

だって~~っっ魔王を召還しちゃったらどうしようって…
あんな生意気な事言って怒られるんじゃないかって怖かったんだもの~~っっ。

でも、せっかくのオフだったのに、悪いことしちゃったかしら…?

ううん、ダメダメ!!そこでほだされてたら、また同じことの繰り返しなんだから!!

最近の彼の口癖ときたら…
「今日も俺の部屋に泊まれるよね?」「はやく一緒に住もう」「どうせなら籍も入れちゃおうか」なんだもの…。

ありえないでしょう??相手はあの敦賀さんなのよ??
そりゃあ…付き合ってるんだもの、そういうことがしたくない…ってわけじゃないのよ?

って~~私ったら何言ってるの~~っっ・・・/// 

だけど、だけどね…ものには限度って言うものがあるでしょう?!
あの人と一緒にいたら、健全な生活は送れないって…この半年で学んだのよ!
でも、嫌いになんかなれないし…もちろん、別れたいなんて思ってない。

私から別れを切り出すなんて…天と地がひっくり返ってもありえないわ。

だって…彼が私を好きでいてくれるなんて…
好きになった人から好きになってもらえるなんて…
奇跡みたいなことが今も続いてる事自体…信じられない位なんだもの。

だから、少しでもこの幸せが続くように、私は彼の邪魔にならないようにしなくちゃいけない。

それに、私にはなりたいものがある…これは誰の為でもなく、私が私の為に叶えたいと思ってる夢。

この業界に入って…自分で自分を作り出す喜びを知って、この業界で一流と呼ばれる素敵な女優になりたいと思った。
それに、そうなれれば…あの人の隣にいても相応しいって思ってもらえる…。

その為には、睡眠不足でボロボロになるわけにはいかないのよ!!
本当、なんであんなに無駄に体力があるのかしら!!…私もまだまだってことよね?
そうよ、私にはまだまだいろいろ勉強しなきゃいけないことが一杯ある…だから、時間を無駄にしたくない。

それに…もし、彼が私じゃない人を選ぶ時がきたとしても…
自分の足で立っていられる様に…同じ鉄は踏まない…踏みたくないの。

色恋しか頭にないような女にはなりたくない。
だから、これ以上…彼のマンションに行くとダメだって思った。

不健全な生活だからじゃない…彼に侵されて、彼がいないとダメな自分に変えられてしまうような気がして怖かったから。

あの甘い囁きに揺るがない精神を持ち続ける為にも、マンションには近づかない方がいいのよ!!
そうよ、キョーコ!!私は間違ってなんかないわ!!
マンションに行かないっていっただけじゃない…大丈夫よ、大丈夫…。

「…何が大丈夫なのよ?さっきからブツブツと…また何かやらかしたの?」

麗しい声にきゅんと心がときめく…この声は愛しの大親友モー子さんっ!

「いやぁ~~んっっ、約束もしてないのにモー子さんに会えるなんて~~っっ!
やっぱり私とモー子さんは、心と心で繋がってるのね~っっ」

振り向いて瞳をキラキラさせながら、抱きつこうとした私を軽く交わして、
モー子さんは、私が座っていた向かいの席に座った。

「で?一体、何があったのよ?
まったく、アンタってコは…卒業したって言うのに、何かあるたんびにここに来るんだから困ったコね」

そういいながらも、こうやって相談に乗ってくれる優しいモー子さん。
私が敦賀さんとのことを相談できるのは…モー子さんだけ。
社内には社さんも含め、何人か知ってる社員さんもいるけど…
私たちの交際は公にはなっていない…なったら私が困るものっっ!
そんなわけで…ラブミー部は一応卒業したんだけど、卒業したことも伏せてもらってる。

「だって~~~っっ…」

「まぁ、いいわ…で?何があったのよ?」

「…じ…実は…」

私は小声で、昨日の出来事をモー子さんに伝えた。

「なっ?アンタ…あの人にそんな事云ったの??」

「だって…マンションに行くと…その…アレばっかりで…だから、その…ごにょごにょ…///」

「あー…まぁ、アンタの言う不健全な生活が…ある意味、この業界での…
健全な男女交際の形なのかもしれないけど、確かに限度はあるわよね」

「でしょう~~?珍しく1週間のお休みをもらった時なんて…
休み明けなのに休む羽目になったのよ~~っっ!!///」

足腰立たなくてあの時は本当に恥ずかしかったんだからっっ///

真っ赤な顔で怒りながら愚痴ると…モー子さんも頬を染め、目を逸らした。

「……コホッ///…まぁ、とにかく、…あの人にもいい薬になるんじゃない?
アンタがそう言ったところで、あの人が愛想尽かすことなんてありえないだろうし…」

いい薬…と云った後の言葉が引っかかって訊き直してしまった。

「…え?愛想を尽かす…?」

私の目をみつめ、淡々とした口調でモー子さんは語りだす。

「プライドの高い男なら、距離をおきたいって言われた時点で、じゃもうお前いいよって言われそうねって話よ。
ほら、よくガールズトークとかで聞くじゃない…断ったら捨てられたとかって。
でも、あの人に限っては…」

モー子さんの続きの言葉は…耳に入ってこなかった。

あの人に捨てられる…?
ううん、違う、敦賀さんはショータローとは違うもの!

でも、アレを断ったら…捨てられちゃうの??

そういえば…彼と付き合いだして半年になるけど、
考えてみたら、私…ちゃんとしたデートなんてした事あったかしら?

お付き合い自体初めてだし、相手が相手だからそれどころじゃなくて気がつかなかったけど…

家に送ってもらうついでにドライブ…とか食事に行った事はあるけど…あれってデートっていえるのかしら?
付き合う前にもしてた事よね?
お互いに芸能人だから…外じゃゆっくりできないし、オフも天候の都合とか…ドタキャンでぽっかり空いたオフとかを使って会うことが多かったから、時間も限られてたし…
そうよ、せっかく1週間もあったのに、あの時も…結局彼のマンションで…ずっと…///
結局いつも、マンションに行くと必ずそんな雰囲気に持っていかれた。

って~~~?! もしかして、敦賀さん…アタシの体が目的?! (→ちょっと言ってみたかったキョコちゃん)

なんて、そんなことあるわけないじゃない…
彼だったら、こんな貧相な身体じゃなくったってよりどりみどりなんだもの!

ソレが目的って…わけじゃないはずよ!!…って言い切れちゃう自分が悲しいわ。

でも…あの人は私に言ってくれたんた。
ヒール兄妹で過ごす最後の夜に…私のことを特別に思ってるって…愛してるって…
過去の自分と対峙できたのは私のおかげだって…
苦しそうな顔で何があったか話そうとする彼を抱きしめて、無理に話さなくていいですって…言ったのは私。

そして…その日、私は彼に抱かれたんだ。
あの日…私の…心の奥に隠した何重にも鍵をかけておいたあの箱は、身を切り裂く痛みと共に壊されてしまった。

そうよ、あの日からこの甘甘に甘やかされた恋人の時間が始まってしまったんじゃない…忘れてたわ。
考えてみたら、籍を入れよう~なんて言われておきながら、私…敦賀さんの本名すら知らない。

それなのに、その気にさせるなんて…やっぱりあの人詐欺師の素質があるんだわ!!

って…違うわよっ…私はその気になんてなってない…そうよ、なってなんかいないわ!

呪文のように繰り返されても、ちゃんと断ってきたもの!!

そんな自問自答を繰り返しながら、モー子さんが去った後も、私はラブミー部の部屋で一人考えていた。

          この半年の間、私は彼の何を見てきたんだろう…って、自分の気持ちと向き合いながら…。

→ ACT.3へ続く
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