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☆Novel contents☆ 

アメンバー様THANKS企画 1500人達成記念 第1弾

(それまでの話)ACT.1 ACT.2


『 君の言い分と俺の本音 』 ACT.3

(Side-K)

あの日、彼からの連絡はなかった。

やっぱり、怒らせちゃったのかしら…って不安になっていたら、翌日、彼からメールが届いた。
それは、しばらく海外ロケで留守にするという内容のものだった。
それから2週間…彼とは会えないまま、時差の関係で電話も儘ならずメールのやり取りだけの日が続いた。

私の中に生まれた小さな不安…それが少しずつ大きくなっていく。

マンションに行かないと云った私の事を彼はどう思ってるんだろう…

したくないから? って言われたし…きっとそう思ってる…よね?

敦賀さんに限ってとは思いつつも、『捨てられる』って言う言葉が頭の中から消えてくれない。

参考書を買いにきた本屋で、つい手にとってしまった雑誌には、
赤裸々な体験談がたくさん載っていて…今の私をさらに不安にさせる言葉が並んでた。

しないと嫌われる…捨てられる…ステラレル…

あの日、彼にも言ったけど、別にしたくないわけじゃない…
むしろ彼に抱きしめられるのは好き…優しいキスも…私を見つめる熱いまなざしも
私で感じてくれてるんだって…切ない表情で求められるのだって嫌なわけじゃない。

本当は…怖かっただけなんだ。

私だって、普通の女の子みたいに好きな彼と手を繋いだり…デートしたり…
そんな恋に恋する乙女の一人として夢を見てたことだってあった。

ショータローに捨てられて…私には一生縁がないことだって諦めてからはしたいとも思わなかったけど…
敦賀さんとお付き合いするようになった今だって、そんな我儘言えるわけないって…普通の恋愛はできないって思ってたから、口にしたこともなかった。

だけど、本当は…彼としてみたいことだっていっぱいあるの…。

でも、我儘を言って拒絶されるのが怖くて…嫌われたらどうしようって不安が先に立って…
相手のご機嫌を取って我慢するのが当たり前だったあの頃と私…ちっとも変わってなかった。

敦賀さんは、ショータローやあの人とは違うってわかってたはずなのに…いつの間にか重ねてたんだ。

ううん、敦賀さんだって…わからないわ。

人の気持ちは変わるもの…無条件に愛されることなんてありえない。

期待したら、その分傷つくことになるのよ…欲張りになっちゃダメ。

感情に自然とブレーキがかかるのは…きっと防衛本能。
彼にはたくさん、幸せをもらった、一生縁がないと思ってた体験だってたくさんさせてもらった。
人として大事な感情も…彼がいたから取り戻すことが出来た。

彼が私を必要としてくれてるうちは…そばにいたいって思ってたけど、
彼の腕の中があまりに居心地が良くて…不安になって…
距離を取ろうとしたのは私なのに…今…会えないことがこんなにもつらい。

もう、傷つきたくなかった…だから、こんな気持ちに気づきたくなかったのに…
こんなにも私は彼でいっぱいになってたんだって…気づかされた。

手遅れだったことに今さら気づくなんて…本当、なんて間抜けなのかしら?

携帯を見つめながら…大きくなってしまった不安に押しつぶされそうになっていたら、突然手の中の携帯が震えだした。

液晶画面に表示されたのは…彼の名前。

「もしもし…」

「キョーコ?…今日、これから時間取れる?迎えにいくからデートしよう?」

久しぶりに聞く彼の声に、涙が出そうになった。
だけど、心配を掛けたくないから…深呼吸してから、返事をした。

彼の優しい声に…不安が消えていくのを感じながら、私はそんな自分の気持ちに向き合う勇気をもらった気がした。

そして、迎えに来てくれた彼の車に乗って、私が連れて行かれたところは        

→ ACT.4に続く
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