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☆Novel contents☆ 

アメンバー様THANKS企画 1500人達成記念 第1弾

(それまでの話)ACT.1 ACT.2 ACT.3




『 君の言い分と俺の本音 』 ACT.4

(Side-R)

「…ちょっとお時間よろしいでしょうか?」

ぴりぴりとした空気を漂わせつつ、声をかけてきたのは琴南さんだった。

「じゃあ、俺はこれで…」

不穏な空気を感じてそそくさと逃げ出そうとする社さんの腕を掴んで、お時間があるならぜひ社さんも…とにっこり微笑んだ彼女が連れてきたのはいつもの部屋…ラブミー部。
そして、ドアを開けて一言…

「…あら、もう帰ったのね、まぁいいわ、いない方が訊きやすいし…」

「え?帰った…って、今日、キョーコちゃん来てたの?」

キョーコが…?…今日、事務所に来るなんて聞いてない…
社さんも把握してないってことは…と琴南さんに視線を移すとどや顔で俺を見ていた彼女が云った。

「えぇ、あの子悩み事があると…ここに顔出すんです」

悩み事って…俺のことを相談にしに来たってことか?
以前から、彼女には微妙に対抗意識を持たれてる気はしていたが、正直、面白くない。
…琴南さんの存在に負けてる気がして…

「…で、何かな?俺に訊きたいことって…」

つい、そんな不機嫌が顔に出てしまった俺は、キョーコの云うところの似非紳士スマイルをしていたんだろう。
そんな俺をみて、ふっと不敵な笑みを浮かべると、フゥーっと大きく息を吐いて、キッと俺を睨んで言った。

「・・・モォ~~~っっ本当は私…他人の恋愛に口挟むような…こんな面倒くさいことしたくないんですよ?!だけどあの子が泣くのは見たくないから…失礼を承知で云わせてもらいますけど、敦賀さんは、一体あの子をどうしたいんですか??」

そんな口調から始まった琴南さんの話は…俺の知らないキョーコのことを教えてくれるものだった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「キョーコ?…今日、これから時間取れる?迎えにいくからデートしよう?」

2週間ぶりに聞く彼女の声…今までとは反応が違うように感じるのはきっと気のせいじゃない。
狙ったわけじゃないが、結果的に『引く』形になったこの2週間で…彼女はきっと気づいてくれたはずだ。
そう、いつも不安だったのは俺だけだと思ってた。
でも、俺を不安にさせた彼女の態度も、考えてみればわかることだったのに…。

ダメだな…彼女のことになると冷静な判断もできなくなるらしい…
でもまさか、琴南さんにあんなことを云われるとは…思いもしなかったけどね…///

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「ったく、口を開けば…「今日も俺の部屋に泊まれるよね?」「はやく一緒に住もう」「どうせなら籍も入れちゃおうか」って、一体あなたは何を考えてるんですか??
しかも、覚えたてのサルじゃないんですから、限度ってものがあるでしょう??
女性の身体はデリケートなんですから!!体力を自慢したいのか知りませんけど、そんな調子で付き合わされてたらキョーコの方が壊れちゃいます!」

「う…あの、それは…///」

「そうだぞ~蓮!やり過ぎはよくない!!ちゃんと3食食べて適度にな?」

なっ…やり過ぎって…3食食べて適度にって…社さんっっ///

「…ハイ、反省してます…///」

「それに…これは私の取り越し苦労ならいいんですけど、あの子途中から、私の話も聞いてないみたいだったから…気になって…」

そう云った彼女が教えてくれた話の中に、彼女のトラウマでもあるフレーズがあった。

自分の世界に入って悩む彼女は、口に出して考えることが多いから、
琴南さんから聞いた他のフレーズも…何を言いたかったのか、わかる気がした。

だから、今回の事はあの日以来…云えずじまいだった本当の自分を知ってもらういい機会だと思ったんだ。

本当の名前を言うと芋づる式にすべて話さなきゃいけなくなるから…

後回しにしてきてしまった俺が悪いんだろうけど…それにしても詐欺師っていうのは酷くないか?

まぁその辺も含めて、これから彼女とじっくり話していくつもりだ。

でも、その為には          …契約書にサインしてもらわないとね。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「あの…ここって…?」

車を停めて、彼女の手を引いて階段を上っていく。
都心にある閑静な住宅街のひとつ…門を開け、屋敷の中へと彼女を連れていく。

首を傾げながら…きょろきょろと様子を窺ってる彼女を呼んで
ライトアップされた庭が一望できるリビングにやってきた。

誰もいない家の中にある家具は見覚えのあるものばかり…なのに気づいた彼女がわなわなと震えだす…。

「もしかして…いえ、そうだとしても違うって言って下さい…ここって…?!」

「さすがだね?君が思ってる通り…ここは俺と君の新居だよ?
マンションには行かないって言われちゃったからね…
新婚のうちはマンションでもいいかなって思ってたんだけど…
まぁ、子どもが増えて狭くなったらたらまた買い換えればいいし…というわけでこれ!
キョーコの鍵とこの家の契約書だから…」

「なっ?!って…え…これって…」

エンゲージリングが揺れるキーホルダーのついた鍵を彼女の手のひらに置いて、契約書を広げてみせた。
この家に住むための契約…婚姻届に書かれた俺と両親の名前にかなり驚いていたけどね。

まぁ、いろいろと言い分もあるだろうけど、俺は君を離すつもりはないし、
それ以外の我儘なら、どんな願いも一生をかけて叶えてあげるから…

っていうことで、まずは寝室を案内しようか?

~ FIN ~

懲りていない蓮さんでした。
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