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☆Novel contents☆ 

えろすなコラボ企画 第4弾

またまたやっちゃいました~ 
え/ろは○投げなこの企画…前半はみーが担当、後半は明太山葵さんです。
今回のえろすはいろいろと危険な香りがいたします…

さぁ、みんなで旅立とう…新たな世界へ! …にゃはっ

ではでは、まずは前半…お楽しみください~。

明太山葵様 ぺんぎんの戯言ブログ

Honey Trap ~ 罠を仕掛けたのは ~  前編

ここは知る人ぞ知る芸能人御用達のバー…
一見さんお断りのそこに出入りできるのは、業界人といえど選ばれた人達だけという会員制のバーだ。

かくいう俺も初めてここに来たのは、社長に連れられてやって来た時だった。

仕事を終えた社さんを誘って、男2人その隠れ家的バーへと入っていく。


「一緒に飲もうだなんて…やっぱり、アレか…?」

俺の心情を察してか…少し心配そうな顔つきで覗き込んできた社さんに、苦笑しながら返事を返す。

「でも、それも今日で終わりですから…」

俺が凹んでいる理由…それは、彼女が主演していたドラマが原因だった。

やっと手に入れた彼女との交際も、気がつけば2年が経過していて…
二十歳を過ぎた彼女に舞い込んだのは…妖艶な女スパイの役だった。

『Honey Trap 騙される奴が悪い』

彼女の役は、そのタイトル通り…色仕掛けでターゲットから機密情報を聞き出して、国政を陰から支える諜報員…毎回、ターゲットとなるゲスト俳優とのラブシーンや濡れ場があるということで話題を呼んでいた。

なんでこんな役のオファーが彼女にと、文句を言いに社長に直談判してみれば…

「そりゃ、お前のせいじゃねーか!自業自得だ」

と言われる始末…。
まぁ、確かに彼女を変えた自覚がなかったわけじゃない…。

彼女から匂い立つ色香は隠しきれなくて、そんな彼女の所作に心を射抜かれる者も後を絶たなかった。

…だけど、それは仕方ないじゃないか!!

俺は彼女を愛してるんだから、彼女を愛でて何が悪い?(←開き直った?)

「まぁな、内容が内容だからな~、最上君もかなり躊躇してたけどな。
私なんかに 不二子ちゃんみたいな女スパイなんて務まるのかしら…って」


(…フジコちゃん…?…どこかで聞いた覚えがあるような?)

思い出そうとしている俺を見て、社長が冷ややかな目をして云った。

「だけど、彼女…お前のことは心配してなかったぞ?」

「え?」

「俺が、お前(蓮)が妬いて大変なことになるからか?ってからかったんだけどなぁ、
そんなことはありえません!彼は公私混同はしない人ですから!って言い切ってな。
それなのに…尊敬してるお前がそんなこと云ってたなんて彼女が知ったら…どう思うだろうなぁ?」


「グッ!!」

人の悪そうな笑みを浮かべて覗き込む社長に、…それ以上文句は言えなかった。

そう、公私混同はしない…それがプロだ。

俺だって、共演者とのベッドシーンがあれば演じる。そこに私情は挟まない。
どんなに激しい濡れ場であろうとそれは仕事であって、相手の女優に特別な感情を抱いたりはしない。

彼女だって、そうだろう       だけど、すべての役者がそうとは限らない。

…問題は相手役だ。

役に気持ちが引き摺られて恋がスタートする人も少なくない、共演はきっかけだと言う人も多いだろう…。

長い時間を共有することで、特別な感情が芽生えることは十分に考えられる。

だけど、それは…彼女が女優として活躍する以上、防ぎようがない事だ。

彼女にそれを伝えたとしても…お互い様じゃないですか!で済まされてしまうのはわかりきった話だった。

だが実際に、彼女が俺以外に愛を囁いたり…キスしたり、その肌を許すような機会はなかったから、
そのことで、こんなにショックを受けるとは自分でも思ってなかった。

俺は…彼女にも、こんな思いをさせていたんだろうか       

あの娘は何も言わないから…妬きもちも我儘も、好きだという言葉さえ、滅多に口にしてはくれない。

きっと我慢してるのだと…言えない子なんだとわかっていても、それが少し寂しい。

俺ばかりが君を好きみたいで        

だけど、彼女がそう云ったのなら、俺は何も云えない…我慢するしかないじゃないか!

ただでさえ我慢を強いられているというのに、俺への試練はそれだけじゃなかった。

わざとなのか??
ひょっとして…これは社長の陰謀??

そう思ってしまうほど、海外ロケや、地方ロケが重なり、すれ違う日々…彼女に会えない日が続いた。

しかも、唯一彼女の姿を確認できるドラマは、俺以外の男を妖艶に誘惑する姿だなんて…凹んだっておかしくはないだろう?

そのせいもあって…最近、俺の酒量は増えていた。


でも、そんな日々とも、やっとおさらばだ!

明日は久しぶりに二人揃ってのオフ。
彼女の打ち上げさえ終わってしまえば、もう、我慢することもない。

そう、打ち上げは無事に終ったものだと思っていたのに      

*******

最終回で彼女の相手役を務めたのは、数々の映画で賞を総なめにしてきた演技派俳優の藤原さんだった。
彼の演技力は素晴らしくて、舞台や映画でもその評価は高い。

きっと、彼女もその演技力には驚かされたことだろう…。
そんな俺の元に社長から彼女には内緒で送られてきたのは、最終話の台本だった。

藤原さん演じる『高山』と彼女が演じる『沙那』は…同じ組織の上司と部下。

ずっと彼女にミッションを命令していたはずの上司、高山は、他国に魂を売ったスパイだった。

長い時間をかけて組織の信頼を得て活動してきた彼が実は裏切っていたなんて…

彼女を諜報員として育て、…その手ほどきをしたのも彼だった。
彼女にとって彼は…初めての男であり、恋人でもあったんだ。

組織のTopである官房長官に秘密裏に呼び出された彼女はその驚愕の事実を知らされる…。

自分は最初から騙されていた?

彼を信じたい気持ちとの狭間で揺れる彼女…だけど、組織の中に裏切り者がいることは明白。

彼女は疑心暗鬼に囚われながらも、最終的には彼を裏社会から抹殺することとなる。

ドラマは騙し騙されのハラハラドキドキの連続で、最終回はそんな彼女と高山の出会いのシーンから
二人の関係を象徴するような激しいベッドシーンもある拡大版で放送される。

最終回の放送は明日だが…正直、この台本を見て凹むなという方が無理だろう。

こんな台本を今の俺に送ってくるなんて…社長も本当に人が悪い。

俺をからかうのがそんなに楽しいのか?? まったく…ため息しか出てこないじゃないか!

「そういや、この辺じゃなかったか?キョーコちゃんのドラマの打ち上げ会場…」

「…そうですね、でも、さすがに彼女も帰った後じゃないですか…」

時計は深夜を回り、もうすぐ2時になろうとしてる。
カウンターへと足を運ぶと、そこには見知った顔があった。

「おっ…敦賀君じゃないか、久しぶり~」

両腕に女性を侍らせて話しかけてきた貴島君に、社さんは顔を背けて舌を出す。

…そういえば、社さんは彼があまり好きじゃなかったな…。

そんな社さんをみて苦笑しながらも、俺もつい…
ダークームーンの打ち上げのことを思い出し、無表情になってしまった。

でも、彼はあの時だけで…その後は俺の牽制もあって彼女に云い寄ったりはしていなかったはずだ。

「どうも」

言葉少なに笑顔を浮かべ、挨拶を済ませると、社さんと奥の席へ移動しようとした。
すると、そんな俺達に、貴島が思い出したように話しかけてきた。

「そういえばさっきまで、あそこのテーブルに京子ちゃんがいたんだよ」

(…え?この店に彼女が?)

その声に足を止める…。振り向いた俺達に、貴島は話を続けた。

「打ち上げの2次会だったのかな~…藤原さんと数名のスタッフと、一緒にやって来てさ~」

(…藤原)

「ちょっとヤバい雰囲気だったんだよな~…藤原さんってさ、ストイックで通ってるけど…
実はちょっとヤバい噂もあるしさ…」

(ヤバい…雰囲気?それに噂って何だ?)

ポーカーフェイスを気取りながらも、その話の内容に心がかき乱される。

「ん~…ある女優さんから聞いたんだけどさ、けっこう…際どいことやってるらしいんだよね~
まぁ、いい男だし?合意の上のなのかもしれないけどさ…
…今頃、京子ちゃんも食べられちゃってるんじゃないかな…」

ぽそっと天井を見上げるように呟いた…彼の小さな呟きに、思わず社さんと顔を見合わせた。

「なっ?!マネージャーは?キョーコちゃんにはっっ…」

慌てて社さんが貴島に詰め寄れば、後ろのテーブルを指して答えた。

「あぁ…ほら、あそこで…潰されてるよ?
彼、お酒弱い?ここに来てわりとすぐにさ、コテン…って
藤原さんのお薦めの酒って結構キツイのかもな~ あの人酒豪で有名だし…」

( なっ…そんなことはない!キョーコのマネージャーは確かザルだったはずだ…)

「京子ちゃんもさ~まんざらじゃないって顔してたしな~…
とろんとした顔で藤原さんの肩に寄りかかっちゃったりしてさ。
…ていうか、本当、京子ちゃんいい女になったよな~?俺もあの時もっと頑張っておけばよかったかな?」

( なっっ…何をふざけた事云ってるんだ??)

「それで、キョーコちゃんは今どこに…」

「ん?藤原さんが送ってくって、20分くらい前に出てったよ?
だからさ~…今頃…」

俺たちはすぐさまバーを出ると、彼女の足取りを追った。

キョーコの携帯に電話を入れたが、コール音が鳴り響くだけで出る気配はない。

(クソッ…彼女が藤原に肩を抱かれて…とろんとしてただと?
そんなはずは…もしかして彼女も…?)

イヤな想像が頭に浮かび、心臓が落ち着きをなくす…。

隠しきれない苛立ちに社さんの顔色も蒼くなる。

社さんは急いでタクシーを2台掴まえてくると、主任に連絡を入れた。

俺は社長に連絡を入れて…GPS機能でキョーコの居場所を突きとめてもらうとその場所は、ここから程近いシティホテルを示していた。

ホテル名を聞いた瞬間、ギリギリとした胸の痛みと怒りで目の前が真っ暗になった。

社長からホテルには俺から連絡をしておくから…彼女の事を最優先に考えて、冷静に動けよと忠告された。

「それじゃ、蓮…俺はコイツを事務所に降ろしたら、すぐに向かうから…
わかってると思うけど…」


潰れたキョーコのマネジャーを背負って社さんが云った。

「…大丈夫ですよ…俺だってわかってます」

タクシーに飛び乗った俺は、窓越しに社さんと話すと、彼女がいるホテル名を運転手に告げ、急いで出発してもらった。

動き出したタクシーを心配そうな顔で社さんが見送っていた。


→ 後編(明太山葵さん作)へ続く
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