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☆Novel contents☆ 

この作品は、『夢幻 ~君へのLIBIDO~』の続編的番外編…CM撮影編になります。

(それまでの話)1話

 誘惑 ユ・ウ・ワ・ク ~君がもっと欲しい~ 

ACT2. 焦り

(SIDE 尚)

キョーコの新しいドラマが始まった。俺はテレビ越しにみるキョーコの姿に衝撃を受けた。

そこにいたのは女子高生のカリスマ的リーダー『ナツ』…
いまどきの女子高生とも一線を画した、最高にク-ルで格好良い女がいたんだ。

これがキョーコ…なのか?!

アイツと一緒のところなんか見たくもなかった俺は、どれだけ騒がれていても、ダークムーンは見なかった。

だから、知らなかった…いや、気づかない振りをしていたんだ。
役が入ると別人のようになるあいつのこと…目の前で見て、知っていたはずなのに。

音楽仲間までがナツの姿に、色めき立った噂をする。

「お前、BOX”R”ってドラマ…見てる?京子っていいよな、色っぽくてさ…すげー綺麗だし…」

はんっ、何言ってやがるんだ!洋介の奴…素のキョーコは色気なんてないし、平凡……じゃねーかもしれないが、大したことねーだろうっ!

「あっ、お前もそう思う?俺もさ~ちょっと気になってたんだよな~、ほらっ…尚のアルバムで天使役やってた子だろ?あれもすげー綺麗だったよな~」

「……」

なんだよ、ケンタまでっっ…お前らの周りにはもっといい女がたくさんいるじゃねーか。

キョーコはな…っ、俺のもんなんだよっ!

俺は、キョーコに注目が集まっていくのが面白くなかった。
嫉妬だなんて思いたくもなかったが、俺のもんなのに周りの男たちが色眼鏡で見てるのが堪らなく嫌だったんだ。

         こんな気持ちになるなんて思いもしなかった。

キョーコに興味を持つ男なんて…っ
アイツラだけだって厄介だっていうのに、こんなに数が増えちゃ困るんだよ。

キョーコは慣れてねーからな…また、ビーグルの時みたいに…いや、さすがにそれはねーか。
俺が心配しなくても、事務所が注意するだろ。
それに、あの男だってきっと…先輩面して独占欲まがいな言葉でキョーコにいう筈だ。

そんな想像をしては、フツフツと怒りに震えたりして…やきもきしていた。

         この時の俺はまだ気づいてなかったんだ。

すでにキョーコを失ってたってことに…。

******

スタジオに着くと、キョーコはもう衣装に着替えていた。

そこにいたのは、可愛らしい笑顔を振りまく天使のようなあいつ…。

邪気なんて感じられない清々しいほど真っ白な…
昔のキョーコを思い出させるようなその笑顔に懐かしさを覚えた。

だけど…実際にカメラが回り始めると、そこにいたのは俺の知ってるキョーコじゃなかった。

可愛い笑顔を振り撒きながら俺の手をとって…歩き出す。
嬉しそうなその顔に思わずつられて笑顔が零れた。

恋人に向けるような笑顔…に胸がキュンッと締め付けられた。

繋がれていた手からすり抜けていくように俺の前を歩き出したキョーコから目が離せない。

軽やかに舞うその姿…

次の瞬間、立ち止って振り向いた時、大きく心臓が跳ねた。

俺をみつめるその潤んだ瞳には、熱がこもっていて…思わず欲情した。

コイツのこんな顔…俺は知らない。
まるでキスを強請るように、そっと瞳を閉じるキョーコ。

淡いピンク色のグロスに誘われるように唇を近づけていった時、カットの声がかかった。

キョーコ相手にこんなにドキドキさせられるなんて思ってもなかった。

キスをしたい衝動に駆り立てられた…あの唇にキスしたかった。

触れてさえいないのに…胸の鼓動が止まない。

清純なのに色気がある…俺は初めて、キョーコの中に女を感じていた。

俺にとってキョーコは特別な女だ。
あいつ以上に俺のことを知ってる奴はいねーし、わかってくれる女もいない。

誰にも渡したくない…大事な存在だと気づいたが、
女としてというよりも人として、ひとりの人間として俺には必要な女で…
恋愛感情とはどこか違うような気もしてた。

…近くにいすぎたんだろう…そこにいるのが当たり前だったから意識した事なんてなかった。

だから戸惑ってしまった…自分の中に芽生えたこの衝動に。

触れたい…キスしたい…もっと違う…俺だけに見せる顔を見てみたい。

キョーコに欲情してるなんて、認めたくなかったのに…
そんなことを考えてるうちに、衣装を変えたキョーコが戻ってきた。

黒いショートドレスから覗く白い足…そして、開いた胸元…
小悪魔のような笑みを浮かべるその姿に思わず、ドキッとして顔が赤くなってしまった。

なんなんだ…どうしたっていうんだ俺は!!
相手はキョーコなのに…いや、キョーコじゃなくったって…こんなの慣れてるはずだろ…!

落ちつけ!!俺の心臓…なんでこんなに反応するんだよっ。

おかしいだろうっっ…こんなの…
不破尚のカラーじゃない…俺らしくないじゃないか!

動揺を隠し切れない俺は、キョーコから目を逸らした。

そんな俺にキョーコは         

→ 3話へ続く
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