プロフィール

みー

Author:みー
FC2ブログへようこそ!


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


月と星と妖精ダスト

  蓮誕まであと・・・

検索サイト


Ranking


アクセスカウンター


オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2
☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。


(それまでの話) 1話 2話

LoveMonster 攻略不能の恋?!

ACT.3

(SIDE キョーコ)

「ああ 最上君 君はまだ残ってね 君とはじっくり話したい本題 残ってるから」

社長さんにそう言われた時、私は腹を括った。
そして       、負けを認める覚悟で切り出した。

「…敦賀さんには絶対、、、言わないと約束してもらえませんか?」

取引できるような条件なんて何も浮かんでなかったけど、どうしてもあの人にだけは知られたくなかった。

「…そんなにアイツに知られるのが嫌かね?」

嫌だ…あの人に知られるなんて、予想した未来(妄想)が現実になってしまう。

愛なんて、切望すればするだけ絶望するとわかってたのに、どうして私はあの人を好きになってしまったんだろう…

現実はおとぎ話のようにはうまくいかない…
どんなに努力しても、最後にはみんな…私に背中を向け去っていってしまう。

誰も愛さなければ、愛されたいと願わなければ…傷つく事はないんだと、ショータローに捨てられた私は、そうやって自分で自分を守ってきたのに…。

嫌だ…もうあんな思いはしたくないっっ 

この気持ちは恋じゃない…あの人だけは好きにならないって気づかない振りをして、心の奥底に仕舞いこんだ箱にたくさんの鍵をつけた。

だけど、どんなに抗っても…あの人は、いとも簡単に私を愚かな女へと変えてしまうのよ。

消せない感情に悩まされ、逃げ出す事もできなくて       
気づかれたくないと思った矢先に、社長さんに見られてしまった。

「けど、こればっかりは隠しようがねーからなぁ、、」

隠せない…隠す事はできないの    …? 

あの人に愚かな女だと失望され、背中を向けられる姿が脳裏に浮かんだ。

迫り来る絶望に目を閉じた私は、聞こえてきたドアの音に顔を上げた。
すると、そこには社長さんの秘書に案内されて歩いてくる女性が見えた。

「彼女は碧(みどり)…これから君をサポートする君のマネージャーだ」

まさか、このタイミングでマネジャーを紹介されるなんて夢にも思わなかった。

絶対、敦賀さんのことを聞かれると思って覚悟を決めたのに…でも、聞かずにいてくれたことに感謝した。

( 社長さんにはもう、バレている… )

だけど、私にマネージャーなんて…モー子さんだって一人で頑張ってるのに、そんなおこがましい事できないわっっ

そう思った私は社長の申し出を辞退しようとした。

社長の妹だと聞かされては殊更…
だって、あの社長さんの妹だなんて     …怖すぎるっっ。

(いろいろと裏がありそうなんだもん…)

だけど、敦賀さんの名前を何度もチラつかされた私は、社長に尋問されるのを恐れ承諾してしまった。

そして       

行く先々でプロデューサーや番組責任者のお偉いさんと話す碧さんの姿を見て、私の考えは一新された。

「あら~石井ちゃんじゃないのっっ…久しぶり~~っ、そうそう、聞いたわよ~。この間も最高視聴率取ったんだって?すごいわね~」

碧さんは、LMEの礎を築いた伝説的敏腕マネージャーだったらしい…。
制作サイドからの人望は厚く、その当時、下積み生活を送っていたスタッフの中には、碧さんには頭が上がらない人も多いらしい。

「やめてくださいよ~碧さんっっ、碧さんに褒められると後が怖いや…それより、ここにいるって事は復帰したんですね?」

「そうなのよ~…実はね、京子のマネジャーをすることになったの。うふ、久しぶりに腕が鳴るわ~。
よかったら石井ちゃんの番組でも使ってね?」


「へぇ~…って、あれっ…京子って確か、未緒をやってた?」

「そうよ~、4月から放送されるドラマでもまた苛め役をやるんだけどね…この子の演技を見てるだけでゾクゾクしちゃうの!こんな感覚久しぶりよ?」

「碧さんがそんなに入れ込むなんて…京子ね、考えておくよ!」

「うふふ~、私、自分が惚れたコじゃないと尽くせないのよね~
久しぶりに磨き甲斐のある子(原石)に会えたんだもの、碧、頑張っちゃう~♡」


…大物プロデューサー相手にも終始こんな調子で、そんなやり取りをみる度に笑顔が引き攣りそうになった。

碧さんにマネージメントしてもらう事がどれだけすごい事なのか、さりげなく私を紹介しては精力的に京子を売り込む碧さんの手腕に、私は圧倒されてばかりだった。

碧さんに任せておけば間違いない…この人は私を高みへ導いてくれる、そう確信するのに時間はかからなかった。

        碧さんに驚かされたのはそれだけじゃなかった。

海外暮らしが長かったせいか、元々なのか…碧さんの感情表現はとても激しかった///。
聞いてるこっちが恥ずかしくなる位、褒めてくれるし、ハグやキスは当たり前で、、、
ダメ出しをされることもあったけど、私を思って応援してくれてるんだって感じた。

碧さんと一緒にいると、余計なことを考える暇もなくて楽しかった。

どんな仕事もすべて人間関係…信頼を築く事が一番大事なのよと碧さんから教えられた。

ハイテンションな碧さんに振り回されながらも、セツの休暇はあっという間に終わりを迎えていた。

明日からはまた、セツに戻る     敦賀さんに会うんだと思うだけで体が重くなった。

このまま、逃げ出せたらどんなにいいだろう…
イギリスに帰ったまま、兄さんの撮影が終わるのを向こうで待ってる…ってのはダメかしら?
・・・無理よね、あのセッちゃんがずっと兄さんと離れたままでいられるはずがないもの。

でも…あ~~~っっ どうしよう~~っ
あの夜以降、兄さんの病み具合は日増しにひどくなって、それと張り合わなきゃいけないセツは本当に、いろんな意味で心臓に悪いのよ~っ!

行きたくない、行きたくない…でも、ここで逃げたら、負けを完全に認めたことになる。
ダメ、敦賀さんにだけは知られたくない…。

邪な感情は捨てて、セツに集中するのよっっ!!
その前にナツにならなきゃだけど…って、、、って、もうこんな時間?!
時計は碧さんとの待ち合わせの時間を指していた。

急がなきゃっっ、碧さんが待ってるっっ

進級テストを済ませた私は、碧さんの待つ校門へと急いだ。

     だけど、そこで私を待っていたのは碧さんだけじゃなかった。

*******

ショータローを見た瞬間、いつものように怨キョが飛び出してきて…碧さんがいる事も忘れてしまった。

あの夜以降もイヤ電はずっと続いていたし、私もいい加減頭にきていたから…つい、ぽろっと零してしまった。

すると、突然、ショータローは豹変した。

いくらなんでもその顔はどうなのって、、、
…もはや人じゃないわね。鬼?阿吽?恐ろしい顔に変貌したショータローが、真剣な顔で私を睨んでいった       

「…アイツと何があった?」

思い出さないようにしてたあの夜のアレやコレが…脳内を一気に駆け巡った。

体中の水分という水分が蒸発しちゃうんじゃないかって位、身体が熱くなって真っ赤になってしまった。
そしてその次の瞬間、ショータローの肩越しに私を見据える碧さんと目があってしまった。

あの眼は…社長と同じモノ       … 気がついたときにはもう遅かった。

「…時間には余裕があるから大丈夫よ?
それよりも、私は今後のマネージメントの為にも、彼の事を正確に把握しておきたいんだけど…」


隠せない…そう思った私は、すべてを碧さんに話す決意をした。

*******

現場へと向かう車内で私は、それまでの経緯を碧さんに伝えた    

「そう、そんな事があったの…それで京子は芸能界を目指したのね?」

「はい…でも、今は…っっ」

不純な動機で目指した芸能界…でも、わたしはそこで、自分と夢を見つけたんだと伝えようとした時、優しく微笑む碧さんに先に言われた。

「演じる事が楽しい…京子はこの業界に入って、自分を見つけたのね?」

すべてを語らなくても、この人はわかってくれるんだ。
その安心感は同時に、この人に隠し事はできないんだと悟らせた。
…だから、私は、包み隠さず自分の目指す未来と今の自分の気持ちを碧さんに伝えた。

「わかったわ、心配しなくても…貴女を傷つけるようなことは兄さんもしないから安心して。
…それじゃ、はいっコレ!…京子にプレゼントよ」


そういった碧さんに渡されたのは、新しい携帯…それもiphoneだった。

「…え?」

「迷惑な電話に悩まされてたでしょ?…アレもあの坊やの仕業かしら?」

ギクッと強張る体をみて、碧さんが優しく笑う。

         全部、見透かされてる…

「クスッ…番号を変えたほうがいいかなと思って手配してたのよ。それに、ナツはいまどきの女子高生でしょ?
LINEとかアプリとか、当たり前のように使いこなせなきゃ…と思って」


紙袋を受け取りながら、ナツの役作りの事まで考えてくれてた碧さんを心強く思った。

「碧さん…ありがとうございますっっ」

お礼を言った私ににこっと微笑んだ碧さんが、左の手のひらを差し出してきた。

「…前の携帯を頂戴?解約の手続きをしておくから…あ、それと、ナツの撮影中にアドレスの移行は済ませておくから、親しい友達にはあとで連絡しておいてね?」

鞄から携帯を取り出すと、碧さんに手渡した。受け取った携帯をしまうと、碧さんが言った。

「これは私の独り言だけど…」

そう云って、碧さんが私に話したのは…

「キョーコちゃんはもっと貪欲になるべきだわ。
幸せは自分の手で掴むもの…それは仕事の話だけじゃないわ。
これから先もいろんな出会いがあるだろうし、恋を知らずして一流の女優になんてなれないわ。
恋多き女くらいでちょうどいいのよ。
いい恋は人間を大きく成長させてくれる…
恋愛はいいことばかりじゃないけど、痛みを乗り越えてこそ…最強のいい女になれるのよ?
私なんて、ほら、逞しくなりすぎちゃった位よ?」


恋多き女と自らの体験談を語る碧さんの話を聞いてたら、なんだかそれまでの悲壮感がどこかに飛んでいってしまった。

碧さんから元気をもらった私は       

碧さんのように恋にはまだ前向きになれないけど…敦賀さんは私の目標!
私は今、あの人のスキルを盗む絶好の機会を与えられているんだって思い直した。

貪欲になる…どんな場面も再現できるように、これからの自分にそれを生かせてみせる。

→ 4話へ続く
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

コメント

楽しゅうございますw

いいですねー、碧さん。

こういう人が側にいてくれるだけで、キョーコの抱える自分や愛についての偏見が直って行く様な気がします。
ワクワク展開、有り難うございますw
次回は兄さんと対決?セツなキョーコちゃん頑張れるのでしょうか!
続きも楽しみにしてます!!

Re: 楽しゅうございますw

碧さんみたいな…お姉さんのような、お母さんのような…親身になってくれる家族のような存在がキョコちゃんにいるといいなぁと思って書いてます。
クーパパや、だるまやご夫妻みたいな存在というか、まだまだ子供なキョコちゃんには
そういう保護者的な存在が必要というか、愛情を注いでくれる人がもっといたらいいのにって。

将来的には、足らなかった分を埋める以上に、蓮さん一家の重すぎるくらいの愛情に包まれるのだろうと思うけど。(笑)

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。