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☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。


(それまでの話) 1話 2話 3話

LoveMonster 攻略不能の恋?!

ACT.4

(SIDE 蓮)

セツを演じるあの娘がやきもちを妬いてくれたのが嬉しかった。
それが演技だとわかっていても、本気で焦ったりして…

兄妹というよりも恋人みたいな二人…
周囲の目を気にすることもなく、当初の鬼設定を満喫していた俺に突きつけられたのは、突然の休暇宣言。

「暫く最上君が離れて お前一人でも大丈夫だろう?」

B・Jを演じることに、もう不安はない…それは社長にも伝わったんだろう。
久しぶりに素で会った彼女の反応に少なからずショックを受けていた俺は、彼女が落ち着くまで、冷却期間としてちょうどいいだろうとそれを了承した。

だが、離れた事で俺は改めて気づかされることになる…
俺の中で大きくなったあの娘の存在を       …   

「…おいっ、か、彼女はどうしたんだ…?」

きょろきょろと村雨がずっとセツを探していることには気づいていた。

最上さんの進級テストが終わるまで…セツはイギリスに帰国したことになっている。
とはいえ、それを伝えたのは近衛監督だけで、出演者でもない彼女の動向について他のキャストに伝える義務はない。
一人で現場にやってくるようになった俺を、遠巻きに話題にする事はあっても、ちょっかいをかけてくるのはこの二人だけだ。

「恭紫狼様~~っっ 今日こそは一緒にランチしましょう~っっ」

「愛華ちゃんっっ、またっっ!…監督が向こうで急ぎの用があるって探してたよっっ(ウソ)」

「え~~っ…もぉっ、それじゃ、恭紫狼様…また後で」

「……」

彼女を排除してくれるのは助かるが、どんなにみせつけてもセツへの興味を失わない村雨は、俺にとって相変わらず面白くない存在だ。

しかも、カイン相手にセツのことを聞いてくる辺り、本当に…エメンタールな奴だと呆れてしまう。

「…本当におめでたい奴だな…いい加減気づいたらどうだ?」

「なっ…何をだよっっ」

「俺が…いや、俺たちがお前と馴れ合うつもりがないことをだ。撮影さえ終われば、もうお前に会うことはないんだからな」

村雨にセツの正体が明かされる事はない…

「グッ…それはそうかもしれないが、別にいいだろっ」

「まぁ、セツがお前を相手にするとは思えないがな」

「~っ!」

だが、素のあの娘にあんな反応をされる俺も、実際は村雨と大差ないのだろう。

(本当、現実は容赦ないよな…)

薄くなってしまったシルシに手を伸ばした俺は、憂い顔で村雨をみてフゥーと溜息を吐き出した。
それを馬鹿にされたと解釈した村雨はギャーギャーと騒いでいたが、俺は素知らぬ顔で彼女へ想いを馳せる。

結局、彼女との関係は何ひとつ変わっていない…。

セツを演じるあの娘の温もりに触れて、演技者としての彼女に負けられないと思った。
だけど、アイツとのことは結局何もわからないまま…

     だが、少なくともアイツの中で、あの娘の存在は変わってきている。

もしかしたら、この瞬間だって…俺の知らないところで、二人は連絡を取り合って会っているのかもしれない。

なんて、…それはありえないか。

社長から、セツの休暇を告げられた日の夜、彼女にマネジャーをつけたという電話をもらった。
マネージャーの名前を聞いたとき、そこに作為的なものを感じなかった訳じゃないが、彼女を守る存在ができたことに安堵した気持ちの方が強かった。

これで、俺の知らないところで彼女を奪われるようなことはなくなるはずだ…。

「それはそうと…お前、近衛監督から泣きが入ってるぞ…もう少しお手柔らかに頼むってな」

「ハハ、そうですか、わかりました…善処します」

「まっ、何はともあれ…お前のほうはふっきれたみてーで安心したよ…やっぱり、お守りの効果は絶大だったみたいだな」

電話越しに聞こえる社長の明るい声…ふざけているようでいて、いつも先を見据えて動いている。

(…本当に、この人だけは敵に回したくないな…)

「…そうですね、今回ばかりは感謝してますよ」

「感謝か…俺も感謝してるぜ?どうやら効果があったみてーだからな」

「効果?」

社長の言いたいことはわからなかったが、何かいいことがあったらしい。

「ん…あぁ、こっちの話だ…それからな、忘れてないとは思うが、一線を越えるのはダメだからな!」

「なっ…そんな心配要りませんよっっ」

…二度目の忠告に電話越しでギクッとなった。

クオンの暴走を止められて、本当によかった。
じゃなきゃ今頃…俺は、完全に彼女を失ってたはずだ。

「そうか~?お前は理性の固いコじゃないから、ちと心配になってな…社がつけたことになってるキスマーク…本当は誰がつけさせたんだろうな?」

「?!」

社さんがつけたことになってるキスマークって…どこでそんな話に?!

情報源は近衛監督だな。 

つけさせた…って、でも、付けさせた事になるのか、、、現場でも噂されてたしな。

社長には、すべて見透かされてるのかもしれない…

        自覚がなかったわけじゃない…

近い将来、カイン・ヒールの正体が明らかになったとき、共演者及びスタッフは…当然、セツとの関係を、セツの正体を知りたがるようになるだろう。

彼女もきっとそれを気にしてる…演技では感じさせないが、素のあの娘ならきっと…

でも、俺は演技の手を緩めるつもりはない。

それまでには、公表されても構わない関係になってみせる…これは俺の意思表示でもあるんだ。

彼女の傷は深いから…今の俺にできることは少ない。
少ないが、今の俺…今だからこそできることもある。

******

「兄さん、ただいま…会いたかった…わっ、て!…ちょっ、兄さんっっ!アレなんなの?!」

ホテルでセツの帰りを待っていた俺に、ベッドの上を指差してわなわなと震えながらセツが訊いた。
その声にソファからゆっくりと立ち上がった俺は、セツへと向かって歩きながら答えた。

「…お前へのプレゼントだ」

彼女のベッドの上には洋服や靴、バッグなどセツが好きそうなもの(似合いそうなもの)が入った紙袋が無造作に山積みされていた。
セツのいない日々の暇つぶしにとカインが買い集めたものだ。

「俺を一人にしたお前が悪い…」

そういってぎゅっと彼女を後ろから抱きしめた。
そんなカインにセツが応える。
俺の腕にそっと手を添えて…

「…そうね、アタシが悪かったわ…でも、それにしても買いすぎでしょう?本当、兄さんを一人にしたのは失敗だったわっっ こんなにたくさん買ってくるなんて、もぉ~~っ、これって返却できるのかしら?」

「…それは無理だな、どこで買ったのかも覚えてない…」

淡々とした口調で答えると彼女は脱力して崩れ落ちた。
俺は、そんな彼女にポケットから取り出したブレスレットを嵌めた。

「…兄さん、これも?!」

驚いた顔で見上げてくる彼女を正面から抱き寄せて呟いた。

「捕まえた…これでもう、離れられない」

「え?」

「…お前を繋いでおく手錠だ…」

そういって、彼女の手のひらを包み込むように握り締めた。
繋がれた手錠のように、彼女の腕につけたブレスレットと対になるように重なり合うペアのブレスレット。

「……」

黙ってしまった彼女の耳元でそっと呟いた。

「…ゼリーのお返し…」

すると、バッと顔を上げた彼女が顔をぼぼっと赤くして慌てて目を逸らした。

「…兄さん、…ずるい」

「…ずるい?」

確かにずるいかもしれない…でも、普通に贈ったら君は受け取ってくれないだろう?

おずおずと…潤んだ目で俺を見上げる彼女を見ていたら、その唇に触れたい衝動に駆られた。

グロスが光る唇が、少しずつ近づいてきて、頬にチュッと…微かに触れた。

「ありがと、大切にするわ」

そういってプイッと俺から離れたセツの頬が真っ赤になっていて可愛かった。

お礼のキス…それはセツからだったのか、それとも    

学習機能を働かせながらも、期待せずにはいられない俺がいた。

同時刻、社長室では     

鳴り続ける彼女の携帯を耳に当て、窓辺に立つ社長の姿があった。

→ 5話へ続く
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コメント

か、カイン兄さん

&蓮さんは、セツ(キョーコ)へのプレゼント選びで、少しは気が晴れたかもしれませんね!だって、セツなら100パー受け取って身につけてくれますものね。(笑)

御礼のチュー。以前の蓮さんなら無表情でかたまってそうですけど、カインで接触になれたのでしょうか。ふれ合いが当たり前になればなるほど、キョコさんに戻ったときに、触れられずに悶々しそうな気がします。

社長室での動きも気になります!
楽しい楽しい第4話も強奪見せびらかし宣伝させていただきまーーす!!有り難うございました!!

5話も楽しみにしてます!v-10

Re: か、カイン兄さん

コメレス遅くなりました~

兄さんライフを満喫中の蓮さんです。
おさわりしまくりで、普通の生活に戻れなくなりそうな気がします。
もぉ~悶々しまくるんでしょうね。
ついうっかり、、、なんてこともありそうです。

ラブモン会議…やっとこUPできましたが、先送りした感も否めない?!
頑張って続き考えなきゃ~~。

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