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  蓮誕まであと・・・

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☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。


(それまでの話) 1話 2話 3話 4話

LoveMonster 攻略不能の恋?!

ACT.5

(SIDE ローリィ)

「なるほどな…」

碧から報告を受けて、それまでの彼女の発言が繋がっていく。

( あのコは、自分を捨てた男を見返したくてうちを選んだのか、、、 )

オーディションでの彼女の姿を思い出しながら、もう一人のキーパーソンの存在を知る。

アカトキの不破尚…音楽業界で偉業を成し遂げた彼の功績は記憶に新しい。
うちの歌手部門に欲しかった逸材だ。

その彼と最上君の間にそんな経緯があったとは…

       だが、不破君には感謝すべきかな?
彼に捨てられなければ、彼女がこの業界を目指すことはなかっただろう。

本当に縁とは不思議なもんだな…
彼女との出会いがなければ、きっと蓮もマリアも闇に囚われたままだったに違いない。

彼女の持つ不思議な魅力…その影響力の大きさを感じてしみじみと振り返った。  

しかし…彼女自身が抱えている傷(トラウマ)は、思ってた通り、やはり根が深そうだ。

1年のほとんどを預けられて育ってきた     

彼女の母親に対する反応を見て、まさかとは思っていたが、

            母親の育児放棄(ネグレクト)とは。

実の母親に疎まれていると感じながら、他人の家で生活することを余儀なくされた彼女が、どれだけその心に傷を負ってきたか…想像に難くない。

無条件で与えられるはずの愛情を彼女は知らない…
それでも、彼女が光を失わずにこれたのは、幼馴染に恋をしていたから…か。

           でも、その彼にも捨てられてしまった。

…デビュー前のタレントにはつきもののよくある話だが、
自分を捨てた彼に復讐する為とはいえ、彼女が芸能界を目指し、うちを選んでくれてよかった。

         おかげで、俺は君を見つけることができたんだからな。

さて、これからどうしたもんかな…と顎に手を添えて次の算段を考えていると、碧が呟いた。

「それにしても勿体無いわ、歌はあんなに素敵なのに…」

「ん…不破君の事か?」

( ほぉ、珍しいな…碧が他社のタレントを気にかけるとは。)

「やっぱり、マネジャーの役目だと思うのよね、
あーゆーコは一度、鼻っ柱をベキッとへし折ってあげたらいいのよ」


拳を握り、ぽきぽきと腕を鳴らす碧に、ぎょっとする。
何を隠そう…碧は、アマゾネス顔負けの腕力の持ち主だ。
…この業界で碧の名を轟かせた理由の一つがそれだ。
女だからと舐めてかかると、痛い目に遭う…我が妹ながら、怒らせると手に負えない恐ろしい女だ。

( 年の離れた妹に護身術をと習わせた武術を、まさかあそこまで極めるとはな… )

「おいおい、彼はアカトキの稼ぎ頭だろう?…揉め事は…」

本気で心配する素振りを見せれば…

「大丈夫よ?…するのは私じゃないから」

にこっと微笑んだ碧が、携帯を差し出してきた。

「後は兄さんに任せるわ」

促されるままに携帯を開くと、そこには非通知の着信がズラッと表示されていた。

「?!」

なんだこりゃっっ、、、とその尋常じゃない件数に驚きながら顔を上げると、碧が深く頷く。

        これをかけてきたのが不破君だと碧の眼が語る。

非通知の羅列を見ていた俺は、少し前、蓮に言われた事を思い出した。

「そうしてもらえた方が助かる事が少々ありましてね」

( あれは、このことを言っていたのか… )

蓮が事務所のナンバー通知を気にするなんてと変だとは思っていたが、
これだけかかってきていれば、蓮が知る機会があったとしてもおかしくはない。

( そら、気になるだろうな、、、好きな女にこんだけ執着する男がいたら、
しかも相手は彼女を傷つけた張本人で、想い人だったなんて知った日にゃ… )

しかし、彼も暇じゃないだろうに、すごい執念を感じるな…

不破君にとって最上君の存在は…と考えを巡らせているとその答えを碧が言った。

「自分から捨てたくせに、男って本当にバカよね…
でも      、離れて初めて気づくってことがあるのも確かだし…」


「……」

彼は最上君のことを…と、碧の顔を見れば、やれやれって顔で碧が肩を竦めた。

「今の彼には、京子を会わせたくないのが本音よ?…だけど、京子の成長の為には必要だと思うの」   

「…蓮だけでは役不足だと?」

最上君に刺激を与える事に成功した…とはいえ、彼女の傷は深く、蓮は彼女の変化にさえ気づいていない。
すると、碧は体を乗り出して云った。

「…私はね、ただ彼女にもっと自信を持ってもらいたいのよ!
有名になってあの坊やを見返すのは時間の問題よ?近い将来、彼女はうちの看板女優になるんだから」


自信に満ちた顔で言い切った碧に、思わず口角があがる。

「ほぉ…お前も感じたか?」

彼女から感じる可能性に碧の目が輝きを増す。
数多の人間の中から、光り輝くスターになる人間を見つけ育てる…俺も碧もこの仕事に誇りと情熱を持っている。
そして、碧が本気で惚れこんだタレントは、大成する。
タレントの潜在能力を引き出す力は俺以上だからだ。

「もぉ~、だから、私に任せたんでしょ?
まぁ、兄さんのことだから、それだけの理由じゃないんでしょうけど」


確信に満ちた目で俺をみつめる碧…
ジュリエナとも仲のいい碧は、当然だが、蓮の正体も知っている。
蓮の想い人だと告げたわけじゃねーが、ヒール兄妹の設定を聞けば教えたも同然だ。

まぁ、それを生かせるかは蓮の頑張り次第…になりそうだがな。

「…キョーコちゃんを幸せにしてあげたい…だから、今度は彼に踏み台になってもらうつもり。
愛し愛されてこそ、女としての魅力も花開く…そして、それは京子の武器になる     
蓮だって役者だもの。…それに恋に障害はつきもの、でしょう?」


クスッと不敵な笑みを浮かべた碧に、頷く。

「…そうだな」

障害ばっかり…な気もするが、それを乗り越えて結ばれたときには、誠一の時以上の達成感がありそうだ。

そう、彼女はもっと愛を知るべきだ        … 

愛されたいと願う心を満たしてくれる相手と…愛される喜びと愛する喜びを。

( 蓮は周平とよく似てる、…本気になった相手には、惜しみない愛情を注ぐだろうからな )

碧が帰った後、ブーンブーンと机の上で震え始めた携帯には、非通知の文字が表示された。

「さて、俺の出番か…」

数回目かのコールの後、彼女の携帯を静かに耳に当てた。


(SIDE 尚)

( クソッ…やっぱ、繋がらねーか… ) 

寝る振りをして戻った部屋で、俺は携帯を耳にあて握り締める。

キョーコたちが去った後、仕事でミルキちゃんのとこに向かった俺たちは、そこで宝田碧の話を聞いた。

「碧さんが復帰したらしいんですよ、それも京子のマネジャーだって!!」

プロモで共演したスタッフが鼻息荒く話しかける声に、ミルキちゃんが祥子さんと顔を見合わせた。
どうやら、あの女は業界でも一目置かれる凄腕のマネージャーらしい。
ミルキちゃんから、宝田碧についての情報を聞かされた祥子さんの顔色は青くなるばかりだった。

仕事を終え、マンションへと戻る車の中で祥子さんが言った。

「尚…キョーコちゃんの事だけど、、、」

終始機嫌の悪かった俺を、気遣いながら声をかけてきた祥子さんだったが、無言のままの俺に、やっぱり後にするわと口を噤んだ。

祥子さんが言いたいことはわかる      だけど、こればっかりは引けねー…。

誰を敵に回しても、俺はキョーコの事を…

「…約束は守るわ…」

去り際、キョーコは確かにそういった。

日本でトップクラスの役者になれなかったら、一生 俺んちで働く…約束。
あの約束は、敦賀蓮を遠ざけるためのものだった。

どんな形であれ、俺から離れる事は許さない…
離してなんかやらねーって…なのに今の状況は何だ?

あんな表情を俺の前で晒しやがって…何がアイツだけは好きにならねーだ。

この俺を誤魔化せるとでも思ってやがるのか、クソッ!
何の足枷にもなってねーじゃねーか!

こうしてる間にも、無防備でアホなキョーコは、敦賀蓮(アイツ)の餌食になってるかもしんねーって言うのに…

繋がらないとわかっていても、かけずにはいられなかった電話が繋がった。

「…キョーコっっ!…切るなよっっ、お前に大事な話があるっ」

だが、キョーコだと思って話しかけた電話の相手は      

→ 6話へ続く
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コメント

いやーーんw

どんどん面白くなっていくぅーーーーーー!!みー様の坩堝のなかで、ぐるんぐるんと翻弄されちゃってる魔人です。

うふふw 

もう碧さんに全部お任せしちゃいましょう!!

(↑ファン)

Re: いやーーんw

> どんどん面白くなっていくぅーーーーーー!!

そう云ってもらえてよかった…ほっとしつつ、自分の中の締め切りとプレッシャーに負けそうです。v-12 終わるのか~~っ (滝汗)

碧さん…みーもお気に入りのキャラです。v-10

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