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☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。


(それまでの話) 1話 2話 3話 4話 5話 6話

LoveMonster 攻略不能の恋?!

ACT.7

(SIDE キョーコ)

あれから1ヶ月…BOX“R"の初回放送を夜に控え、私は主役の丸山さんといつものメンバーで朝から番宣で忙しい1日を過ごしていた。

朝の情報番組での出演を終え、控え室で出番を待つ間、私は鞄の中に入ったままだったソレに手を伸ばした。

「へぇ、ナツも興味あるんだ?…それって、不破尚の最新アルバムよね?」

「…え、あぁ、コレ?」

カオリからの問いかけに、表情を変えずにそう答えた。
すると、後ろから体を乗り出したツグミが目敏くCDに描かれたサインに気づく。

「うわっ、直筆サイン入り?!羨ましいっっ…ナツ、尚の関係者に知り合いでもいるの??」

(…知り合いも何も本人と幼馴染だなんて…、しかも勝手に事務所に送りつけられてきたなんて、言えないわよね…)

「え?…あぁ、そうなの、聴いた感想を教えてくれって頼まれたのよ」

本当、ショータローが余計な事するからっっ…それにしても、何だって社長は私にこんなことをさせるのかしらっ!

           それは、昨日の社長室での出来事に遡る。

*******

社長からの呼び出しで、碧さんと事務所に向かった私は…
目の前に置かれたアイツの初回限定盤の直筆サイン入りのCDとiPod(←ご丁寧にもDL済み)に目を丸くした。

「…聴いた感想を教えてくれないかね?」

にこにこと愉しそうな笑顔を浮かべた社長と机の上に置かれたソレを交互に見て、私は口の端を引き攣らせながら訊いた。

「そ、それは…ミッション(命令)としてですか?」

笑顔を崩すことなく社長は答える。

「あぁ、そう思ってくれて構わんよ?」

ミッションと云われれば、断る事なんて出来ない…私は、俯いて小さく口を横に結んだ。

(…ショータローとの関係は碧さんから聞いて知っているはずなのに…なんで?)

忙しい仕事の合間を縫って呼び出された理由が、忌々しいショータローの歌を聴け…だなんて、、、

( 嫌だ…なんで、私がショータローの歌を今さら聴かなきゃいけないの… )

不満げに顔を上げれば、社長は少し困ったような笑みを浮かべて微笑む。
それから、CDに視線を落として…意味ありげに社長が呟く。

「 A Devout Vow …彼はどんな気持ちでコレを作ってたんだろうなぁ?」

ショータローが、何を考えて作ったかなんて興味ないわっ…と思いつつ、タイトルに目を落とした私は…思い出してしまった。

A Devout Vow 大切な誓い…
ショータローが私と交わした約束は     

        そのうちわかる

わざわざ、学校にまで足を運んで私に言いたかったのは、コレの事だったのね?

夏の日の宣言通り、ショータローはトップアーティストとして、その地位を不動のものにする活躍を見せている。

去年連続でリリースされたシングルがすべて収録されているこのアルバムも…
近年では考えられないような驚異的なセールスをあげているとニュースでも取り上げられていた。  

        だけど、私にはショータローのことを気にしてる余裕なんてなかった。

碧さんの売り込みのおかげで、ドラマの撮影の合間を縫うように単発の仕事も入ってきたりして、忙しかったのもあるけど…それ以上に、私の余力を奪っていったのは…あの人だ。

敦賀さんの笑顔を思い浮かべてたら、それを邪魔するようにショータローがしゃしゃり出てきた。( ← キョーコさん妄想中)

「男に現を抜かしながら 俺より大物になろうなんて      …」

「っ…!」

ケンカ口調で言い放つショータロー(妄想)の言葉に、ハッとした。

    …あの時聞き流した事態が、今、現実のものとなってる。

こうやってショータローに差をつけられてるっていうのに、それすらも気にもならないほど…私はあの人のことでいっぱいだ。

ううん、それだって傍目には気づかれてないはず…だって、セツはそういう役なんだから。

セツを再び演じることになったあの日、兄さんからプレゼント攻撃を受けて、、、

ダメッ子兄さんを叱りながらも、セツが必要なんだって…いない間も私(セツ)のことを考えてくれてたんだってことが、すごく嬉しかった。

そんな戸惑いを隠すのに精一杯だった私に、あの人は     …。

「…ゼリーのお返し…」

       それは、思いがけない言葉だった。

だって、ホワイトデーのお返しをもらえるなんて考えもしなかったから。

思わず、顔を見上げると…優しく微笑む敦賀さんがいて、そんな敦賀さんを直視してしまった私は、慌てて目を逸らした。

こんな不意打ち…しかもお揃いの手錠(ブレスレット)だなんて     

「…兄さん、…ずるい」

セツとして渡されたら…受け取るしかないじゃない。
それをわかってて贈ってくるなんて…こんなことされたら勘違いをしてしまう。
こんなこと…しないで欲しいって思うのに、嬉しくて堪らなかった。

告げるつもりのない想い…
これだけで、私は十分だ…って、一生の宝物にしようって喜びを噛み締めながら、セツを演じた。

ツンデレのセツらしく、彼の頬に口付けて       

本当は逃げ出したかったはずなのに…長く感じていた時間を、今は惜しむように時計を眺めてる。

少しずつ確実に、あの人と過ごす甘い時間が、私を愚かな女に変えていってる。

どんなにいい訳をしてみても、抗えない…感情に支配される。

私だけをみつめて、甘やかしてくる…
あの大きな手のひらで頭を撫でられて、抱きしめられて…
優しく私の名を呼ぶあの人を好きにならない方法があるのなら誰か教えて欲しい。

そう、『敦賀蓮』とはそういう役者なんだって…知っていたはずなのに。

その証拠に私はスキルを盗むどころか、余裕もなく演じさせられてる。

彼にこの感情が私のものじゃないと、セツに摩り替えるだけで精一杯で、全然…ダメ。

あの人に恋をしてる自分を…溢れてくる気持ちを強烈に意識させられるばかりだった。

      好き…だからこそ、知られたくない。

あの人に失望されたくない…でも、これ以上、望んだりしないと誓うから…
 
            貴方を好きでいてもいいですか?

そんな感情を抱いてしまう自分がいることに気づいてしまった。

*******

「やっぱり、あのバラードは最高よねっ」

あんな風に想われてみたいわ~って、はしゃぐツグミの声に、現実に引き戻された。

           バラード…って、もしかして…

カオリが何かを思い出したようにツグミに話しかける。

「あぁっ、実体験を元に書いたんじゃないかって噂になった歌?」

「そうそう!それまでとは歌い方が変わったから、そうじゃないかって…」

          やっぱり、あの曲のことだ。

「あれって…きっと地元においてきた彼女の事を歌ってるのよ!」

「えー、そうかしら?…なんか、恋人未満って感じじゃなかった?…私的には、相手は幼馴染とかじゃないかと思うんだけど…」

「あー、幼馴染ね、ありえるありえるっ」

そう云って盛り上がる二人を前に、脳内で歌詞が再生されていく。

…誰よりも近くにいたのに離れて初めて気づくなんて…

切ない声で綴られるそのエピソードは、どれも懐かしい記憶のものだった。

それは、私とショーちゃんしか知らない…昔話。

「……」

「でもさ、今もこんな風に想われてるって知ったら…また好きになっちゃったりしない?」

「えー…?まぁ、悪い気はしないかもしれないけど、どうかなぁ、ナツはどう思う?」

「…え?」

急に話を振られて、自分がナツだってことを思い出す。

「もぉ~っ、だから、元彼が、やっぱりお前しかいないって云ってきたらナツはどうするって話!」

話を聞いてなかったナツに、ツグミが口を尖らせながら言った。

…アイツとはつきあってたわけじゃない…

それに、歌詞のエピソードに身に覚えがあるからって…
ショータローが私のことを好きだなんてありえない。

仮にそうだったとしても…今さら、…そうよ、今さらそんなこと言われても困る。

だって、今、私が好きなのは         …。

「ナツ…?」

俯いて黙ったままだった私に、カオリが首を傾げながら声をかける。
それに気づいた私はナツを憑けて、妖艶な笑みを浮かべた。

クスッと笑って…ナツが答える。

「…私が別れた男に未練なんて残すと思うの?」

「///」

バカな子ね…と笑うナツの雰囲気に呑まれた二人は顔を赤くする。

しばらくして、ハッと我に返ったカオリが、平静を装ってそれに続く。

「そ、そうよね~、ナツだったら、すぐに新しい男作ってそうだし?…未練なんて残すわけないじゃない」

「そ、そうよね~」

苦笑しながら話を合わせる二人…
そこへ、席をはずしてた天宮さんと丸山さんが戻ってきて、その話題はそこで終わった。

ナツなら、未練なんて残すはずがない…だけど、私はナツとは違う。

ショーちゃんの事、本気で好きだった…だから許せなくて、、、

復讐だっていってアイツに拘ってたのはアイツに未練があったから…?

そんなことないわっ…ただ、あのままじゃ自分があまりにも惨めで悔しかったからっ、だから、見返してやりたいって思って…

未練なんて、ない…あるわけない…あるのは、憎しみだけよ!

だって、…私が好きなのは         

そう思うのに、どうしてあの歌がこんなに気になるの…?

もし、あれがアイツの本音だとしたら、アイツに好きだって言われたら…?

そんなことありえないって思うのに、…ショータローの歌声が耳から離れない。

→ 8話へ続く
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コメント

おおおお!キョコさん

少し動揺してますね!ショータローチャンス?(受け入れはしないでしょうけど、ショーとの関係はかわるかも?)

蓮さんは知らない間にピンチですね!

うふふ! ←

7話も頂戴します!!有り難うございましたー!

Re: おおおお!キョコさん


ですね~~

キョコちゃんが動揺してくれないと、にぶちんの蓮さんを煽れません(笑)

さて、やっとこ蓮さんのターンがやってくるかな。

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