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  蓮誕まであと・・・

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☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。


(それまでの話) 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話

LoveMonster 攻略不能の恋?!

ACT.9

(SIDE ローリィ)

「…どういうことか、俺にもわかるように説明してもらえませんか?」

聞こえてきた蓮の口調に、思わず口角が上がる。

( いくら舞台を用意しても役者が揃わなきゃ、幕は上がらんからな…)

*******

そう、俺はあの日、電話を切ろうとした彼と約束をした。

彼の歌を必ず聴かせると       

「俺は…あんた等に加勢してもらわなきゃいけないアイツに負けるつもりもないし、圧力にも屈しない。
キョーコを諦めるつもりもないからな!」


「ほぉ…大した自信だな」

啖呵を切ってきた彼の負けん気の強さを俺は面白いと思った。

怯むことなく、強い口調で言い放った彼に男としての覚悟を感じたからだ。

若さと才能…彼の実績がその言葉を支えているとはいえ、彼もこの業界のルールを知らないわけじゃない。
俺に喧嘩を売るということがどういうことかわかった上で、彼女を諦めないと宣言したんだからな。

( 敵も手強いとなると、蓮も苦労するだろうなぁ )

静かに込み上げてくる笑いを堪えて、咳払いを一つすると俺は話を続けた。

「…碧は手強いぞ?」

それ以上に、彼女はもっと手強いと思うがな…

「あー、彼女の下宿先で待ち伏せるつもりならやめた方がいいぞ?
最上君は今、ある仕事でホテル住まいをしているし、その仕事が片付けば、早々に下宿先も引き上げさせると碧が言ってたからな」


思い出したように言葉を付け加えたが、彼から返事はなかった。

「厳しい状況だと思うが、何か手はあるのかね?」

「…っ…そんな事聞いてどうする?…ここで手の内を明かすほど俺は間抜けじゃねー」

挑発するように訊いた答えに、さっきまでの勢いはなかった。

「まぁ、俺は別に君の恋路を邪魔しようと思ってるわけじゃない。
だが、彼女はまだ未成年(こども)で、うちの大事なタレントなんだ。
良識ある大人として、彼女を保護するのは当たり前のことだろう?」


大事な子供を親御さんから預かってるんだ…そう、それが例え、彼女のことに無関心な親で、彼女にトラウマを背負わせた張本人だとしても…な。

「……」

黙り込んでしまった彼もまた、俺から見れば同じ未成年(こども)。

( 少々苛めすぎたかな… )

彼女を傷つけたとはいえ、本気の恋に目覚めたのなら、同じ過ちは犯さないだろう。

…だとすれば、蓮ばかり有利なのはフェアじゃねーよな?

そんなことを考えていると…

「…これ以上話す事はねーだろ…」

そういって電話を切ろうとした彼が、なんだか不憫に思えてきた。

「…今日の電話…本当に伝えたかったのは、別の言葉じゃなかったのかね?」

彼女と話し合う機会を作ってやろうとしたが、彼はそんな俺の提案に警戒心を露わにした。
少しの沈黙の後、彼が俺に言ってきたのは…

「今月、俺のアルバムが出る…キョーコはきっと自分からは聴こうとしないだろう…が」

「それを聴くように言えばいいのか?」

「……別に言わなくても構わないぜ。イヤでも耳に入るくらい売れるはずだからな」

そう云って電話を切った彼だったが、…事務所にCDを送ってきた。

彼の歌を聴いた俺は、約束通り…それを彼女に聴かせることにした。

素直になれない少年に挽回のチャンスがあってもいいよな、蓮?

…手強いライバルの存在は、恋愛には欠かせないスパイスだからな。

*******

(SIDE 蓮)

「…それを聞いてどうするつもりだ   蓮」

少しの沈黙の後、社長の低くドスの聞いた声が返ってきた。

「…っ」

どうするつもり     … 

目の前で青い顔をして固まってる彼女を見て、我に返った俺は言葉に詰まってしまった。

スピーカーにしたままのiPhoneから、社長の声が続く。

「セツカを演じさせたのも、今回のことも、俺が最上君に課したミッションだ。
お前が彼女の変化を感じたのなら、それはミッションの成果といっていいんじゃねーか?」


        ミッションの成果?

「すべては彼女が失くした感情を取り戻す為のミッションなんだからよ」

失くした感情を取り戻す為のミッション…

重要なのはその相手じゃなく、彼女の変化だっていいたいのか?

だからって、よりによって不破を意識させるなんて…余計なことをっっ

この状況をどうしろって…       社長は俺の味方じゃなかったのか?

味方…? 違うだろ、あの人の趣味は世界に愛を蔓延させることなんだから…

愛の欠落者を救うことができれば相手は誰だって構わないはずだ。

欲しいものは待っていても手に入らない…チャンスは自分で掴めってことか。

       もしかして、それを伝える為にわざと?

俺と一緒にいる時間に電話してきたのか?

…あの人は、本当に俺に過保護だよな…

単に、進展しない関係に痺れを切らして言ってきたのかもしれないが。


「…わかりました、その成果(俺が)活かしてみせますよ?」

ピンチはチャンス       …。 

俺だってもう限界だったんだ…だったら、ここで取るべき行動は一つ。

「最上さん…ちょっといいかな」

電話を切った俺は、彼女にそう話しかけた。

→ 10話へ続く
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コメント

蓮さんが

本気になりましたね!!

うふふ!!

限界にきた蓮さんがどうする気なのか楽しみです!!


9話も風呂敷にぐるぐる巻きにしていただいて帰ります!!有り難うございましたー!

Re: 蓮さんが

> 本気になりましたね!!

ですね~ 蓮さんの今後に乞うご期待?

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