プロフィール

みー

Author:みー
FC2ブログへようこそ!


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


月と星と妖精ダスト

  蓮誕まであと・・・

検索サイト


Ranking


アクセスカウンター


オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2
☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。


(それまでの話) 1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話

LoveMonster 攻略不能の恋?!

ACT.10

(SIDE キョーコ)

「はぁ~~~~~~~~~~~~~~…」

バスルームの鏡の前で、私は盛大な溜息をついていた。

ダメね…ショータローのせいで、今日はセツ(役)に集中できなかった。

( セツでいられるのもあと少しだっていうのに       … )

本当にあと少しなんだ…って思ったら、胸がきゅうっと苦しくなった。

ショータローの事なんて考えるのはやめようっ…
今は、残された時間を…あの人に愛されるセツでいたい    …。

これから先、こんな風にあの人のそばにいられることなんて…絶対にないから。

深呼吸をして、セツカのウイッグを被った私は、自分に言い聞かせる。

( 私はセツカ!…役に集中するのよっっ、いつか、敦賀さんのように一流の役者になるんでしょう! )

自分に喝を入れていたら、ドアの向こうから聞き覚えのある着信音が聞こえてきた。

「…?!」

その音に慌てて飛び出していったけど、私の前には今、マジ怒りの敦賀さんが光臨している。

「…どういうことか、俺にもわかるように説明してもらえませんか?」

ど、どうしようっっ…
セツになりきれなかった理由がアイツのせいだって絶対にバレた…(涙目)

もぉ~~、社長のバカァ~~~っっ どうして電話なんて、、、

いいえ、社長さんにはここでのルールなんて通用しないのよ…
治外法権…違うわね、上司の命令は絶対!ってヤツだわ。
芸能界は縦社会だもの…社長のすることに文句なんて言えるわけがないのよ。
長いものには巻かれて生きろっていうじゃないっっ。

でも、でもでもでも~~~~~~~っっ
セツに集中しようとしてたのに、決意も新にしたその矢先に素に戻されるなんて…っっ

逃げ出すこともできない二人きりのホテルの部屋…しかも目の前にはマジ怒りの敦賀さんだなんて…
この後、どうしろっていうのよ~~~~~~っ 

心の中で大号泣してたら、沈黙の後、社長が言った。

「…それを聞いてどうするつもりだ   蓮」

いつものようにおちゃらけた声じゃない…ドスの利いた社長の声に驚いて顔を上げると、敦賀さんと目が合ってしまった。

「セツカを演じさせたのも、今回のことも、俺が最上君に課したミッションだ。
お前が彼女の変化を感じたのなら、それはミッションの成果といっていいんじゃねーか?」


黙ったままの敦賀さんに、社長の声が続く。

        私の変化がミッションの成果…?

「すべては彼女が失くした感情を取り戻す為のミッションなんだからな」

その言葉を聞いてドキッとした。

失くした感情を取り戻す為のミッション…

だけど、愛したい、愛されたいと願う気持ちを取り戻したのは…
今回のミッションのせいじゃない。

悪い魔法にかかる予感…意識し始めたのはきっとあの時。

でも、ショータローのことは…

      …アイツを好きだった頃の感情が揺り戻されてる?

違う…私はもう、ショータローなんて好きじゃない。

その証拠に私は、誤解されたくないって…思ってる。

ラブミー部のミッションだってわかれば、軽蔑される事はない…よね。
聴きたくて聴いたわけじゃない、ミッションで仕方なく聴いたんだもの…

でも、だからって…セツになりきれなかった言い訳にはならない…。

未練があるからアイツに囚われてるんだ…って思われたくない。

…でも、アイツが憎くて復讐する為に芸能界へ入ったことを、あの人は知ってる。

そうよ、この気持ちがバレてしまうことより、アイツに未練があるからだって思われたほうがマシじゃない。

私はあの頃と変わってなんかないんだって…思わせればいい。

この人を失いたくない…だから、絶対に、この気持ちは知られちゃダメだ    …っ

…だって、私はまだ、あなたに愛されるセツでいたいっ…

「最上さん…ちょっといいかな」

         私の名を呼ぶ敦賀さんの優しい声…

でも、この部屋にいていいのは、私(最上キョーコ)じゃない。

…俯いたまま、返事をしなかった私に、敦賀さんがもう一度名前を呼んだ。

「最が…」

だから、敦賀さんの声を遮るように、セツを憑かせた。

「…兄さん、アタシはセツカよ?」

アナタは私の愛しい兄…カイン・ヒールでしょう?と妖しげな笑みを浮かべて、兄さんに近づく。

ここにプライベートは持ち込まない…
ここにいるのはカインとセツカ…それがルールだったでしょう?

そんな私に、敦賀さんは苦笑を浮かべながら…言った。

「俺は最上さんと話がしたいんだけど…」

カインになろうとしない敦賀さんに、セツが剥がれそうになる。

…どうしよう…どうしたらいいの…大きな絶望が迫ってくる…

「兄さんっ…」

戸惑いを浮かべた顔を見られたくなくて、隠すように兄さんの腕にしがみつく。

だけど、耳元に聞こえてくる声は…敦賀さんのもの。

「最上さん…ごめん」

        ごめん?

なんで敦賀さんが謝るの…どうして、カイン兄さんを演じてくれないの?

「…そのままでいいから、聞いて欲しいんだ」

俯いたままフルフルと頭を振ってみせた。
すると、そんな私を見上げるように敦賀さんが屈んで私の両腕を掴んだ。

隠せないの…? 今にも溢れ出しそうなのは…気持ちなのか、涙なのか…

そんな私をみて優しく抱きしめてきた敦賀さんは…

「君が好きだよ…」

確かにそう…囁いた。

→ 11話へ続く
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

コメント

きゃーーー!

ついに兄さん、先輩の仮面を脱ぎ捨てて、告白ぅ!!!キョコさんの間違った決意(この気持ちがバレてしまうことより、アイツに未練があるからだって思われたほうがマシ)を翻すことに成功するのでしょうか!!
10話もいただいてかえりまっす!ありがとうございました!

ラブラブ?ピーチ急行に飛び乗った二人。運転手さん(みー様)にどこに連れていってもらえるのでしょうか!!ドキバクな急展開に魔人はもうドクドク!!(ドキバク越え)

Re: きゃーーー!

翻しつつシルシを刻んじゃう行為に及んでしまう…ピーチな展開を目指しますっっ

向かう先はもちろん、ヘ××でしょう! 
なんてたって、蓮さんが相手ですもの///

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。