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☆Novel contents☆ 

本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。




        もしかしたら 本当に来るのかもしれない

 …の存在を 許してもいいと思ってしまう日が      

Fairy Magic!? ~ 原色の楽園 ~

(SIDE クオン)


「…っ…どう…して…?…コーン……」

       こうなる事はわかってた。

…絶対視感を持ってる彼女の目を誤魔化す事なんてできない… 

「…どうして…そんなに…あなた 敦賀さんと身体の情報 同じなの    …?」

もう、メルヘン麻薬の効果が切れたのか…思ったより早かったな…なんて、思いのほか冷静な自分に驚いた。

          さぁ、なんて答えようか?

さっきまでは魔法のせいにして丸め込むつもりだった。
でも、これ以上…彼女に嘘をつきたくないと思う自分がいる。

( たった数十分の出来事なのに…この距離感…本気で羨ましいと思ってしまった… ) 

俺が今…考えている事は、彼女の思い出を穢すことになるかもしれない…

キラキラと期待に満ちた瞳でみつめられ、話しかけられたあの夏の日…
誤解を解かずに話を合わせてしまったことを…後悔してるわけじゃない。

ずっと心配してくれていた…彼女にとって コーンは、特別な存在。

“敦賀蓮”のままでは、きっと手に入れられない…

何重にも鎖をつけてずっと、押し込んできた…本当の自分…

心の中に…黒く渦巻く狂気を秘めていたとしても、
彼女の目には今も…妖精界の王子として映ってる。

もし、俺が…認めたら、彼女は…どうするんだろう?

( 知りたい… ) 

彼女との関係を 壊したいわけじゃない 

       … でも、変えたいと思ってる…

これは神様がくれた…チャンスなのかもしれない。

「…どうしてだと思う?」

まっすぐに彼女をみつめて、そう答えた。
すると、彼女は…目を逸らしながら、

   え…あっ、そう…魔法の影響かしら…そう、きっとそうよ!
声を借りたせいで、抑圧を受けて…身体まで声の提供者に似てきちゃっただけで…」


ジーッと黙ったままみつめ続ける俺に、視線を泳がせていた彼女が…止まる。
 
「……」

「…違う、の?」

不安そうな顔で訊いてきた彼女に、決心が揺らぐ…
俺は、彼女から視線を逸らして、海を眺めながら言った。

「ここで会えたのは…偶然…なんかじゃないよ」

偶然だけど…偶然じゃない。そう、これはきっと必然      

「…本当に敦賀さん…なの?」

彼女の声にゆっくりと振り向いた俺は…静かに頷いてみせた。

うそっ…敦賀さんが…コーンだったなんて…」

信じられないと見開いた目で俺を見上げる彼女に、告げた。

「…正確には、“敦賀蓮”を演じてきたのが…クオンなんだ
“敦賀蓮”は芸名だって…教えただろう?
本当の名前は…クオン・ヒズリ…」


社長に叱られるな…なんて思いながらも、俺は何かが吹っ切れた気がした。

「クオン・ヒズリ…って、まさか…先生のっ?!」

大きく驚いた後、俯いたまま押し黙ってしまった彼女。
そんな彼女に柔らかく微笑みかけながら、少しおどけるように言った。

「…最上さんがクオンを演じた時は、本当に驚いたよ…?」

「あ、アレはっっ…」

「父さんのあの説明で、コーンが浮かんだ…その勘の良さにね」

そう言うと…彼女はまた黙ってしまった。
時折俺を見上げ、何か言いたげな顔をしながらも、彼女から次の言葉は出てきそうになかった。

困惑するのは当然だ…そう思った俺は、その場を切り上げる事にした。

「…と、もうそろそろタイムリミットかな…
携帯をホテルに置いて出たから…
今頃、ミスウッズが心配してカンカンに怒ってることだろう」


それじゃ、と…立ち去ろうとしたら、引き止めるように彼女が言った。

「あ、…あのっ、、ヤシの実ジュース、付き合ってくれるって…言ったじゃないですか…」

「あー…うん、…だけど…」

やっぱり、敬語に戻っちゃうんだな…って、寂しく笑うと…彼女は俯いたまま言った。

「…だったら、飛ぶ所を見せてっ!…」

( だったら…って…あれ…?…敬語じゃ、なくなってる…? )

彼女を見ると、耳まで真っ赤に染めていて…俺は自然と頬が緩むのを止められなかった。

そんな俺に、気づいた彼女が…見せてくれた笑顔は…

( やばい…可愛すぎるだろっ/// )

俺は、その笑顔に       最高の魔法をかけられた…気がした。

~FIN~

→ Fairy Magic!?  ~ 原色の楽園 - SIDE キョーコ - ~
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