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月と星と妖精ダスト

  蓮誕まであと・・・

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☆Novel contents☆ 




それはきっと、甘やかな…過ち。


「大変だっっ、蓮っっ キョーコちゃんがっっ…」

焦った顔をして控え室に飛び込んできた社さんは、週刊誌を見せながら云った。

「キョーコちゃんが週刊誌にすっぱ抜かれた!」

深夜のデートと報じられたその記事には、彼女と店から出てきた男が、仲良さそうに手を繋いで歩いてる写真が掲載されていた。
彼女の手を引いて嬉しそうな顔で笑っている男は、ドラマで共演中の俳優だった。

ラブミー部を卒業した彼女にきた仕事は、ハートフルなラブコメディ。
彼女が主役を務めたそのドラマは視聴率も好調で、俺の記憶が確かなら…
写真を撮られたその日は、ドラマスタッフと飲んで、ほんのり酔っ払った恋人が上機嫌で帰ってきた日。

( …なるほどね、楽しかったわけだ… )

週刊誌の写真をジッと見ながら、無言になる俺に、社さんが焦り始める。

恋人と呼べる関係になって半年、今や半同棲生活を送っている俺達。
会えば離せなくなってしまう…そんな日が続いた結果、自然とそうなった。

…彼女を疑ってるわけじゃないが、それでも、日々綺麗になっていく『無防備な恋人』に心配は尽きない。

男の写真をみながら、俺はそのドラマを初めて見た時のことを思い出していた。

一緒に見ていた彼女が少し照れた顔をして俺に言ったのは         

「実は…敦賀さんを思い浮かべながら演じたんですよ?///」

付き合い始めの…まだ敬語で話す彼女が、はにかみながら言ったその顔がすごく可愛かったのをよく覚えてる。
でも、テレビでその演技を見たとき…俺の中にある感情が生まれたんだ。

こんな表情、芝居でして欲しくなかった…
他の男に見られたことがイヤで堪らなかったんだ。

役者である以上、公私混同なんてするべきじゃない…
自分だってそうしてきたし、これからも、それはお互い様だってわかってるのに、
…役だとわかっていても、胸が苦しくなった。

だけど、彼女に…そんな格好悪い姿は見せられないだろう?

だから、彼女の尊敬する先輩俳優を演じながら、そうとはわからないように彼女を抱いた。
肌を重ねる事で気持ちを誤魔化していたら、…ますます彼女を離せなくなってしまった。

「…一緒に暮らさないか?」

            そう切り出したのは、つい先日の事。

それ以前にも、同じようなニュアンスの言葉は告げてきた。

だが、その度に彼女は、困った顔をして…
共演者(女友達)が遊びに来る事もあるし、何かあったら…と、いろいろ理由をつけては、遠まわしにその誘いを拒んできた。

俺に迷惑を掛けたくない…二言目には必ず彼女が云う言葉だ。
それを裏付けるように、今だって…彼女のスキャンダル対策には余念がない。

そんな彼女の初スキャンダル     … 冷静でいられるわけがない。

      相手が俺じゃないから油断してた?

状況を見れば、それが事実じゃない事はわかるけど、写真に写ってるのは彼女で間違いない。

( 俺との交際は頑なに隠そうとするくせに       … )

「いざっていう時、家は別にあった方がいいじゃないですか…」

君の言う、いざという時ってどんな…?

        その理由を考え始めると不安になるんだ。
だから…余計に帰せなくなる。

こんな気持ちは初めてで、どうしたらいいのかわからないんだ。

( もっと俺を欲しがって、好きだって云って      ? )

そんな不安を打ち消すように抱いて…意地悪をするのも、俺じゃなきゃ満足できないように変えてしまいたいからだ。
ずっと繋がっていたい位…君を愛してるんだとその体に刻み込んで…想いの丈をぶつけるように、腰を打ちつける。

そばにいて、俺だけをみて、他の誰にも見せたくないんだって叫びを肌で感じて欲しくて。

真剣な顔で言った俺に、彼女は…少し時間を下さいと云った。まだその返事は貰っていない。

スキャンダルはそんな最中に起きた。

小さく息を吐き出した俺は週刊誌を閉じると社さんに向かって云った。

「…まぁ、慌てなくても、誤解なんだからすぐに沈静化しますよ?」

パパラッチに狙われるのは、彼女がスターになったという証拠…

「それはそうなんだけどさ、相手の方はまんざらでもないっていうか…まぁ、いくら酒が入ってたからって、キョーコちゃんに限って間違いを起こすなんてことはありえないんだけどさ」

確かにあの日の彼女は酔っ払ってた…でも、泥酔するほど飲んでたわけじゃない…
ソレは、彼女にとっては取るに足りない出来事だったって事だろう。

自分を過小評価してる彼女は、そういうことに疎い…冗談や社交辞令だと思い込む節がある。
その度に、俺がどんな思いをしているかなんて…あの娘は知らないんだ。

「…まぁ、相手が俺じゃないってとこは、正直気に入らないですけどね…」

平静を装って云ったのに、社さんは急に明後日の方を見て謝って…慌てて付け加えた。

キョーコちゃん、ごめんっっ…あっ、で、でも…キョーコちゃんは二次会には参加しないで帰ったらしいし、、蓮が心配するような事実は何もないからさっっ」

( 何かあったら、それこそ許さないよ        ? )

彼女がその日うちに泊ったことを知らない社さんに、俺はこれでもかって位の綺麗な作り笑顔で確認した。

「…それは、この記事に遠慮する事はないって解釈でいいってことですよね?」

その言葉に、社さんは大きく目を見開いてぱちくりさせた。

    え?…や、それは…暫くの間は記者が張り付いてるだろうし、キョーコちゃんに会うのは…無理、、いやっ、控えた方が…」

「……」

「…ヒィ~~~ッ…だから、あの…」

怯えた表情をする社さんを見下ろして、そのままにこっと笑ってみせた俺は…

「…わかりました、俺が誤解を解いてきます」

「え…あ、うん…って…えぇっ??」

そう云うや否や、俺は彼女に連絡を入れた。

そして、数時間後          …ここは某ホテル。 

いつものように変装して現れた彼女を部屋に招き入れた俺は、目の前でウイッグを外す…困った顔をした恋人をジッとみつめた。

「あのっ…ご、ごめんなさいっっ…でも、誤解だからっっ…あの時、周りにスタッフもみんないたし、手を繋がれたのも一瞬のことだったし、、、まさか、あんな記事になるなんて思いもしなかったから…」

俺の顔色を窺いながら、言い訳する彼女を見て、フゥーと溜息をついた。

確かに君の言う通りなんだろうと思う…写真の店は打ち上げでよく使われるところだし、1次会で帰って来た彼女が彼と何かあるわけがない。
それは、俺が一番よく分かってる…でも、気のある男に隙を見せた…あの日の君が楽しそうだったのは事実だ。

「…それで?」

キュラキュラと眩しい笑顔でわざと笑って見せたら…
どんなお仕置きをされるんだろうって、小動物みたいにビクビクと怯え始める彼女。

そんな姿も可愛くて堪らないから、つい許してしまいたくなるけど… 

       俺の不安を煽った責任は取ってもらうよ?

「…それでって…何をすれば許してもらえる…でしょうか…?」

首を曲げながら涙目で敬語になる彼女をジーッとみつめながら、、、考えるふりをする。
そして、熱っぽい視線を投げかけて彼女を試す       

「…どうすれば俺の機嫌が直るか、わからない…?」

距離を詰めながらそういった俺に、彼女は目を瞑ってキスをしてきた。

そして、恥かしそうに俺を見上げながら…

「…ダメ?///」

その表情はずるいだろう…///って思ったが、ここで折れたらダメだと必死に顔を作る。

フゥッと息をつくと、彼女は泣きそうな顔で抱きついてきて…

「…な…何でもするから…許して…私が好きなのは…っ」

あなただけ      って…瞳でみつめられた。

そんな彼女に我慢ができなくて、塞いだ唇…重なり合う身体。

でも       コレで終わりじゃない。

君が誰のモノなのか、証明しないといけないって…よくわかったからね?

そうだな…スキャンダルを利用しようか?
それもとびきりのサプライズ付きで         

イヤとは言わせないよ?…ごめんなさいの代わりに欲しいのはサイン。

~ FIN ~
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コメント

理性の紐はキレていないけど

違う紐がキレた蓮さん。

キョコさんはもう諦めるしかないですね!うん!

Re: 理性の紐はキレていないけど

『ごめんなさいのkissing you』を聞いての妄想だったので、、、(笑)
なんだか耳に残るんだよね~あの歌が、、、

切れちゃいましたね。うふふ。
キスだけじゃ済まないのがうちの蓮さんです。

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