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  蓮誕まであと・・・

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☆Novel contents☆ 

(それまでのお話)1話 2話 3話 4話 5話 


あの夜とその後の二人

(SIDE キョーコ)

「それは      …聞いたら、もう後戻りできなくなるけどいいの?」

そう云って、熱の篭った瞳で距離を詰めてきた彼は…そのまま私の唇を奪った。

逃げようと思えば逃げられたゆるい拘束…だけど私は、逃げなかった。

彼から与えられる熱に、自ら目を閉じて受け入れたんだ        

彼の腕の中で迎えた朝、…断片的な記憶でしかないソレも、身体はしっかり覚えている…らしい///。

目を閉じれば浮かんでくる…私をみつめるあの人の熱さと切ない息づかい…
恥ずかしささえも甘い疼きに変わっていく…なんて…

いやぁぁあああ~~~~~~~~~っっ///…
なんてふしだらなことをしてしまったのぉっっ

( どんな顔をしたらいいの…恥かしすぎるっっ…今すぐ消え去りたいっっ ) 

そう思ったくせに、…静かに寝息を立てているあの人の綺麗な寝顔をこっそり見上げてしまった。

「……」

…見惚れてしまった。

って~~~っ!こんなことしてる場合じゃないわっ!
いつ起きちゃうかわからないのよ?…逃げるなら今しかないわ。

あの人を起さないようにそっと抜け出そうとしたとき、ズキンッと下腹部に激しい痛みが走った。

あまりの痛みに思わずその場にうずくまってしまった私を包み込んでくる…あの人の優しい腕。

「ごめん…無理をさせて、…君が可愛すぎて止められなかった…」

そういって背中にチュッとキスを落とされて、居た堪れなくなった私は、抗議すべく真っ赤な顔を上げた。
でも、次の瞬間…私の口から出てきたのは違う言葉だった。

「その瞳…どうして      ?」

見覚えのある瞳の色に驚きを隠せなかった      

そして、私は…彼がついた最大の嘘をこの時知ったんだ。

でも、彼の秘密を知って、その悲しみの理由を知った私が、彼のついた嘘を許さないわけがなかった。

好きだと言う気持ちの前では…彼のついた嘘なんて何の枷にもならなかった。

むしろ、運命だと、私は初めて…神様に感謝した。

あの夏に出逢った事も、ショータローに捨てられたことも、すべてはこの人を愛する為の布石…

私を必要としてくれるのなら…それで彼を救うことができるのなら、一緒に地獄に落ちても構わなかった。

私を悲しみから救ってくれたように、今度は私が、この人を過去の呪縛から…
自分を殺して生きてきたこの人を解放してあげたい。

彼の頬を伝う涙を拭った私はそっと…頭を胸に引き寄せて、
…もう一人じゃないよって…わたしがそばにいるから…って彼の頭を優しく撫でた。

すべてを打ち明けてくれた彼に…私も、本当の事を告げた。

坊の中身が私だってことも、
本当はずっと前から、好きだったってことも     

それを知ったあの人は、驚いた後、手で顔を覆うようにして照れていたけど…
嘘をついてたのはお互い様だったんだねって…顔を見合わせて笑った。

コーンは妖精じゃなかった…私の知ってる敦賀さんも、彼(久遠)の一部に過ぎなくて…
まだまだ知らない顔がきっとあるんだと思う。

私しか知らない彼の顔…それを知る特権を与えられた事が嬉しかった。

私だけの王子様…そばにいられるだけで幸せで、私は…きっと誰よりも幸せなお姫様になる。

…幸せのあまり発動したメルヘン思考にストップをかけたのは、拗ねた顔をした彼の言葉だった。

「これからは何でも俺に相談して…キョーコちゃん」

それは、コーンの言葉…で、私しか知らない彼の本当の…姿なのだと思ったら愛しくて堪らなかった。
でも、それに続いた言葉は、どこかで聞いた…敦賀さんの言葉と同じで、それがなんだか可笑しくて、私は笑ってしまった。
でも、彼は真剣な顔で、私に言うの。

悠君とのこと…俺が何とかするからって…
二人きりで会うことも禁止って      … 

その甘い束縛が私をどれだけ愚者にさせるんだろう…って、ほにゃらって緩んでしまう私に彼は…

「今度、約束…破ったら、お仕置きだよ?」

そういって彼は笑ってたけど、その目の奥が笑ってないことに気づいた私は、はいっって思わず敬礼を返した。

…怒らせるとものすごく怖い人だってことを身を持って知っている私は、彼の言いつけを守って、悠君と二人きりにならないよう細心の注意を払って行動した。

そして、あの人に呼ばれて…過ごした二度目の夜、最終話のゲストとして出演する事を聞かされた。

監督からは特別出演で先生にオファーを出してるって聞いてたから、少しガッカリしてしまった。
そんな私を見透かすように、彼が言った。

「…そんなに父さんと共演したかった?」

少し拗ねたような顔をした彼が可愛くて、そんなことないですよって…首を傾げてみせると、

「~~っっ」

…ギュッと抱き寄せられた。そして、耳元で甘く囁かれた。

「俺以外にそんな顔みせちゃダメだよ…?」

彼にみつめられて…高鳴る心臓は今にも飛び出してしまいそうな勢いで鼓動を刻む。

ゆっくりと近づいてくる彼の唇に、私は静かに目を閉じた…。

そうして放送された最終話…まさかの濡れ場まで披露する羽目になったソレは、最高視聴率を記録し、その後のオファーに大きな影響を与える事になった。

役者の心の法則…を教えてくれたのは彼なのに、
仕事だって、お互い様だって…わかってるのに、
彼がしてくれる妬きもちが嬉しくて堪らない私がいる。

プライベートでキスをするのは貴方だけ…

       だから、その可愛い顔を見せるのも私だけにしてね?

~FIN~

拗ねた顔をする彼に、キュン死しそうなほど萌を感じるキョコさんなのでありました。
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コメント

あま~い!!(≧∇≦)

素敵なあま~いお話ありがとうございます!!
やっぱり蓮様の「嫉妬深くて魔王降臨しちゃうけど、ちょっと拗ねちゃったりして可愛い姿」ってサイコーですよね。
萌えツボ、グイグイ押されちゃいました(≧∇≦)
蓮様の拗ね顔にキュン死しちゃうのはキョーコちゃんだけではないですよね~(≧∇≦)
素敵なメロキュン⁈ 蓮誕⁈ でした\(^o^)/
ありがとうございます~\(^o^)/
引っ越し、荷づくり大変だとは思いますが頑張ってください!!
風邪などひかれませんように、お身体ご自愛くださいませ!!

うふふ

キョコさんの最後の台詞がいいですね!「だから、その可愛い顔を見せるのも私だけにしてね?」

互いにキュンキュンしまくりなこのカップル。双方駄々漏れの愛情と色気が過ごそうです。

楽しいお話を有難うござました!

お引っ越し作業、スムーズに済ませられますように!

Re: あま~い!!(≧∇≦)

コメレス遅くなってすみません~
喜んで頂けてよかったです。
可愛い蓮さんに…キュン死 しますよね~~(笑)
無防備なキョコちゃんに対して心配するあまり、
ヒズリ家特有の重量級の愛を披露することになっていく・・・蓮さん。
いろんな面を見せてくれる彼ですが、格好良くて可愛いなんて、ちょっと、いや、かなりずるい…罪作りな男ですね。
荷造りも頑張ってます~。

Re: うふふ

独り占めにしたい・・・けど、できない。
でも、こんな彼を知ってるのはきっと私だけ・・・っていう、くすぐったいような幸せをキョコちゃんにはたくさん感じてもらいたいですね~。
まぁ、その二次被害として…周囲が色気にあてられ、砂を吐きまくるのは、必然、、、仕方のないことでしょうね。(笑)
引越し、ガンバリマース!

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