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  蓮誕まであと・・・

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☆Novel contents☆ 

(それまでの話)  1話


CASE2  ~ GET THE VICTORY MARK ~ 2話
(SIDE 蓮)

         それは本当に突然の出来事だった。

社長からの呼び出しで向かったそこには、同じように呼び出された彼女がいた。
そして、もう一人、長身の男性の姿があった。

何だろうねとアイコンタクトを交わす俺と彼女を見て、社長がにんまりと笑った。

その顔に嫌な予感         … 的中。

「彼が今日から、最上君のマネジャーとなるリアン・デュリス 君だ」

      え? 

突然の事に驚きを隠せなかった。
社長に紹介された彼は、モデル顔負けの長身に甘いマスクを持つ白人男性…

( どうみても、マネジャーという感じじゃないだろう?!)

バッと視線を社長に向けた俺は、ニヤニヤと俺を見る社長の顔に、いつかの言葉が甦った。

『そろそろ最上君にもマネージャーをつけてやるかなぁ?すげェ男前の。』

( 社長…忘れてなかったのか、あの言葉。 )

ムゥ…と、思わず頬が引き攣りそうになったが、、、

「ええっ、あの、星さんに何かあったんですかっっ?」

            彼女の言葉でハッと我に返った。

そうだ、彼女にはすでにマネジャーがいるじゃないか、、、敏腕でベテランの…彼女のことを娘のように見守る俺にも手厳しい星マネージャーが!!

「星君なんだが、実はぎっくり腰をやっちまってな、、、やはり、寄る年波には勝てないもんだな。これを機に少し休養を取らせてくれって連絡がきてな…彼に代役を頼んだんだが、、いい男だろう?」

( …また、俺で遊ぶつもりなのか、この人は…)

ニタァーッという笑みも、いつも通り爽やかに笑って…かわす…はずだった。

だが、次の瞬間             

「初めまして、キョーコ!…リアン・デュリスです、僕の事はリアンって呼んでください」

スッとキョーコの前に立ったその男は、彼女の手を両手で包み込むように握って極上の笑みを零した。

金髪碧眼の貴公子…絵本から抜け出してきた王子のようなそのスマイルに、彼女が何を想像したのか手に取るようにわかった。
それが、単純に彼女のメルヘン脳を刺激しただけだとわかっていても、他の男相手にそんな顔をする彼女を見て面白いはずがない。

思わず、無表情になってしまった俺は込み上げてくる不快な感情を堪えながら、チラリと彼女に視線を落とした。

その瞬間、ピキンっと…何かを感じ取ったらしい彼女が固まった。

顔を伏せて固まっていた彼女だったが、次の瞬間、とびきりの笑顔を貼り付けて…(顔は固定したまま、俺を見ずに)…言った。

「初めまして…京子です、星さんが復帰するまでの間、お世話になりますね」

にこにこと彼に笑顔を向け続けるキョーコ…

どうやら彼女は『こんな俺』の扱いに慣れてきたらしい…
そんな彼女の対応に冷静さを取り戻しかけた俺だったが、、、

「僕は、期間限定で君を担当するつもりはないよ?」

笑顔でそう切り替えしてきた男は、視線を俺に移して宣戦布告してきたんだ。

「僕は、公私共にパートナーになれるよう、キョーコを迎えに来たんだから…」

(         公私共に…だと?)

挑戦的な目で放たれた言葉に、その場の空気が凍りついていく。
…戸惑いを隠せないキョーコを前に彼は言葉を続けた。

「僕はね、キョーコ…君をスカウトしにきたんだ」

不測の事態発生に社さんが、彼と俺を交互に見てから、社長に目で助けを求めた。
すると、フゥー…と息を吐き出した社長が、やれやれという顔で仲裁に入った。

「ったく、リアンっ…お前も余裕ねーな、、、それはまだ先の話だって言ったはずだろう?」

先の話?…社長は何か知ってるってことか       

「         どういうことですか?」

考えるよりも早く、発せられた低い声       

真っ向から彼女を奪うと宣言した男が、マネジャーになるなんて許せるはずがない。

一触即発…という空気を醸し出す俺達にオロオロすることしかできなかった社さんが、、ハッと思い出したような顔をして呟いた。

「リアン…デュリス…って、もしかして…?」

          その言葉に社長が答える。

「…エルトラの息子だ、…半年前までは、彼もお前達と同じステージで活躍してたがな」

同じステージ…役者をしてたってことか?

「活躍だなんてそんな、僕なんて大した事ないですよ、日本語で言う所の…親の七光り、、でしたっけ?
そのおかげで活動してたようなものですから」


「……」

彼の声のトーンは明るかったが、社長の表情が物語る…彼の過去。

この部屋にいる人間は、俺の過去の事も知っているから…空気が重くなった。
すると、フッと息を漏らした社長が、リアンについて語り始めた。

「謙遜するなって、…君も親に苦労させられたクチだろう。
けど、まぁ…エルトラは喜んでたがな、君が自分の跡を継ぎたいって言ってきたって…
          ところで、今回の事…ミシェル(母親)には話したのか?」


ミシェル…ミシェル・ショーン(ハリウッド女優)といえば…恋多き女優の代名詞のような存在だ。

             リアンは、あのミシェルとエルトラ・デュリスの息子なのか。

( そう言われれば、どことなく雰囲気が似ている… )

「それは…」

少し困ったような顔をして黙ってしまったリアン…

「ま、どういう心境の変化でこの道を選んだのかは聞かんが、
      この仕事も甘くはないぞ?」


そう云って、ギロリと凄みを利かせた社長に、その場にいた全員がピシィッと姿勢を正した。

「とにかく、星君が復帰するまではリアンに最上君を任せる、話は以上だ」

問答無用!という空気の社長にそれ以上は聞けなかったが…

「ま、公私も使い分けられないようなマネージャーには、エルトラの跡は継げないだろうがな」

社長が釘を刺す為にわざと呟いて聞かせたその言葉を…今は信じるしかなさそうだ。

→ 3話へ続く
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コメント

おお~!!

更新お待ちしてましたよ!! ありがとうございます!!

今回の馬の骨は、これまた大変そうな骨ですね~
生まれも育ちも、職業や、外見さえも蓮様といい勝負なんですね。 思い込みも激しそうだし、何よりキョーコちゃん奪う気満々なんですね。
いくら蓮様とキョーコちゃんが付き合っていても、マネージャーという立場を利用して邪魔しそうだし…
どんなお話になって、どんなハラハラドキドキするんだろう…私
あ~、続きも楽しみです!! 更新待ってます~!!

いやっほ~いぃ!

Welcome back みーさんworld!

は~~ぁっ・・・
蓮とキョーコが、オ・ア・ツ・イ朝を迎えての、はい登場!

みーさん。ぜひとも蓮さま(クオン君)に、どうぞ・・・

『大丈夫!』

・・って、お伝えくださいませ。

みーさんworldに、どっぷり肩まで浸かってのぼせそうですよ・・・まだ第2話だというのに・・・

でも湯で上がる覚悟で読んでますので(?)、どうぞもっと熱湯風呂のような展開でも、なんでもござれっ!

続き、楽しみにしています

美海

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